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日本文学

2021/9/4

小説 恋愛 日本文学 書評

盲目的な恋と友情_辻村深月

盲目的な恋と盲目的な友情、そこから生まれる歪みとは【盲目的な...

人生を変えるような恋愛に夢中になる女性と、その女性を大切な友人、親友と思って接している女性。この二つの視点から描かれた、恋愛と友情の究極を描いた作品。この二つが大きくなった時に現れる歪みとズレに。最後の結末には思いの強さに恐怖を感じるかもしれません!

2021/9/4

小説 日本文学 書評

BUTTER_柚木麻子

会う人を洗脳する彼女の存在とは!そしてその本性とは!【BUT...

高齢の男性を自殺と見せかけて殺害した容疑をかけられた女性は、会う人を洗脳していく。実際にあった事件をモデルにしていると言われるこの作品が魅せる、人間の心の奥底に眠る誰にも言えない感情。徐々にそれを自分自身も認めて、前を向こうとする人間の心情の変化と料理のリアルな描写が読む人を引き込んでいきます。

2021/9/4

小説 日本文学 書評

白鳥とコウモリ_東野圭吾

彼の証言に感じる「違和感」。その違和感の理由は切ない罪と罰【...

守りたかった。ただそれだけ。だから嘘をついた。しかし、その嘘が事態を思いもよらぬ方向へと向かわせてしまった。優しさからついた嘘が罪なのか、その罪に与える罰は。真実が明らかになった時に白鳥とコウモリは果たして一緒に空を飛べるのか。その過ちは断罪させるべきなのか。東野圭吾氏の世界を存分に感じることが出来る作品です。

2021/9/4

小説 日本文学 書評

消滅世界_村井沙耶香

その世界は本当に消えてしまっていい世界なのか【消滅世界】

夫婦間のセックスがタブーとされ、家族という形も大きく変わってしまう未来の世界。今の世界を生きる私たちの感覚でこの作品をどう受け入れ、どう読むか。私たちが住むこの世界がこうなってしまうのか。消滅する世界を完全に消滅させることが出来るか。人間の本能と人工的な変化の静かな葛藤が描かれる。人間はどう順応していくのか!

2021/9/4

小説 日本文学 書評

正欲_朝井リョウ

理解しなくていい、ただそっといておいて欲しい【正欲】

理解してほしい訳じゃない。ただそっとしておいて欲しい。想像できないことはこの世の中に多く存在しているということを思い知らされる作品。今までの自分の中の考えを新しい考え方へと導く作品。肯定的な傑作と捉えるか、否定的な問題作だと捉えるか、現代の多様性が網羅できていない世界の存在を知ることになる。

2022/1/12

小説 日本文学 書評

告解_薬丸岳

あの人が僕を人間に戻してくれた。【告解】

飲酒した上に人を轢いて逃げてしまった。その罪を償う刑期を終え出所してきた男性は、それからの人生をどう生きるか、生きるためには被害者の家族と会うべきなのか、自分は罪を償えたのか、罪を償うということがどういうことなのか、それを理解して分からせてくれたのは、ある意外な人物だった。罪を償うということを考えさせられる作品。

2021/9/25

小説 日本文学 書評 電子書籍

双頭の鷲は啼いたか_樹亜希

運命を狂わされた二つの同じ顔【双頭の鷲は啼いたか】

電子書籍で読むおすすめの小説!「双頭の鷲は啼いたか」樹亜希さんの作品!3篇からなる短編集。偶然の事故で出会ってしまった同じ顔を持つ二人。彼らの人生が思いもよらぬことの発覚で大きく狂ってしまう!二人を出会わせたのは神の気まぐれか、それとも運命だったのか。予想外の展開が読み手を引き込む!

2021/9/4

小説 日本文学 書評 芥川賞

推し、燃ゆ_宇佐見りん

私の推しがファンを殴って炎上しました・・・【推し、燃ゆ】

第164回芥川賞受賞作品!2021年本屋大賞9位の入賞!話題の「推し、燃ゆ」の読書感想文です。現代の推しとファンの関係、ファンの少女の心情の変化を実にリアルにそして、テンポのいい文章で描いていく。まさに現代のリアルを細かく忠実に表現した作品だと感じました。納得の表現力で読者をその世界に引き込みます!

2022/2/20

小説 日本文学 書評

夜空に泳ぐチョコレートグラミー_記事TOP

私の居場所は、こんなところにあったんだね。【夜空に泳ぐチョコ...

「52ヘルツのクジラ」で本屋大賞を受賞した町田そのこさん。その先生の名作「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」を読みました。人がこの広い世界で生きていく事の難しさ、でもそこで生きていこうと前向きになる気持ちを持たせてくれる作品。本屋大賞受賞作家さんが送る登場人物の心理描写、そして人間関係のその表現が実に魅力的な作品です!

2022/2/20

小説 日本文学 書評

52ヘルツクジラたち

あの時のわたしは、52ヘルツの声をあげていた。【52ヘルツの...

「52ヘルツのクジラ」、そのクジラは「世界で最も孤独なクジラ」と言われています。幼い頃から親からの虐待をうけ孤独な時間を過ごしてきた二人。その二人にしか分からない。心の奥から発せられる声。その声を受け止める難しさ、その言葉を発する難しさ。悲しさの中から前を向こうともがく人の強さが分かる作品。2021年本屋大賞。

2021/9/4

小説 日本文学 書評

告白の余白_記事

言葉の余白に込められた本当の思いとは?【告白の余白】

故郷に帰ってきた双子の兄は、ある言葉を残して自殺してしまう。その兄が亡くなる前に過ごした「京都」。そこには歴史を重ねた、その土地の独特な雰囲気と「言葉」があった。そこで出会うある女性。そしてあの言葉に含まれていた「余白」の本当の意味とは一体!言葉が持つ繊細さや奥深さを改めて感じることが出来る作品。

2021/9/4

ドラマ・映画化 ミステリー 小説 日本文学 書評

13階段_高野和明

冤罪を晴らす!「階段の記憶」その記憶に秘められた意味とは!【...

死刑が確定した彼には事件の記憶がない!果たして彼は本当に犯人なのか、その事件の真相に迫る!そしてその事件の真相がみえてきたとき、見えてきたもう1つの事件との関係!そこには仕組まれた「復讐」の思いがあった!多くの謎が絡み合った二つの事件の真相、そしてその関係が明らかになる!思わずうなってしまう結末に大満足の作品!

2021/9/4

ドラマ・映画化 ミステリー 小説 日本文学 書評

青の炎_貴志祐介

大切な家族を守りたかっただけなんだ、ただそれだけだった【青の...

青年はただ、大切なものを守りたかっただけ・・・その正義が、青年を悪の道へと向かわせる。彼にはそうするしかなかった。そうやって守るしか方法がなかった。1つの過ちが、彼を2つ目の過ちへと導いてしまう。そのあまりにも切ない犯罪者に自分ならどうしただろうと考えさせられるミステリー作品!

2021/9/4

ドラマ・映画化 小説 恋愛 日本文学 書評

ぼくは明日、昨日のきみとデートする_記事TOP

一目惚れした彼女は、僕が助けるまだ見ぬあの娘【ぼくは明日、昨...

一目惚れした彼女は、これから僕が助ける、まだ会ったことのない、あの娘だった。不思議な世界で繰り広げられる恋愛。その切ない結末にジンとします。切ない恋愛小説を読んでみたいという方にはおすすめの1冊です。ベストセラー100万部を突破した人気恋愛小説です。

2021/9/4

小説 日本文学 書評

すべて真夜中の恋人たち_記事TOP

真夜中は、なぜこんなにきれいなんだろう【すべて真夜中の恋人た...

真夜中は、なぜこんなにきれいなんだろう。明るさがなくなり、その中でそっと輝く光。儚い光の美しさを、イメージしながら、人間関係や恋愛に不器用な女性が一生懸命気持ちを感じようとするその姿に感動できる作品。触れたら壊れてしまいそうな彼女の心の繊細さ。その変化を実に細かく描写された美しい作品でした。

2021/9/4

ドラマ・映画化 小説 日本文学 書評

「わたしはあんたたちを絶対許さない」【贖罪】

「わたしはあなたたちを絶対許さない」。幼い少女たちに投げつけられたこの言葉は、彼女たちの人生を負の連鎖へと向かわせる。人生を狂わされた少女たち、そして娘を殺された母親。本当に「贖罪」をしなければならないのは少女たちか、母親か、それとも・・・。その真実を知った時、その真実の悲しさと贖罪の本当の意味が分かる。

2021/9/4

小説 日本文学 書評

銃:中村文則

その圧倒的な魅力の前に人は自分の行動を制御できるか【銃】

人は圧倒的な魅力に出会った時、自分の変化をどう受け止めていくのか。越えてはいけないラインがあったはずなのに、そのラインを越える理由を探すその心理。誰にも言えない思考を頭の中で廻らせながら、その行動を正当化していく、正当化されたその魅力に人は抗うことができるか。その魅力に支配された人間が最後にとった行動とは。

2021/9/20

小説 日本文学 書評

本日はお日柄もよく_記事TOP

言葉が持つ力、魅力を改めて知ることになる【本日は、お日柄もよ...

私たちが日常的に使っている「言葉」。話したり聞いたり、書いたり読んだり。本書ではこの言葉の持つ力。言葉が時には世の中を動かすことがあるということに焦点を充てて物語が描かれています。言葉が持つ魅力的な力を改めて知ることになる一冊です。自分たちが話す言葉の大切さを感じましょう。

2021/9/4

小説 日本文学 書評 芥川賞

コンビニ人間_村田沙耶香

普通じゃない、だから異物。普通って何ですか?治すって何を?【...

コンビニで働く女性。彼女は周りから「奇妙な子」と言われながら育ってきました。彼女は家族のために、普通に生きようと自分を隠して生きています。コンビニで働く、そこでは自分が周りと同じように普通と思われている。そう思わせることが出来る。でもここで思う。「普通って何ですか?」読者がこの問いの答えを考えることになります!

2021/9/4

小説 日本文学 書評 芥川賞

影裏_記事TOP

心を許したたった一人の友人には知らないもう一つの顔があった【...

信じて心を許した親友。その親友が突然姿を消した。その親友を探していくうちに、親友には知らないもう1つの顔があった。親友にもし知らない顔があったとき、人はその事実にどう向き合うのか、読者はその答えを考えることになる。芥川賞受賞作品「影裏」人間関係について深く考えさせられる作品です。

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