心情・思想 《感想》◆東京百景◆ 現れた新たな人格、その存在に恐怖する! 私が好きな作家さん又吉直樹先生。又吉先生の作品で何が好きかというと先生が描く、人の心。心情の変化を描くのがとても絶妙というか繊細で思わずうなずいてしまうくらい共感できる。その様子が手に取るように伝わってくるそんな表現です!上京した時の心情を面白く、そして繊細に描く、エッセイ集!思わず笑ってしまうそんな優しい作品! 2022.11.03 心情・思想読書感想小説青春人生・人間ドラマ
読書感想 大切な家族を守りたかっただけなんだ、ただそれだけだった【青の炎】 青年はただ、大切なものを守りたかっただけ・・・その正義が、青年を悪の道へと向かわせる。彼にはそうするしかなかった。そうやって守るしか方法がなかった。1つの過ちが、彼を2つ目の過ちへと導いてしまう。そのあまりにも切ない犯罪者に自分ならどうしただろうと考えさせられるミステリー作品! 2021.03.14 読書感想小説サスペンス
読書感想 なぜ、娘は死んだのか!娘を奪ったアイツを絶対に許さない!【罪の余白】 兄弟の優しさを思い出させてくれたのは、父が残してくれた一挺のバイオリンだった。バイオリンのルーツをたどるために旅に出た弟は、旅先でである人たちの心にふれ、家族、兄弟の本当の優しさ、絆を思い出す。その思いは幼い頃からずっと変わっていない。それを思い出した時、弟の口からでた言葉に涙します。 2021.01.29 読書感想小説サスペンス
読書感想 この熱く激しい思いをぶつけられるのはあなただけ【冷静と情熱のあいだ Rosso】 熱く激しい恋愛をしたことがありますか?あんなに激しく愛し合ったのに終わってしまった恋。そんな過去を持った一人の女性が、心に空いた穴を埋めるために感情を抑えながら生きている様子を繊細な背景で描く恋愛小説。きっとあなたも、あの恋愛を思い出してしまいます。 2020.11.30 読書感想小説恋愛
読書感想 家族の望みは最後にどんな形をむかえるのか【望み】 そう望むことは悪いことですか?息子が加害者?被害者?そんな状況になった家族のリアルな心中を描いた作品です。息子を信じる家族の思い。その望みがどう批判されるか、そんなことはわかっていても望まずにはいられない。深く心に刺さる作品です。 2020.11.01 読書感想小説泣ける・感動サスペンス
ミステリ― これが、存在してはいけない化け物だ!【代償】 こんな悪を私は知りません。本書を読んで、本当に逃げられない怖さを感じました。遠縁の同年齢の少年と、その少年に運命をめちゃくちゃにされた少年の戦いを描いています。それまでの平凡な生活が突然一変します。なぜ、こんなことが起きるのか?こんな目に合うのか?なぜアイツは自分に付きまとうのか?あの悪魔の目的は一体何なんだ! 2020.10.02 ミステリ―読書感想小説
読書感想 触れない愛の形、触れあう愛の形、求めるのは・・・【シルエット】 女性の体に嫌悪感を持っている彼との恋愛。高校生の少女は、心から溢れる愛をどう抑えて、どう表現すればいいのか、その心と行動の変化に少女から大人への変化を感じる作品です。失ってしまった、それが分かった時彼女がとった行動とは。 2020.09.26 読書感想小説恋愛
小説 どうか幸せになって、あなたを憎らしいと思わせて【ナラタージュ】 本書は、島本理性さんの書き下ろし恋愛小説。先生に恋した女子高生、生徒を愛した先生のストーリーです。しかし、ただドキドキ、ワクワクの恋愛小説ではありません。魅かれあう先生と生徒の関係、卒業してもなおその先生のことが忘れられない。少女から大人へと変化した二人の愛はどんな結末を迎えるのか! 2020.09.22 小説恋愛読書感想
読書感想 この小説は再読せずにいられない!「デルタの悲劇」 公園の池でわずか10歳の少年が溺死します。その事件から10年後に、その死に関して同じクラスメイトの不良少年3人が関与を疑われます。亡くなった少年の親友と名乗る男が、3人の前に現れて、事件の関与を正直に話すように迫ってくる。一体この少年は何が目的でこの3人に近付いてきたのか、事件の真相と、その少年の関連が少しずつ明らかになっていきます。しかし、その真相は最後の最後にどんでん返しを迎えます!あなたはその仕掛けに気付けるか! 2020.09.17 読書感想小説ミステリ―
恋愛 世界中の恋が終わっても、この恋は続く。「最後の恋」 本書のタイトルからも分かるように、恋愛のストーリーです。病気の弟を持つ女と、医者のタマゴである医学生の男の恋愛ストーリーになっています。悲しい出来事や過去の過ちを乗り越え二人がたどり着いた愛の形とは?その結末に涙する。 2020.09.16 恋愛読書感想小説
読書感想 あの時、あの場所で命を懸けて戦った人達がいた!【死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発】 日本人が忘れられない災害「東日本大震災」。地震だけでなく、津波、そして福島第一原発の事故。多くの日本人が当時テレビに釘付けになりました。現実ではないような災害と事故がテレビで流される日々が続きました。本書は、テレビではなく実際に現場にいた、発電所内で戦った男達に注目して書かれています。日本を守るために現場で命を懸け戦った男達の姿が胸を打ちます。 2020.04.15 読書感想小説歴史・時代ノンフィクション史実