本書は、「読者の目標を叶えるために書かれた本」です。何か目標を達成するために、やる気を出したり、自信を持ったりして努力してみますが、そのやる気を燃やし続けることが難しい。結果途中でやめてしまう。どうしてやる気が長続きしないのか、その原因を探りながら、潜在意識にアプローチしながら、その潜在意識を使ってやる気を継続させる方法について紹介されています。
「「心のブレーキ」の外し方」を読んで
本書はなんと10年間も読み継がれた名作です!著者はセラピストでパーソナルモチベーターである石井裕之さんです。本書以外にも、人の心に語りかける目標達成、人生を応援する作品を出版されています。
この本は、知識を学ぶためとか、楽しむための本ではなくて、あなたの目標を叶えるため、そのためだけに作られた本だからです。
(「はじめに」より)
このように、本書も人の目標を叶えるために、その方法についてアドバイスするために、それを応援するために書かれています。その結果、なんと10年読み継がれて、38万部突破のベストセラーです。どれだけ多くの方から支持されたかがよくわかりますね。
まずは動き出すことが重要!車と同じ!最初の動きに一番エネルギーが必要!
本書では、潜在意識を使って、目標や夢をかなえる方法について書かれています。
人生が思い通りに進まないのは、ほとんどの場合、この潜在意識の現状維持メカニズムが作用しているからだ
(P.16より)
潜在意識は今の自分の状態を変化させないように、現状維持するように作用するのです。ダイエットをしたとしても、今の体重を維持しようとするから痩せることが難しく、結局諦めてしまうという結果になるのです。
目標を達成するためには、潜在意識をうまく利用して、目標にしている自分へと近付けるように徐々に慣らしていく必要があります。潜在意識を新しい目標とする自分へと少しずつ慣らしていくことが出来れば、目標を達成することが出来ます。
最初の一歩にこそ、一番大きなエネルギーが必要なのだ
(P.21より)
これは車と同じように、最初の動き出しにもっとエネルギーが必要で、動き出してしまえば、あとはそれほど大きな力は必要ないというイメージです。
なんでも最初の行動が肝心ですね。最初の行動を始めてしまえば、意外と続けてしまっていたという経験は誰でもあるでしょう。例えばランニングをしようと思った時に、心の中で明日朝が早いからやめておこうかなぁとか、昨日走ったから今日はやめてもいいかなぁと色々な辞める言い訳を考えだします。
しかしそんな時、そう考えながらも、走り始めてしまったら、意外とやる気が出てきて、いつもよりも頑張ったなんてこと、ありますよね。そうなんです、動き始めるとあとは簡単なんです。つまり、何か始めるときに色々言い訳を考え始めたらとにかく動いてみる!これが大切です。
「「心のブレーキ」の外し方」はこんな方ににおススメ!
本書は、今何か目標を持っているんだけど、それを達成するモチベーションがなかなか上がらない、今の自分の人生が思い通りにいってない、前向きな気持ちは持っているんだけど、その気持ちが人生にうまく反映されていないと悩んでいる人に是非読んでいただきたいです。
潜在意識を活用して目標を達成するという考えで書かれています。潜在意識なんてと信じていない人もいると思います。しかし、今の自分の状況が思い通りになっていないという方は、やってみる価値はあると思います。潜在意識を信じていなくても、この行動を実際にやれば、何かが変わると思います。
潜在意識を信じなさい!と言っているのではなく、目標を叶えるための方法があるのならばその方法を信じてやってみるのも、1つの方法だと思います。
そんなことやってもうまく行くはずがないと考えるのは、ひょっとしたら今の自分を変えないように、潜在意識が働いているからかもしれません。
コメント