青春小説の感想を公開!

読書感想-小説-青春

これまで読んできた青春時代を描いた小説の感想を公開!
青春時代って何歳になっても思い出すものですね。
そんな誰もが思い返す青春時代を描いた小説を読んだ私が、自分なりの感想を読書感想としてまとめています。
あなたの小説選びの参考になれば幸いです!
読書感想

《感想》◆怪物◆
怪物は誰?怪物の正体とは?

是枝裕和監督の映画「怪物」を完全映画化したのがこの作品!タイトルから想像もできない深く心に沁みる、考えさせられる作品。タイトルが意味する「怪物」の正体とは一体!怪物は誰?友達?先生?家族?それとも・・・。怪物の正体が見えた時、読者はきっと深く考えることになる!
人生・人間ドラマ読書感想小説青春
佐野晶宝島社
読書感想

《感想》◆かがみの孤城◆鏡に吸い込まれた不思議な世界、城に隠された謎を解く

2018年に本屋大賞を受賞した辻村深月先生の作品。かがみの先にあったのはお城のような建物。その建物に集められた少年少女たちには、それぞれ心に抱える悩みがあった。彼らはその建物で、自分自身の存在する意味を考え始める。少年少女たちが一生懸命前を向こうとする姿に感動!幅広い年齢に人気の名作!
読書感想小説ミステリ―青春泣ける・感動
辻村深月ポプラ社本屋大賞
読書感想

《感想》◆死にがいを求めて生きているの◆
争わずに生きる方法を探す。血に惑わされずに生きられるか

中央公論新社「螺旋プロジェクト」という壮大な物語の「昭和後期」の時代を描いたシーソーモンスターと「近未来」の時代を描いたスピンモンスターの2作が収録されている作品!この作品では、海族と山族の関係に翻弄される嫁姑の関係を描いています。実に面白い着目点で軽快に物語が進んでいきます。伊坂先生の特徴が感じられる素敵な作品!
読書感想小説青春歴史・時代人生・人間ドラマ心情・思想
朝井リョウ中公文庫螺旋プロジェクト
読書感想

《感想》◆コイコワレ◆
海族と山族は仲良くなれない、その宿命に抗った二人の少女

中央公論新社「螺旋プロジェクト」という壮大な物語の「昭和前期」の時代を描いたのがこの作品「コイコワレ」。疎開先で出会った2人。忌み嫌い合う2人。でもなぜがその存在が気になってしまう。それは負けたくないという気持ちからなのか、何とかその関係を違う形で表現できないのか、いつかその存在を許し、分かり合えることができるのか、そして二人の少女がたどり着いた未来とは一体。
読書感想小説青春歴史・時代人生・人間ドラマ
中公文庫螺旋プロジェクト乾ルカ
読書感想

《感想》◆夏の終わり、透明な君と恋をした◆
俺はお前のことを絶対に忘れない。絶対だ

誰もが抱えている日常生活の中での悩み、そしてその悩みを乗り越えていく姿を、青山先生の優しく、そして温かい物語で描く。今、悩みを抱えている、疲れてしまっているあなたへおすすめの作品。2023年本屋大賞第5位を獲得した作品
泣ける・感動読書感想小説青春恋愛SF・ファンタジー
九条蓮スターツ出版文庫
読書感想

《感想》◆アヒルと鴨のコインロッカー◆
盗もうとした広辞苑、本屋襲撃の謎が明らかになる!

引っ越し先の隣人に「一緒に本屋を襲撃して広辞苑を盗もう」と頼まれる。いきなりの無茶なお願いを受けてしまった。一体どうして本屋襲撃をするのか?なぜ広辞苑なのか?その理由は2年前に起きた悲しい出来事、そしてある事件と繋がりがあった。その繋がりとは一体?第25回吉川英治文学新人賞を受賞した伊坂幸太郎先生の青春ミステリー小説。おすすめの作品です!
読書感想小説ミステリ―青春
創元推理文庫伊坂幸太郎
読書感想

《感想》◆線は、僕を描く◆
水墨画の美しさが見えるよう描くことで自分を解き放つ人間ドラマ

2020年に本屋大賞で第3位を獲得した名作!そして映画化も決定しています。水墨画に魅了される主人公の青年。彼は両親を事故で失い、喪失感により自分の内側に閉じこもってしまう。しかし水墨画に出会うことで、その内側の世界を知っていたことで、一本の線の表現の繊細さに気付くことになります。そしてやがてそれは外の世界に向けて羽ばたこうとするのです。水墨画に魅せられた人たちの感動の人間ドラマを描く!
読書感想小説青春人生・人間ドラマ
講談社砥上裕將
青春

《感想》◆東京百景◆
現れた新たな人格、その存在に恐怖する!

私が好きな作家さん又吉直樹先生。又吉先生の作品で何が好きかというと先生が描く、人の心。心情の変化を描くのがとても絶妙というか繊細で思わずうなずいてしまうくらい共感できる。その様子が手に取るように伝わってくるそんな表現です!上京した時の心情を面白く、そして繊細に描く、エッセイ集!思わず笑ってしまうそんな優しい作品!
青春人生・人間ドラマ心情・思想読書感想小説
又吉直樹角川文庫
読書感想

《感想》◆夜のピクニック◆
親友にも言えなかった同級生のアイツとの関係!

2005年本屋大賞受賞作品!「夜のピクニック」。多部未華子さん主演で映画化もされた青春小説!高校最後の大きなイベント「歩行祭」。そのイベントにはある決心をもって臨む学生がいた。親友にも言えなかった同じクラスメートとの関係。学生たちの脆くても強い初々しい心情を描く、あなたもきっと自分の青春を思い出す!青春感動小説!
読書感想小説青春
映画化本屋大賞恩田陸新潮文庫