《読書感想》
◆傲慢と善良◆
たった一度の嘘、運命の恋、そう信じたかった

読書感想小説恋愛人生・人間ドラマ

「傲慢と善良」

傲慢と善良:辻村深月
傲慢と善良:辻村深月

たった一度の嘘、運命の恋、そう信じたかった

傲慢と善良:読書記録
傲慢と善良:読書記録

「傲慢と善良」について

辻村深月先生の名作「傲慢と善良」。
2023年に最も売れたと言われる小説が遂に文庫化!そして映画化!

恋愛や結婚、そして人間関係をテーマにした長編小説で、「幸せとは何か」について鋭く切り込んだ物語です。
結婚のために婚活をする登場人物たち。本音と建前を上手く描いた作品。

主人公たちの心にある切実な思いと繊細な感覚。
この繊細な感覚を文章で見事に描いている辻村先生の文筆力が感じられます。

2024年9月には映画化もされて、さらに人気の作品になりました!

辻村先生の作品はほんとに好きで、かがみの孤城をはじめ、数々の人気作品がありますが、この作品も間違いなく辻村先生の代表作になるでしょうね!!

「傲慢と善良」の感想

やはり、さすが辻村先生と思わず声が出てしまう作品でした。
結婚したい男女が婚活で相手を探す。自分ならいつでも結婚できると思っていた。

この年齢になるまで結婚できないでいることで、相手に対して点数をつけて妥協したり、とりあえずのような感覚で相手との関係を続ける。しかし実はそうではなく本当に大切な相手として心が動いていた。

いつでも結婚できると考えていた男性と、ほとんど恋愛の経験もない女性。
この二人の関係を、周りの友人たちがいろいろな感覚で見ている。

2人の関係の中に、関係ない秤が入る。そして二人はいつしか離れてしまう。
離れてしまって分かった本当の心。

恋愛結婚、そして人間関係
登場人物の繊細な心情を見事に描き、その気持ちが読みながら伝わってくる。
感じることが出来る作品で、単なる恋愛小説ではなく、現代における婚活に深くかかわる人たちの多くの共感を呼ぶ名作と感じました。

心の中にある、悲しさ切なさ、他の誰にもわからない本当の想い。
絶妙な感覚で描く辻村先生の世界を思いきり感じることができました。 

登場人物たちが現代の婚活の中で、何を思い、そして最終的に人生を共にするために必要な思いに気付いていく、その様子を繊細に描いた辻村先生の文筆力に感動です!!

読旅の分析・評価

傲慢と善良:分析・評価
傲慢と善良:分析・評価

今回この作品の分析評価として総合評価80点と今回かなりの高評価になりました。

構成キャラクター、読みやすさ、文体・表現までが9点という高得点!
さすが辻村先生といった感じです!

それに加えて考えさせられるという項目でも9点の高得点です。今回、現代の婚活をテーマにして描かれた作品でありながら、婚活に参加する人の心理を繊細に描いており、この点で今まで思っても見なかった観点のことを深く考えさせられたということで9点です。

意外性やドキドキという点では6点の中間点としました。
ドキドキ感というよりも、終始深く心に沁みてくるという感じの物語だったので、中間点をつけています。

総合得点が80点台に入ったということで全体的にバランスの取れた感じになっています。

超おすすめの作品であることは間違いありません。

「傲慢と善良」SNSでの反応!

SNSに投稿されている「傲慢と善良」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。

沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。

Xでの反応!

Xでも「傲慢と善良」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!

Inatagramでの反応!

Instagramでも多くの方が「傲慢と善良」に関する感想を投稿しています。
本書の魅力がよくわかります!

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