「また君と出会う未来のために」

出会わないことが正解、そんなの絶対に嫌だ

「また君と出会う未来のために」について
阿部暁子先生の恋愛小説。
2018年に集英社オレンジ文庫から発刊された作品で、感動的なストーリー展開が読者に人気で深い印象を与えている小説です。
過去と未来を繋ぐ運命の交差点での出会いと別れ、切ない恋愛を描いた作品です。
阿部暁子先生の感情描写がとても繊細で心に沁みてきます。丁寧に描かれた登場人物たちの想いが読者の心に移り、深い感動を覚える名作。
「また君と出会う未来のために」あらすじ
この物語は、主人公がある日、見知らぬ青年と出会うことから始まります。
出会った二人の間には奇妙な既視感と引力があり、互いの存在が特別であることに徐々に気づいていきます。
しかし、物語が進むにつれて、彼らの出会いが偶然ではなく、それは必然だったのではないかと思い始め、過去や未来に関わる複雑な運命によるものだということが明らかになります。
時空を超えてつながる愛や友情、未来の形がどうであっても、今をどう生きていくのかを問いかけ、大切な人を守るための犠牲や、自分自身の幸福を見つけるための葛藤が、深く繊細に描かれています。

阿部暁子先生の恋愛小説にはいつも感動させられて、ジーンとしながら読ませてもらっています。
この作品もとても切ない恋愛小説です。
「また君と出会う未来のために」の感想
阿部暁子先生の恋愛小説。
時空を超えて愛する人に会いに行く、ファンタジー要素を持った切ない恋愛物語でした。
大学に通う青年。彼には誰にも言えない秘密があった。
それは遠い未来へと時空を超えた経験があるということ。
時空を超えていった未来で、彼は生涯忘れられないある女性と出会うことになり
現代に戻ってきた彼は、未来で出会ったその女性を忘れることができません。
そんな想いを持ったまま、彼は彼女に会うことができる可能性があることが分かり、つまりまた時空を超えて彼女に会いに行く方法を探し始めるのです。
しかしその方法は自分の死を意味するということに気付き、自分の命が尽きることが分かっている状態でも彼女に会いに行くのか、彼と彼の友人たちはその想いに揺れ動かされることになります。
そして彼が最期に選択したのは、彼女に会いに行くこと。
出会える可能性があるのに、その可能性を捨てることは出来ない、そんなの嫌なんだ。
そして二人が迎える結末とは、その感動のラストに、阿部先生の恋愛小説の魅力を感じました。
いつもそうですが、阿部先生の作品にはほんとに最後の最後に大きい感動を感じます。恋愛小説でも、胸がギューッと切なくなる結末で、この手の作品は若い世代に共感を呼び、人気になることが多いのですが、この阿部先生の作品は、幅広い年齢層でもこの感覚は同じように感じられ、広い年代に人気となるのではないか。
装丁デザインやタイトルで、お父さんお母さんの年代ではなかなか手に取ることが出来ないかもしれませんが、ファンタジー要素もあるこの恋愛小説は、一読の価値ありです。
切なすぎる2人の恋愛に、気持ちを重ね感動がより深まる、そんな作品です!

さすが阿部先生の恋愛小説。
やはりこの先生の恋愛小説は最後の最後まで切なく、しかし最後には前を向くことが出来る。
いい作品です!!
読旅の分析・評価

「また君と出会う未来のために」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「また君と出会う未来のために」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Xでの反応!
Xでも「また君と出会う未来のために」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
#また君と出会う未来のために
— Маι_Й◡̈⃝︎⋆︎ (@love5_5irony) February 7, 2022
爽太は9歳の頃に海で溺れ未来-2070年の世界へとタイムスリップした事があった。現代に戻った後、未来で会った女性を忘れられずにいた。アルバイト仲間の八宮に「俺は過去から来た人に会った事がある」と言われ…?出会いと願いを描いた感動作#小説好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/Y0uPjhXPMd
桜風堂ものがたりとの出逢いもそうでしたが、タイトルと、特に表紙絵ってメチャクチャ大切だなと思いました。
— ももちぃ@嗣永桃子 (@momoko_berryz) June 17, 2022
「また君と出会う未来のために」というタイトルと、この絵、惹かれない方が不思議。
村山早紀さんの小説を読み続けたいので、開封の儀は少し先かな😌#小説 #また君と出会う未来のために pic.twitter.com/fdNro1gmXL
Inatagramでの反応!
Instagramでも多くの方が「また君と出会う未来のために」に関する感想を投稿しています。
本書の魅力がよくわかります!
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