
「人は聞き方が9割」。
この前作では、永松茂久さんが「人は話し方が9割」という作品を出版し、これが大人気のベストセラーとなり、多くの方に知られる話題の書籍となりました。
今回読了し、紹介するのは、その作品とは反対とも言える「人は聞き方が9割」という作品です!
話し方が9割だったのに!今度は聞き方が9割に変わった!
さて、そんな反対の意味とも取れるこの作品は、一体どんな内容だったのか!永松先生はこれを一体どんな作品に仕上げたのか!気になった方はこのまま読み進めてみてください!
この作品はこんな方にお勧め!!
- 人間関係で悩んでいる人!
- 自分は話すのが苦手と思っている人!
- コミュニケーション能力を上げたい人!
- 人の話をよく理解したいと思っている人!
今、こんな思いを持って悩んでいる、変わりたいと願っている人に、おすすめの作品です!!


「人は聞き方が9割」を読んで
「人は話し方が9割」から「人は聞き方が9割」。
どちらも気になるタイトルで、今、コミュニケーション能力を上げたい、コミュニケーションで悩んでいる人にとっては興味津々のタイトルでしょう。
人とのコミュニケーションって言われるとどうしても会話をする、つまり話すこと特に自分から話すことに意識が行きがちですが、この作品では、自分から話すコミュニケーションよりも、相手の話を聞く側の、聞き方に焦点をあてて詳しく書かれています。
つまり、本書では、コミュニケーションを円滑にするために必要な、聞く側のスキルについて、分かりやすく解説しています。
本書では、話す側のスキルよりも、実は聞く側のスキルの方が大切!!
しかも話す側よりも聞く側のスキルを身につけて実践する方が簡単と言われたら、話すことが苦手と思ってコミュニケーションに苦手意識を持っていた人たちも気持ちが楽になりますね!
本作で紹介されている「聞き方」を身につければ、コミュニケーションで悩むことがなくなるかもです!

それではここからは、
私、読旅が本書を読んで、重要と感じたり、印象に残った部分を挙げて紹介していきます。
興味がある方はこのまま読み進めてみてください!
人は本来「話したい」生き物!

これは言われてみると、確かにそうだなと思う人多いのではないでしょうか。
誰かと会話を楽しんでいると、ついつい自分のことをしゃべりすぎてしまっていることありませんか?
人は本来話すことが好きな生き物であると本書では言っています。
この話すことが好きだということを考えて、自分は聞き役に回る、そこでコミュニケーションがうまく行く。
相手を気持ちよくしゃべらせること、それが本書で言っている聞き方の基本の1つです。
どんな気持ちで話しているのかを探る!!

会話をするときに、ただ単に相手が口にした言葉だけを聞いて、いろいろなことを感じて考え、決めつけていませんか?
本書では上手な聞き役のスキルの1つとして、話している相手が、その話で使っている言葉の奥で、どんなことを考えながら、そして感じながら話しているかを読み解け!と言っています。
相手の話を聞くと言うことは、相手の感情、心を知ることです。
それが出来れば、きっと最高の聞き役になれるでしょう。話している人の気持ちを良くして、相手も嬉しくなってどんどん話してくれるでしょう!
実は聞く側が主導権を握っている!

この考え方というか、これは本当に面白いと思いました。
会話をしていると、なんとなく、話をしている方が主導権を握っているように感じますね。しかし、本書では、会話の主導権を握っているのは、実は聞いている側だと言っています。
聞き方しだいでは、話し手をうまく誘導していけると言うのです。
この証明として、「踊る!さんま御殿!!」での司会のさんまさんの聞き方を例に挙げています。
たしかに、あの番組では一見ゲストの方たちが次々に話をしているように見えますが、実は司会のさんまさんが主導権を握って、ゲストの方たちの面白い話を引き出し、更にはその話を面白く反応して、次々とゲストの方に回しているのです。
そういう風にあの番組を見ていると、まさに主導権は聞き手側にあるというのが分かり、さんまさんの技が凄いとまた違った楽しみ方ができ、会話術で聞く側としての勉強もできますね。
聞く側が人生なにかと得!

ついに、聞く側は人生においても有利!ということにまでなりました。
しかし、これについても、本書を読んでみて、確かに言われてみれば!と納得できました。
日本人の独特な考え方なのかもしれませんが、会話をしている人で、よくしゃべる人って、どうしても軽い感じに見られますね。
その反対で、聞き役になっている人って、大人しい感じというかなんとなく落ち着いた感じで、大物感が出ますね。
このように見た目でも、聞き側はいろいろと得しているのです。
そしてさらに、聞く側は結果的に、いろんな話を人から聞くことができて、多くの情報や知識をインプットすることが出来ます。
これも人生において大きなメリットとなり得ますね。
本書の中では、聞く人のメリットとして7つ挙げています。
どれも確かになと納得できるメリットです。興味がある方は是非この作品を読んでそれを実践しててメリットを感じてみてください!
リアクションで美人になろう!!

本書で初めて聞いた言葉「リアクション美人」。
一体どんな意味かというと、人に好かれる聞き方が出来る人のことです。
人は安心感をくれる人に好感を持ちます。
話しを聞いてくれるということは、相手に対して安心感を与えます。
人に安心感を与える人は、人に好かれ、人生が開けていくという効果をもたらします。
このように、会話で、聞く側にまわることで、人に安心感を与え、人に好かれる人になること、その聞く姿が人に好感を持たれるという姿を、本書では「リアクション美人」と表しています。
聞くのが上手になって人に安心感を与えることが出来る聞き上手、本書でいう「リアクション美人」になりたいものです。
感嘆+称賛=感賛!!

この「感賛(かんさん)」という言葉も本書の中で出てくる造語です。
この言葉は一体どんな意味を持つ言葉なんでしょう。
感嘆と称賛を合体したのが「感賛」です!
感嘆とは、驚きの表現です。
聞く人が話す人の話を聞いて。「へー」とは「おー」と驚きの表現を見せること、これを感嘆とします。
次に「称賛」は相手を称える言葉ですね。
「凄いね!」や「いいね」などは相手の話に対して称賛を表す時に使う言葉です。
この二つの表現を組み合わせて、「オー凄いねー」など感嘆と称賛が合体した言葉を聞く側が使う。
「驚き+褒める」で話す人を気持ちよくさせて、その後の会話の盛り上がりを待ちましょう!と言うのが聞く側が身につけたい技術です!
これが本書でいう「感賛」です!
会話が事情聴取になってはダメ!!

これも言われてみれば、確かにそうだなぁと思うことでした。
誰かと話していると、やたらとぐいぐい色んなことを聞いてくる人がいますね。
ずっと質問攻めをしてくる状態。
これは聞く側も気をつけなければいけない点です!
話している人に、質問をたたみかけると、話している人は、何だか取り調べを受けているような感じになります。
相手の話を引き出そうと言う気持ちが強すぎると、質問攻めになる場合があります。
聞き役に回る、そして会話をする相手とも、ちょうどいい距離感を保つ。これがコミュニケーションにおいて大切なことです。
コミュニケーションが事情聴取にならないように気を付けましょう!!
「人は聞き方が9割」を読んで!まとめ

今の時代、デジタルツールやネットワークを使ってコミュニケーションをとることも多くなり、顔を合わせての会話が以前よりも減ってしまったということもあって、会って対面での会話に不安や自信のなさを感じている方も多くなっています。
特に自分から会話をして盛り上げて、すすめていかなきゃと過度の責任感を持っていたり、会話が下手な人って思われたくないなどを意識してしまうと、会話に対する苦手意識はさらに高くなり不安を感じることも多くなってしまいます。
この作品はそんな不安を持った方に是非読んでいただきたいです!
会話やコミュニケーションに対する不安が一気に軽くなり、聞く側になった会話を試してみたいと思うほどです。
話すことよりも、聞くことの方が大切!
これまで話さなきゃと思って、なかなか積極的に会話ができなかった楽しめなかった方!
本書で紹介している聞き方を身につければ、会話に対する過度の不安がなくなり、コミュニケーションが得意になリます!
今会話に悩んで、思わずその場面を避けてしまっている人!!是非読んでみてください!
「人は聞き方が9割」はこんな方ににおススメ!
ここまで「人は聞き方が9割」について感想をまとめてきました。
最後に、本書はどんな方にお勧めの本なのかを改めて挙げてみました。
- 人間関係で悩んでいる人!
- 自分は話すのが苦手と思っている人!
- コミュニケーション能力を上げたい人!
- 人の話をよく理解したいと思っている人!
コミュニケーションにおいて話すことよりも聞くことの方が大切ってことに、とても驚き、そして安心した部分もありました。自分から話すことが苦手な方にとっては、目からうろこの一冊です!
前作!「人は話し方が9割」大ベストセラー作品!
コチラも併せて読んでみましょう!
コメント