「夏の終わり、透明な君と恋をした」
俺はお前のことを絶対に忘れない、絶対だ
涙なくしては読めない切なすぎる青春恋愛小説!
「夏の終わり、透明な君と恋をした」について
この作品は、九条蓮先生の作品です。
九条蓮先生の作品を読むのはこの作品が初めてでした。
この作品の存在はツイッターで知り、興味を持ちました。
この作品、タイトルを見て「透明な君と恋をした?」、これはどういうことだ?と不思議に感じて、興味を持ったことを覚えています。
そして実際に書店に行って作品の帯を見てみると、そこには第7回スターツ出版文庫大賞受賞と書かれていました。結構評価されている作品なんだなぁと思いました。
そして装丁ですね。
やっぱりこの綺麗な装丁は書店でも目立っていました。
そして実際に手に取って購入という流れになりました。
「夏の終わり、透明な君と恋をした」を読んで
この作品、とにかく涙なくしては読めない切なすぎる恋愛小説というのが読了後に強く感じた感想です。
物語の始まりは、夏の雨降る公園に1人で傘も差さずに立っている少女
しかもその少女は季節とは合わない冬用に制服を着ている。
そんな少女を心配して声をかけた青年。
これがまさに運命の出会いになっていくのです。
出会い方は実に不思議、そして何となく感じる違和感。
しかし、2人は徐々にお互いに惹かれていきます。惹かれていく自分に気付きだします。
しかし、この2人にはいずれ訪れる別れという結末が待っている。
その別れを避けることが出来ない。徐々に近づいてくる別れの時。
何とかその別れを避けようと、必死にその方法を探る青年。
しかし、その時は確実に近づいている。
別れがいつ突然訪れるのか、2人の好きという気持ちは、別れの時期が近づくにつれて徐々に高まっていき、爆発していきます。
その気持ちを心に隠すではなく、お互いに伝え、触れ、その存在を確かめ合います。
この2人の心情を伝え合う、その場面、そして感情が高まっていく様子、迫ってくる様子や焦りなど、読んでいてドキドキしてくるような感じに書き上げている九条先生の文章表現力に完全にやられてしまいました。
読んでいて涙が溢れました。
そしてラストに向けて、少女に隠された真実も徐々に明らかになっていきます。
その真実が明らかになったときに、もう1つ新しい2人の結末に向かって、物語は流れていきます。
最後の最後は感動の奇跡へと向かっていく、最後まで楽しめる感動させてくれる作品でした。
九条先生の作品は初めて読ませていただきましたが読んでよかったと思える作品でした。
こんなに相手をまっすぐに愛したことがあるだろうか
若者はもちろん、大人まで感動することが出来る青春恋愛小説でした!
読旅の分析・評価
今回この作品の分析評価として総合評価79点と高評価になりました。
九条先生の作品としては初めて読んだので、新たな気持ちで分析・評価させていただきました。
高評価の理由としては、ストーリー・キャラクターの部分が9点という高得点になったことを大きいと思います。
ストーリーもよく考えられていて、少し現実的ではない部分がありますが、その部分も違和感を感じることなく物語になっていると思います。
そして文体・表現、感動・泣ける、心に沁みるという部分でも8点をつけました。
お互いの愛する気持ちが徐々に爆発していく感じを上手く文章で表現されていて、読んでいてドキドキしてくるという体験をさせていただきました。
その結果、心に沁みる、感動という部分につながっていったので、それぞれが8点の高得点になっています。
これだけ9点、8点をつける作品はなかなかないのですが、九条先生の作品が初めてであったのも関わらず、総合評価79点という高得点にさせていただきました。
「夏の終わり、透明な君と恋をした」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「夏の終わり、透明な君と恋をした」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Twitterでの反応!
ツイッターでも「夏の終わり、透明な君と恋をした」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
【 #拡散希望 】
— 九条蓮@4/28大賞受賞作『夏の終わり、透明な君と恋をした』スターツ出版文庫より発売 (@storyteller_KJ) April 11, 2023
第7回スターツ出版文庫大賞《大賞》受賞作
『夏の終わり、透明な君と恋をした』
書影が遂に解禁。装画は堀泉インコ先生(@incoty)です!
素敵なイラストありがとうございます!https://t.co/5mo2BH05im
4月28日(金)発売。
きっと、あなたを変える物語。是非読んでみて下さいね。 pic.twitter.com/GmaMVNaHWc
夏の終わり、透明な君と恋をした
— 暇な子 (@sdn_gq) June 9, 2023
読ませて頂きました。とても感動しました。本で泣けるとは思わなかったです。 pic.twitter.com/CNzwx81Z5N
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