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小説 日本文学 書評

自分らしく生きること、それが大切な人間らしさ
【大人は泣かないと思っていた】

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大人は泣かないと思っていた:寺地はるな

大人は泣かないと思っていた:寺地はるな

男だから、女だから
大人だから、子供だから
そんなことに縛られなくていい

自分らしさを大切に

読書記録

大人は泣かないと思っていた:読書記録

大人は泣かないと思っていた:読書記録

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本の基本情報
  • ジャンル:日本文学
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:寺地 はるな
  • 出版社:集英社文庫

「大人は泣かないと思っていた」について

子供の頃って、大人は泣かないと思っていますよね。私も両親が泣いたところをほとんど見たことがありませんでした。この小説に出てくる大人たちも、できるだけ誰かの前で泣いたりすることをしない大人たちです。

この物語では、田舎に住む父親と二人暮らしの青年の話から始まります。彼の家族のことや、彼の友人たちの人間ドラマを描いています。親と子供、孫の世代を跨ぐ人間関係、そして田舎という狭い地域での出来事や、人間関係について少し切なさを感じる優しさを持って描いています。

男らしく女らしく、その人のイメージも勝手に作られる!

本作品は、自分らしく生きていきる、その生き方の難しさであったり、勝手に周りに作られた自分のイメージなど、自分というものを一生懸命表現したいけど、それがうまく出来ていない色々な立場の人間の生き方が描かれています。

それを描きながら、「自分らしく生きていいんだよ」というメッセージも伝わってきます。

翼を持つ男は、いつか空を飛ぶのかもしれない。そして俺や父や兄のような男が一生かかっても見ることのできない景色を見るのかもしれない。
(P.110 より)

主人公の翼はお菓子を作ったり、見た目の弱々しさもあって、周りからは「男らしくない」というイメージを持たれています。しかし、ある場面で、そのイメージを変えてしまいます。本来主人公が持っている芯の強さ、それに気付いた友人は、主人公がいつか大きく羽ばたいていける男だと感じます。

このように、その人のイメージは見た目などによって大きく変わってしまう。変な方向へと向かってしまうこともあります。しかし、そんなことどうでもいいのです。本来の自分が持っているその「芯」であったり、自分らしさというものを大切にして生きていく方が大切なことなのだと感じました。

ひとがひとりいなくなるということは、ひとつの物語が消滅するということだ。
(P.273 より)

この部分から感じられたのは、人の人生は1つの物語。自分らしい物語。誰かに作られるのではなく、自分らしくあるから、たった1つしかない物語になるのだということです。

人がいなくなるということは、自分らしい人生の物語が1つ消滅してしまうということです。誰かに作られた人生の物語ではなく、自分らしく生きた、たった1つの物語を作りましょう。その物語を作るのは自分にしかできないことだと強く感じました。



「大人は泣かないと思っていた」を読んで!まとめ

本作品の印象としては、とても優しい作品ということを感じました。しかし、その優しさの中には、人間の強さがあり、自分という個性、自分らしさというものを強く持っている人間を実に繊細に描いています。

生活の中で、家族や友人、会社の同僚など多くの人間と係わりを持つと、自然と人は人を評価してイメージを作り上げてしまいます。そんな時、勝手に作られたイメージを押し付けられ、そのイメージに押しつぶされて生きていくという生き方を強いられる場合が多くあります。それは大人になればなるほど多くあり、その状態で大人になってしまうと、自分らしさを素直に表現することが、どんどん難しくなります。

周りから押し付けられたイメージとは違う、本当の自分が自分の中にあるのに、それを表に出すこと、表現することが出来ない人が実に多いと感じます。何も隠さずに自分らしさを表現している人の方が少ないでしょうね。私もある程度は自分らしさを出していると思っていますが、全てを出しているかというと、それは出来ていません。

この作品は、そんな周りに勝手に作り上げられた、押し付けられたイメージの自分ではなく、本当の自分らしさというものを持つこと、表現することが大切なんだと思わせてくれる。自分らしさを表現することの勇気を持たせてくれます。今自分らしさを勝手に作られたイメージによって押し殺している人に是非読んでいただきたい作品です。

何歳になっても、大人になっていたとしても、たった一度の、世界に一つしかない自分の物語を作るために、自分らしさを大切にしよう!その勇気を持つために、背中を優しく押してくれる作品です。

「大人は泣かないと思っていた」SNSでの反応!

SNSに投稿されている「大人は泣かないと思っていた」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。

沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。

Twitterでの反応!

ツイッターでも「大人は泣かないと思っていた」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!

Instagramでの反応!

Instagramでも多くの方が「大人は泣かないと思っていた」について読了後の感想を投稿されています。
画像とともに、深い感想を投稿されています。ご興味のある方は是非ご覧になってください。


可愛いハートマークの5段階評価で本を評価していてわかりやすいです。あらすじと感想を簡潔に分かりやすくまとめてあります。

 

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本の横に本を表現した言葉を添えて本を紹介するInstagram。綺麗に整理されたイメージが持てる綺麗なInstagramです。色々なアイデアで本を紹介していますので、楽しみながら本を探せます!


今回当ブログで紹介させていただくことを許可していただきありがとうございました。
Daiana arimura」さん、「Kotoha」さん!
今後も投稿楽しみに拝見させていただきます。

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大人は泣かないと思っていた

寺地 はるな  評価

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