《読書感想》
◆存在のすべてを◆
人が存在すること、その意味の凄さに気付く

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「存在のすべてを」

存在のすべてを:塩田武士
存在のすべてを:塩田武士

人が存在すること、その意味の凄さに気付く

存在のすべてを:読書記録
存在のすべてを:読書記録

「存在のすべてを」について

本作は、2024年本屋大賞で見事、第3位を獲得しています。
「罪の声」を書いた塩田武士先生の作品で、罪の声もそうであったように、表現が緻密で繊細で、細かな描写が読む人を作品の中に引きずり込みます。

塩田先生の技術が光る作品。
ボリューム満点の社会派ミステリー小説!圧巻の作品です!

「存在のすべてを」あらすじ

この物語は、30年前に起きた二児同時誘拐事件から始まります。

誘拐された1人の男児は無事に戻るのだが、もう一人の少年は戻らない。
しかし、3年後のある日、その少年は突然両親のもとに戻ってきます。

戻ってきた少年は、画家として活躍してくのですが、誘拐されてからの3年間、その時間については何も語ろうとはしません。

事件発生から30年が経ち、事件当時にこの事件を追っていた新聞記者の男が、再びこの事件の真相を追い始めたことで、物語は大きく展開していきます。

「存在のすべてを」の感想

存在のすべてを:塩田武士
存在のすべてを:塩田武士

やはり塩田先生の作品は、ボリューム満点で、そして圧巻と言わざるを得ない。

罪の声を読んだ時にも同じように感じた、物語の繊細で緻密な表現、情景や登場人物たちの心情など、この作品にも、先生の特徴が表れています。

この「存在のすべてを」という作品は、社会派ミステリーとしての物語全体に溢れる緊張感やシリアスな雰囲気。
物語自体の面白さはもちろんですが、物語の始まりである二児同時誘拐事件だけでなく、事件の謎であったり、画家である青年が描く作品の芸術的な視点など、作品全体での面白さが深いと感じました。

先生の作品は、いつも深さを感じながら、そのボリュームを感じるのだが、読む手を止めることが出来ない。
繊細で緻密な表現で、読者を作品の中に引きずり込んでくれます。

深みのある心揺さぶるヒューマンドラマとして感動も得ながら楽しめる一冊。

塩田先生の作品は読み始める前はそのボリュームに負けそうになるのですが、読み始めるとそのボリューム感が心地よくなってくる!はまれる作品!

読旅の分析・評価

存在のすべてを:分析・評価
存在のすべてを:分析・評価

「存在のすべてを」SNSでの反応!

SNSに投稿されている「存在のすべてを」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。

沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。

Xでの反応!

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Inatagramでの反応!

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