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小説 書評

「この世界にアイは存在しません。」
【i】

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i

この世界にアイは存在しません。



本の基本情報
  • ジャンル:小説
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:西 加奈子
  • 出版社:ポプラ文庫

「i」のあらすじ

「この世界にアイは存在しません。」
入学式の翌日、数学教師は言った。

ひとりだけ、え、と声を出した。

ワイルド曽田アイ。

その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる、ある「奇跡」が起こるまではーー。

裏表紙より引用

自分が存在する、存在していく意味

この小説の主人公「ワイルド曽田アイ」は、世界で起きている災害や事故で亡くなった人の人数をノートに記録しています。

そして何故、彼らは被害に会い、自分は何の苦労も無く幸せな生活を送っているのか。
どうしてもその考えが浮かんでしまう。

そして、色んな事に対する意味を知ろうとする。
今自分が置かれている状況にどんな意味があるのかを考えてしまいます。

人生を送り生活しながらその答えを探します。
見つかるというあてもない状態で、頭の中で何度もその答えを探します。

しかし、その正解は考えても考えても出ません。



「i」を読んで!まとめ

本書は、本当に考えさせられる内容でした。

生きている意味、自分が存在する意味。
その意味を考えないことはないが、それは考えなくても、答えが分からなくでも、自分の生活に、人生に問題はありません。

普段考えなければ、考えなくてもいいこと
しかし、頭に浮かぶといくら考えてもその答えは見つかりません。

だったら考えなければいいと思うかもしれませんが、どうしても頭に浮かんでしまう。

誰にでもあると思う。
心の中を表現したいけど、伝えたいけど上手く伝えることが出来ない。
どんな言葉で表現すればいいのか分からない。
自分の中の感覚で分かっていること。

そしてこの主人公「ワイルド曽田アイ」は、ずっと自分の中で悩み続けていた、感じていたことを表現することが出来る言葉、瞬間に出くわします。
この小説で私がグッと引き寄せられた場面です。

ずっと悩み、考えてきた、誰かにその思いを伝えたいと思い続けていた。
そしてやっとその言葉が見つかった、その一言目が発せられた時。

その思い、感情は爆発し、言葉が先行して出てきます。
興奮気味でその言葉を並べる場面。

今、それを表現しなければと言葉が止まらない。

感情を爆発を感じる場面なのに、なぜか安心感と優しさに包まれた場面でした。

自分の存在、意味について考えさせられ、そして優しさに包まれた作品だと感じました。
再読することで、その内容の深さに更に気付けることが出来ました。

i

この世界にアイは存在しません。



本の基本情報
  • ジャンル:小説
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:西 加奈子
  • 出版社:ポプラ文庫


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