《読書感想》
◆ないものねだりの君に光りの花束を◆
普通であること、それが最も特別なこと

読書感想小説青春恋愛泣ける・感動

「ないものねだりの君に光りの花束を」

ないものねだりの君に光りの花束を:汐見夏衛
ないものねだりの君に光りの花束を:汐見夏衛

普通であること、それが最も特別なこと!

ないものねだりの君に光りの花束を:読書記録
ないものねだりの君に光りの花束を:読書記録

「ないものねだりの君に光りの花束を」について

装丁デザインがとても綺麗なこの小説。
間違いなく恋愛小説だろうと思いながら購入しました。

ただタイトルを見ているとパッと見た感じでは、どういう内容なのかを想像できなかったので
読むのがとても楽しみな作品でした。

著者の汐見夏衛さんは、今映画化されて話題となっている、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の著者でもあります。

この装丁デザインから恋愛小説という予測はできましたが
このタイトルは一体どんな作品になっているのか、予測が出来ませんでした!

「ないものねだりの君に光りの花束を」の感想

この物語は、国民的人気アイドルグループのメンバーの一人がクラスにいるという設定で始まります。
主人公である国民的アイドルである彼は、勉強の成績も完璧、おまけに性格も問題なしと非の打ちどころがないとういう優等生で人気者!常に主人公という言葉が似あう男子生徒。

そしてもう1人の主人公は、この男子生徒とは対照的で、すべてにおいて平凡。。。とてもじゃないけどクラスの中心とは言えない、いつも脇役がハマっている普通の女子生徒です。

そんな全く違う2人が一緒に図書委員をすることになり、2人の関係はここから大きく変化していきます

仲良くなっていくにつれて、彼女は、特別な存在である彼の中に、みんなが知らない特別とは言えない、そんな部分があることに気付き始めます。
そして2人の距離は徐々に近くなっていきます。

「特別」な存在である彼にとっては、「普通」でいることに羨ましさを感じている。
そしてその普通が良かったという意味が分かってきます。

ある出来事から、彼は特別な存在であるアイドルという立場から引きずり降ろされることになります。
特別から普通へと変化していく彼のことを放っておけなくなる彼女。

そしれ彼には隠された悲しい過去があることを知る。

その彼の過去と女の子の運命とも言える繋がり、特別でありたいと思おう者と普通でありたいと思う者
2人の関係は徐々にお互いを必要としていくものへと変わっていく。

普通であることの大切さを感じることが出来る物語。
ただの恋愛小説と思いながら読んでいましたが、その物語の深さに途中涙が止まらなくなりました。

ファンタジー小説の中で、間違いなく面白いとおすすめ出来る作品でした!
第4巻まで読破できれば、またさらにレーエンデ国のことが好きになれそうな気がします!!

読旅の分析・評価

ないものねだりの君に光りの花束を:分析・評価
ないものねだりの君に光りの花束を:分析・評価

今回この作品の分析評価として総合評価79点と高評価になりました。

構成・感動の項目で9点と高得点をマークし、それ以外の項目でも7~8点という得点をつけていることから79点という高得点になりました。

学びや発見、ドキドキ感などがなかったというわけではありませんが、感動・泣けるという部分の方が大きかったため、意外性・ドキドキ感の項目は7点としました。

考えさせられる・心に沁みるという項目で、やはり特別だったはずの彼の過去には、そのアイドルという立場からは想像も出来ないようようなことがあった。

人には見た目では分からない、想像も出来ないような経験があるということを、思いました。
特別であるよりも、普通でいたい、自分にないものを求める。特別だから幸せとは限らない

こういった点を再認識し、深く考えさせられました。

全体的にバランスよく高得点をつけたこの作品。
青春恋愛小説としてとても面白く感じながら読むことが出来ました。

「ないものねだりの君に光りの花束を」SNSでの反応!

SNSに投稿されている「ないものねだりの君に光りの花束を」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。

沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。

Xでの反応!

ツイッターでも「ないものねだりの君に光りの花束を」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!

Inatagramでの反応!

Instagramでも多くの方が「ないものねだりの君に光りの花束を」に関する感想を投稿しています。
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