あの時、あの場所で命を懸けて戦った人達がいた!
【死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発】

読書感想小説歴史・時代ノンフィクション史実

「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」

死の淵を見た男

テレビに釘付けになったあの光景、あの場所に
命を懸けて最悪の事態を防いだ人達がいた!



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本の基本情報
  • ジャンル:文学
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:門田 隆将
  • 出版社:角川文庫

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本の基本情報
  • ジャンル:文学
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:門田 隆将
  • 出版社:角川文庫

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私がこの本を選んだ理由

本書は、日本人なら絶対に忘れることが出来ない「東日本大震災」により発生した
福島第一原発の事故について書かれており
何も考えることもなく、日本人ならもっと知っておくべきだと思い読んでみようと思いました。

東日本大震災に関する本は何冊か読んだが
福島第一原発に注目した本は読んだことが無かったという事もあった。

著者「門田 隆将」について

日本のジャーナリスト、ノンフィクション作家で
本名は「門脇 護」。

本書以外でも多くの著書があり、多くの受賞歴もあります。

最近はテレビでも討論番組などに出演されており
よく見かけます。

本書「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」について

日本人の記憶に刻み込まれた「東日本大震災」。

あの津波の様子は、今でも鮮明に思い出すことができます。
そして、その被害は9年経った今でも残ったままで
被災者の方たちは今でも、震災前とおなじような生活が出来ていない方もいます。

そして、この東日本大震災の時に発生した「福島第一原発の事故」。

発電所の暴走もテレビで放送され
衝撃を受けたことを今でもはっきり覚えています。

本書は、東日本大震災によって引き起こされた「福島第一原発の事故」について書かれています。

テレビで見たあの衝撃の現場に
被害を何とか食い止めようと、命を懸けて戦った人達がいました。

その人達の命を懸けた姿をリアルに描いています。

本書は原発に対して賛成、反対という考えを省いて
実際に、あの時に現場で起こったことを書いています。

全てがあの場所で起こったこと!

地震発生から津波。
福島第一原発におきたことが実にリアルに描かれています。

私たちは遠くに映る福島第一原発の事故の様子をテレビで見ていました。

中の様子は分からない。

しかし、あの現場には当時多くの人がいた
取り残されている者、逃げられなくなった者

そして、その事故を何とか止めようと
被害を広げないようにと命を懸けて戦った者

私たちはテレビでしか、あの時に起こったことを知ることが出来ませんでした。

本書はあの時に、あの現場で起きていたことを
リアルに描き、その時の人間達の気持ちや行動についても詳しく描かれています。

現場以外で起きたことも

本書では、現場で起きていた事について書かれていますが
それ以外、現場とは違う場所で関係者や国がどんな動きをして
その行動や言動が現場にどのような影響をもたらしていたかについても触れています。

テレビを見ていただけでは絶対に分かるはずのない
あの時、そんな事が起きていたのか・・・と

当時のニュースなどを思い出しながら照らし合わせることで
よりリアルな事故の様子を感じることが出来ます。



「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」を読んで!まとめ!

本書は、福島第一原発で起きた事故。
そしてその事故現場で必至で戦った人達に注目して書かれています。

原発事故は大震災のせいか、それとも東電のせいか
この問題について考えて読むものではありません。

原発は必要は必要でないか
この問題についても考えて読むことはありません。

本書は、福島第一原発で起きた事故。
そしてその現場で、命を懸けて日本を守ろうとした人達のこと。

特に当時の所長であった吉田 昌郎氏に注目して書かれています。

彼の行動や考え、そして人柄が
あの現場で、事故を最小限にとどめるという事に大きく影響した。
そう思えてなりません。

諦めずに戦った日本人の底力が分かる1冊だと思いました。
これを書いている今、新型コロナウイルスで日本は大きなダメージを受けています。

今こそ、日本人の人間力を発揮する時だと感じました。

死の淵を見た男

テレビに釘付けになったあの光景、あの場所に
命を懸けて最悪の事態を防いだ人達がいた!



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本の基本情報
  • ジャンル:文学
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:門田 隆将
  • 出版社:角川文庫

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本の基本情報
  • ジャンル:文学
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:門田 隆将
  • 出版社:角川文庫

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