これほどの存在感!天才の人生!
【天才】

読書感想ノンフィクション自伝・伝記

「天才」

天才

これほどの存在感がある男を他に知らない!


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本の基本情報
  • ジャンル:人文
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:石原 慎太郎
  • 出版社:幻冬舎文庫

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本の基本情報
  • ジャンル:人文
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:石原 慎太郎
  • 出版社:幻冬舎文庫

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「天才」あらすじ

高等小学校卒ながら類まれな金銭感覚と人心掌握術を武器に年若くして政界の要職を歴任。

ついには日本列島改造論を引っ提げて総理大臣にまで伸し上がった田中角栄。
「今太閣」『庶民宰相」と称され、国民の絶大な支持を得た男の知られざる素顔とは?

田中の金権政治を批判する急先鋒であった著者が、万感の思いを込めて描く希代の政治家の生涯。

※裏表紙より引用

母の言葉

田中角栄は幼い頃に経験したころから得た、自分の感性や考え方をそのまま大人になっても持ち続け、それに従って生きていたように感じました。

そしてその中でも田中角栄が上京する時に母が書けた言葉。
「大酒は飲むな。馬は持つな。出来もしないことをいうな。」

これらを常に心に持ち、それを守っていたんだと知りました。

幼い頃に経験したことから得た感性や思考を基盤として、自分の感性を研ぎ澄ませて人を、世の中を見極めて言ったのだと思います。



「天才」を読んで!まとめ

テレビなどで流される田中角栄を見ていると、そのイメージは、豪快で何だか少怖そうな雰囲気のある方だと思っていました。
政界に殴り込んだというイメージ。

実際には、日本の総理大臣にまでなったのですが、ロッキード事件で有罪となり逮捕された。
娘さんはあの田中眞紀子さんです。

こういった情報で覚えているという人が多いのではないでしょうか。

本書は、そんな田中角栄氏について、元東京都知事であった石原慎太郎さんが書いたものです。

田中角栄氏の幼い頃から上京して政界に入り総理大臣になり、そしてロッキード事件で有罪となる。
その後の人生についてまとめられています。

そしてその人生の中で、田中角栄氏が何を思い、何を考えて行動していたか、そして世間はそれをどう見ていたか。
本人の思いとは裏腹に、日本という国、周りの政治家達が動いてしまう。

田中角栄氏がメディアなどでは語らなかった、田中角栄氏の人間的な部分が見えてきます。

剛腕で、豪快、無鉄砲のようなイメージを持っていましたが、本書を読みながらイメージは変わってきました。

実は優しく、繊細な感覚を持っていて、人間が好きで周りに気遣いが出来る男。
そんなイメージに変わっていきました。

田中角栄氏が描いた日本の未来に、今の日本はかなり近付いていると聞きます。
先見の明もお持ちだったのでしょう。

「天才」というタイトルで、頭がいい人だったのかなぁと思いましたが
読んで行くうちに、天才とは勉強が出来る天才ではなく、人を見て、その人間を魅了して動かすという天才だったのかと感じました。

私の中で、何となく怖い人というイメージがありましたが、そのイメージは人間味のあるおっちゃんという風に変化しました。
ただ豪快で凄い実行力も併せ持った方だったんだと感じました。

天才

これほどの存在感がある男を他に知らない!


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本の基本情報
  • ジャンル:人文
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:石原 慎太郎
  • 出版社:幻冬舎文庫

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本の基本情報
  • ジャンル:人文
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:石原 慎太郎
  • 出版社:幻冬舎文庫

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