「苦しかったときの話をしようか」
何があっても自分で選ぶ事が出来る!
私がこの本を選んだ理由
帯に書いてある「悩んだ分だけ君はもっと高く飛べる」という言葉。
私も今、色々な悩みを抱えながら仕事をして、毎日を生きています。
「何故、働くのか。」ビジネスマンなら、一度はこの疑問を抱いたことがあるでしょう。
働きながら、何か迷いが生じると、自分は一体何のために、どうなりたくて働いているんだ?と
今の自分がやっていることの理由を見つけたくなります。
本書は、そんな悩みを、働く事の意味や本質を教えてくれるのではないのかと思い、手に取りました。
「苦しかったときの話をしようか」について
本書は、ビジネスマンである父親が
自分の子供のために書きためたことを伝えて行くという形式で
働くことの意味や本質について語っていきます。
著者「森岡 毅」について
日本を代表するマーケター、実業家でありながら
書いたビジネス書はベストセラーになるという実力者。
元株式会社ユー・エス・ジェイ チーフマーケティングオフィサー 執行役員。
などの輝かしい経歴も持つ方です。
本書「苦しかったときの話をしようか」の概要
本書では、この残酷な世の中、ビジネスの世界で生きて行くためには
一体どんな事を考えて、どんな心構えで臨む事がベストなのか
生きて行くためにはまず、自分自身と向き合う事が大切であるとしている。
自分と向き合い、自分を知ってからの方が
いかなる困難にも立ち向かいやすくなるという、失敗しても立ち向かっていく強さも身に着くという事を著者が子供に伝えるという形式でまとめられている。
ビジネスの世界で生きるには、まず自分を知ること!
自分を知ることで、自分の強みが見えてくる
その強みを持って、自分のやりたい事を見つけ出せば、必ず人生は好転する。
問題なのは、全て自分で選択して行けば
自分のやりたい事にたどり着けるのに、その事に気付いていないということ!
これが本書の大まかな概要です。
ここからは、その概要について少し詳しく述べて行きます。
①何をしていいか分からないと悩むこと
自分が何をしたいのか、何をすべきなのか分からない。
こんな悩みは誰でもあると思います。
もちろん私だって常にそう思って悩んでいます。
本書では、まず何をしていいか、何をしたいか分からないと悩むなら
まずは、自分の事を知りましょうと言っています。
何がしたいか分からないという方は
まず自分自身の事をよく分かっていない状態で、自分の考えなど自分の中に軸となるものがないという事を言っている。
自分自身について何を分かっているか?と聞かれたら
これまでにじっくり考えた事など無いという事にまず気付きました。
という事はやはり、自分の事を分かっていないという事だと分かりました。
②そもそも人は平等ではない!
この言葉にはうなずく点があります。
今学校などでは人間はみな平等です!という事を強調して教えている気がする。
しかし、現実社会に出てみると
平等であると感じる機会はとても少ないというのが現実。
しかし、それでいいと感じる部分もある。
完全に平等である方がおかしな話であるし、ライバルもいない状態
完全に平等であったら
やる気も起きないし、成長も無いと思う。
本書でも述べられているが
そもそも、人と比較しなくていい、自分は自分。
自分自身の生まれ持った最高の特徴を活かして
自分自身であるべきなのだ。
③自分の特徴を知る方法について!
先ほどから、自分自身を知る事が大切だと書いています。
本書でも何度もそう書かれていますが、そこで思う事。
どうやったら自分自身を正確に知る事が出来るのかという疑問。
確かにそう言われると、具体的には書けないが
本書では、自分自身の特徴の見つけ方についても書かれている。
人のタイプによって、どの職種が合っているかも
参考に出来る内容が挙げられている。
④自分自身を成長させ売り込もう!
自分自身の事を理解して、自分の特徴を掴んだら
自分を売り込む事を考える。
夢を実現するため、成功するためにはまず
自分自身がそれを強く思い続け、それに向かって成長していく事が大切です。
本書でも毎日の行動の中で
自分自身を成長させる事を意識する事が大切だと述べられています。
⑤覚悟を持つ!
本書では、何か成功するためには、その確率を上げるために
妥協を許さない厳しさが必要で、誰かに嫌われる事もある。
その覚悟を持つ事が大切だと書かれています。
実際に仕事に対して、そこまでの覚悟を持って取組んでいる人は少ないと思います。
私もその自信は無い。
しかし、成功を手に入れている人達は時には非情と思われる事もある。
それは、この覚悟があったからだと考えました。
「苦しかったときの話をしようか」を読んで!まとめ
ビジネスマンとして
社会の厳しさ、残酷さを分かっているお父さんが
社会に出て行く子供たちのために話している形式で始まるこの本。
私も親であり、子供に伝えたい事がある。その気持ちと
本書は、ビジネスマンである私にとっても、とても気持ちが揺さぶられる
気持ちが引き締まる思いが出来る本でした。
働く事の本質。自分自身について。
言われてみたら、真剣に向き合って考えた事は無い気がしました。
自分自身が分からないのに、何がしたいか、何が出来るかなんて分からない。
この世の中、社会を生きて行くためには
自分という強みを、しっかりと自分自身で理解して把握しておくことが大切だという事がよく分かりました。
大きく変化する今の社会やビジネス。
この荒波に飲まれているお父さん達にも是非読んでいただきたい1冊です。
「苦しかったときの話をしようか」を読む!
何があっても自分で選ぶ事が出来る!
コメント