「花の鎖」
花が繋ぐ記憶
そして謎の男が残す花
「花の鎖」について
この作品は、イヤミスの女王と呼ばれている「湊かなえ」先生の作品です。
湊先生の作品はいろいろと呼んできました。
そしてその面白さにいつも読んでよかったと思わせていただいています。
そしてこの作品もその1つになります!
イヤミスの女王の作品ではありますが、この作品はイヤミスという感じではありません。
ミステリー性はありますが、どちらかというと感動するような内容になっています。
湊かなえ先生の作品の中で一番好きという方も多い、人気の作品です!
「花の鎖」を読んで
この作品は感動ミステリー小説です。
両親を亡くし、祖母がガンで入院しているという梨花、職場で結婚したけど、なかなか子供を授かることが出来ずに悩んでいる美雪、水彩画を教えながら、和菓子屋さんでバイトをしている紗月。
この3人の女性を「花」の記憶が繋いでいく。
入院中の祖母の元には、「K」という人から花が贈られてくる。
この「K」という人物の正体を探っていく、そして見えてくる花の記憶で繋がれた衝撃の事実。
登場する3人の女性は血縁関係。
実はこの物語は親子三代の女性について書かれた物語なのです。
物語はそれぞれ3人の女性の視点で描かれていて、読み始めはそれが血縁関係にあるということに気付かない状態ですが、徐々にその関係が見えてきて、親子三代で受け継がれてきた物語だということが分かります。
花の記憶と「K」という人物の正体。
親子三代に渡って受け継がれた物語にミステリー性も含みながら最後は感動する、素敵な作品です。
イヤミスを期待して読んだ人にとっては、ちょっと物足りないこともあるかもしれませんが、湊先生の新たな一面の作品としてとてもいい作品なので、ぜひ読んでみてください!
読旅の分析・評価
今回この作品の分析評価として総合評価74点と高評価になりました。
イヤミスの女王と呼ばれる湊先生の一味違った感動ミステリー小説。
ストーリー、構成、キャラクターなど8点と高得点をつけています。
感動ミステリーとしていますが、泣けるというよりも、心にグッとくるという感じの感動なので、この部分では6点と中間の評価にしています。
8点という高得点を出した項目が10項目中に6項目あって、バランスのいい作品と考えています。
イヤミスを期待して読んだ方は物足りなさを感じるかもしれませんが、これはこれでいい作品であると感じています。
湊先生の違った一面を感じることが出来る名作だと思います。
「花の鎖」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「花の鎖」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Twitterでの反応!
ツイッターでも「花の鎖」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
04,花の鎖/湊かなえ
— すみれ✿ᵕ̈* (@sumire_1048) May 14, 2021
読み進めながら花びらを1枚1枚拾っていき、すべて拾ったとき1輪の花になる。そして、その花どうしが絡み合い花束になっていく。
*感想がネタバレだらけなのでぼかしております。
#読了 pic.twitter.com/upYRsi64g4
『花の鎖』湊かなえ #読了
— たまき (@tamaaaaaabookl1) December 16, 2020
さすが湊かなえさん。こんなに展開が読めずわくわくするミステリーを久しぶりに読んだ。最後は、まるで花の鎖をたぐり寄せるように3人の物語がひとつになる。人って、自分のことになるとどんなに世話になった人でも平気で裏切ってしまうから怖い。 pic.twitter.com/CxYgk5swNy
Inatagramでの反応!
Instagramでも多くの方が「花の鎖」に関する感想を投稿しています。
本書の魅力がよくわかります!
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