「自分は自分、バカはバカ。」を読んで
多くのメディアに出演されて、相手を論破する様子がとても印象的なひろゆきさん。そんな彼を見て、弁がたつなぁ、きっと自分が納得できない相手に対しては、その弁で徹底的に自分の考えで動かしてきたんだろうなぁという勝手なイメージを持っていました。
しかし、本作品を読んでみて、そのイメージは大きく変わりました。
実際にひろゆきさんがやっているのは、相手を論破して、その考え方を押し付けているのではないのだと思いました。自分の考え方を言っているけど、それを相手に押し付けているのではなく、あくまでも自分の考え方を言っているだけで、それが正しいとか、間違っているとかの判定をしている訳ではないということが分かりました。
相手の意見が自分と違うからといってイライラしたり、激怒して興奮して話しているひろゆきさんをメディアでも見たことがありません。その根拠は、この本の中に数多く書かれていたと感じました。こうやってその怒りやストレスを感じないように、賢くかわしているのだと感じました。
本書は、色んな事に敏感に反応してしまって、それがストレスになってしまっている方に是非読んでいただきたい作品です。読めばきっとそのストレスは軽減されて、もっと楽しくて気楽な毎日を過ごすことが出来るようになるでしょう。
最強の個人戦略とは!
最強の個人戦略として、ひろゆきさんは「無駄なものに振り回されない力」を身に付けることだと紹介しています。そのためには、まず無用なもめごとに巻き込まれない、そしてそのもめごとを起こさないことが重要。さらに、そのもめごとを賢くかわしながら生きていく事が出来ればいいのだと解説しています。
毎日生活していると、仕事場でも、何らかのもめごとに巻き込まれてしまうことがあります。カッと熱くなって、そのもめごとに自ら入ってしまっていることもあります。
本作品では、そうならないための考え方や行動を紹介しています。バカな相手とは距離を置いて、自分にとって何のメリットもない無用のもめごとをどうやってかわしていけばいいのか、その具体的な方法が分かります!
ストレスの要因は「人間関係」
冒頭でも書きましたが、多くの人にとってストレスを感じている要因は「人間関係」です。プライベートでも、ビジネスシーンでも、人間関係というものは必ず存在します。そんな人間関係の中で、どうしてもストレスから逃れられない人が多いです。
この人間関係を切れたらどんなに楽かと考えても、それをなかなか行動に移せない、実行できないのがほとんどでしょう。我慢するしかないと思っている人がほとんどでしょう。
ではなぜこの人間関係がストレスに感じてしまうのか、それは「相手に期待しているから」です。自分の価値観を、考え方を相手が尊重してくれる、分かってくれると期待しているのです。それが人間関係をストレスに感じる原因です。
お互いに価値観は違います。それを相手に押し付けたり、分かれせたりすること自体が間違っています。相手が自分の価値観を理解して、その通りに、自分が思うと通りになってくれると思ってはいけません。そんなことできないんだ。分かってもらえなくて当然。価値観が合わないのは当たり前。そう思うだけでかなり楽になります。
お互いに期待しすぎない事、適当な距離感を保っておくことがストレスフリーを保つためには重要なことだとわかります。
どうにもならないことを悩むな!
次にひろゆきさんが言っていることは、自分にどうしようもできないことを、無理に頑張ってどうにかしようと思うこと自体やめましょうということです。
雨が降る、雷が鳴る、このような自然現象に対して雨が降って欲しくないなどと思うことはあっても、雨が降ることに対して一日中イライラして、その雨が止む方法について悩んでいる人はいないでしょう。抵抗するにしてもてるてる坊主を作るくらいでしょう。
このように自然現象に対して悩み続けないのは、自分ではどうしようもないことだと分かっている、諦めているからです。これを人間関係や生活の中での考え方にしてしまえばいいのです。この人は自分の思い通りにならないと、こんなもんなんだと思っていればイライラするなどのストレスはなくなると言っているのです。
なぜイライラするか、それは思い通りにならないからですね。初めから、その人は自分の思い通りになんかならないと思っていれば、当然イライラは軽減されるでしょう。
向上心とコンプレック
「向上心とコンプレックスは違うもの」。この部分にとても納得しました。コンプレックスがあるから向上心に繋がるとか言いますが、ひろゆきさんは、これらは全くの別物として考えています。
向上心は相手と自分を比べる「ジャンル」が決まっているんですね。一方「コンプレックス」は「価値観」の相違なので、そもそも土壌がちがうから比べることは無意味なのですよ。
P206より
この部分にとても納得してしまいました。自分に足りない誰かのワザを身に付けようと努力するのは「向上心」であって、それは当然やるべきこと。しかし「コンプレックス」はその人の価値観の違いなので、違って当たり前の価値観を無理やり同じにしようとすることがおかしいのですね。
価値観は違って当たり前なのに、それを納得できずに相手に押し付けようとする、でも同じにはならないからストレスがたまる。本来価値観を同じにすることは無理なこと、だったらそういうもんなんだと思って諦めことがストレスをためないというベストな方法だと考えました。
「自分は自分、バカはバカ。」を読んで!まとめ
本作品を読んできて、ひろゆきさんの考え方、生き方で一貫しているのは、「無駄なことはしないで、自分にお得になる、有意義なことに時間や努力をしなさい」ということだと、私は感じました。
でもそれって、とても大切なことなんですよね。多くの人が、冷静に考えるとそんなことどうでもいいじゃんと思えることにイライラして悩んで、時間を費やしてしまっています。そのせいで結局自分が楽しくない時間を過ごして、自分の大切な時間を無駄にしてしまっているのです。
ストレスは健康的にも良くありません。時間を無駄にするだけじゃなく、自分の健康までも、無駄なストレスのせいで台無しにしてしまっているかもしれないのですね。
相手を変えようなんて無理!そんなことに時間を費やすくらいなら、もっともっと自分にとって有意義なことを考えて、そのために行動した方がおトク!そう考えると、むかつくあの人のことを考えてイライラする時間すらもったいないと、無駄なことだと感じるでしょう。
「自分の思い通りになんか行かないのが当たり前。そんなもんさ。」この考え方はとても大切なことだと強く感じました。本作品を読んで、この考え方を早速明日からやってみて習慣化してみようと思いました。それはすべて自分にとって有意義なことに時間を費やすためです!
皆さんも、是非読んで、自分にとって有意義で楽しい時間、毎日を手に入れてみてください!
「自分は自分、バカはバカ。」はこんな方ににおススメ!
本作品は、人間関係のストレスや、色々な無駄なことにストレスを感じて、無駄なことをしてしまっているという事実を多くの方に気付かせてくれます。
今現在、多くの方が人間関係に疲れてしまって、本来の自分の有意義なことを忘れてしまっています。それはとても勿体ないこと、そして危険なことです。本作品はそんな方たちの悩みを軽減してくれます。自分自身の考え方を変えれば、驚くほど楽なものになるかもしれないのです。
楽になって、もっともっと自分の有意義なことに時間を、考えを費やせるかもしれないのです。ストレスを感じて疲れてしまってる人!是非本作品を読んで、楽しい毎日を手に入れてください!
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