本書は超有名な成功哲学の提唱者「ナポレオン・ヒル」に関する作品の1つです。
ナポレオン・ヒルの成功哲学のトレーナーであるデニス・キンブロによって書かれました。
思考は現実化するという成功哲学を基に、ナポレオン・ヒルが最後に書きたかった本として紹介されています。
ヒルが亡くなる前に、書いていた文章の核心部分が本書の土台となっています。
なぜ、失敗する者と成功する者がいるのか。
なぜ、貧困と停滞の泥沼でもがく者と、成功と繁栄を享受する者がいるのか。
なぜ、人気と尊敬を集めるものと、嫌われる者がいるのか。
この答えを見つけたいと思うなら、本書は皆さんが思考を研ぎ澄ませていく助けになることだろう。
(「プロローグ」より)
どうして人間には失敗する者と成功する者がいるのでしょう。
これは誰でも思っている不思議な悩みですね。だれか成功している人を見るたびに、なぜ?という疑問がいつも湧いてきます。
本書は、成功するためのノウハウを、ナポレオン・ヒルの成功哲学を解説しています。
成功は思考から始まる!自分が考えているような人間になる!
本書では、「思考は現実化する」というほど、成功するためには、人間の思考がとても重要な役割を持っているということを言っています。
われわれは無限のパワーを与えられているというのに、ほんの一部しか使っていないのだ。
(P.22より)
私たち人間には、本来無限のパワーが備わっていると本書ではいっています。
そして我々はそれをほとんど使えていないということなのです。
この無限のパワーを使うことが出来たら、私たちは成功しないことの方が不思議なことなのです。
無限の可能性をもった素晴らしい創作作業、それは「想像」です。
私たちはこの想像力で自分の人生を創っていくのです。
本書で言われている考え方は
- まず成功することをイメージ、想像しなさい。
- 常にそのイメージをもっておきなさい。
しかし、それだけではダメであって、そのイメージを実現するためには行動を起こす必要があるということです。
成功志向の人たちには、成功が続いてい起こる。なぜなら、前もって成功を期待・予期するからだ。しかし、大多数の人間は長いこと失敗を繰り返したために、失敗してもなんとも思わず、人生に今以上のものを期待しようとしない。
(P.101より)
成功する人は、常にその成功したイメージを持っており、そして自分がそうなるように行動を起こします。
更に、自分が成功するということを信じて疑いません。失敗を何度も繰り返しているのに、その失敗を恐れずに、成功するためには仕方がない失敗だと捉えることによって、更に成功に向かって行動するのです。
この思考と行動力を持っていれば、思考は現実化してくということにつながるのです。
本書から読み取れることをまとめてみよう。
成功するために必要なことは、まず成功するという強くリアルなイメージが必要で、イメージが出来たらそのイメージに近付くように行動する。
これらを実行できることが成功へ必要な最低限の条件であることが分かります。
こんな方ににおススメ!
本書は、ナポレオン・ヒルの成功哲学がベースとなっているものです。
思考は現実化する!
成功するイメージを強く持ち、行動することで、成功へと確実につながっていく。
成功したいと常に思ってはいるけれど、これから先、何をやったらいいのか分からないという人、失敗が怖くて、次に進むこと現状を変えることに躊躇している人に是非読んでいただきたい1冊です。
成功したいと強く願っていて、今の自分が何をしたらいいのか分からない。
または、自分の行動に自信が持てないという方は、この成功哲学から、自分の次の行動や思考に対して何をすればいいのかというヒントを読み取ることが出来るのではないだろうか。
成功哲学について書かれている本を読んでいると必ず「行動」という部分に触れられています。
成功をイメージすることは大切な第1歩。
そして成功できない人の最も大きな原因は「行動出来ていない」という部分であると感じます。
成功をイメージしたり、紙に書きだすということはすぐできるのですが、いざ行動となると、止まってしまうという人は多いです。
つまり行動を起こさなければ、成功はあり得ません。
「思考は現実化する」という言葉を聞いて勘違いしている人がとても多いです。考える、思考だけでは成功できません。
思考を基に行動を起こすから成功へと近付くのです。
成功したいと思った方は、成功をイメージ(思考)して、それを行動に移してみましょう。
そこで初めて、これまでの自分との違いが生まれます。
コメント