「月の立つ林で」
新しい1日を懸命に生きる
かけがえのない1日を懸命に生きようとするあなたへ!
「月の立つ林で」について
この作品は、青山美智子先生の作品です。
2023年本屋大賞で見事に第5位を獲得しています。
青山先生は、この作品以外にも
- 赤と青とスキース 2022年本屋大賞 第2位
- お探し物は図書室まで 2021年本屋大賞 第2位
といったように、本屋大賞で上位に入賞してる作品を連発している人気の作家さんです。
この「月の立つ林で」も青山先生の特徴がよく出ている作品で、人間味があり、優しく温かい雰囲気を持っている作品です。
「月の立つ林で」を読んで
先ほども書きましたが、この作品は青山美智子先生の特徴が出ている、青山先生らしい作品です。
人間の優しさや温かさを感じる、そして言葉の綺麗さ、優しさのある表現が光っています。
読んでいる人が、想像しやすい、そして共感しやすい世界を描いてくれる。日常の生活の中でみんなが感じていることを、分かりやすい心に沁みる言葉で描いています。
心に沁みてくる作品なんです。
仕事のことや家族のこと、私たちは色んな悩みを抱えながら毎日の生活を送っています。そしてその悩みや困難を乗り越えていくために頑張っていますね。自分を応援してくれる何かを求めていることもありますね。
私たちと同じように登場人物たちも悩み、それを乗り越えていこうともがく姿、その姿に共感を覚え、そしてその様子に涙が溢れます。悩み苦しむ姿を自分に重ね、それを乗り越えていく姿を、私たちを応援する力として感じられるように描いてくれています。
「月の立つ林で」というタイトルも、読み進めていくうちにその意味が分かってきます。
とても深い意味を持ってくるタイトルです。
読後感最高のこの作品
読み終えた時に、思わず「よし!頑張ろう!」とつぶやいてしまうような、そんな素敵な作品です。
今、悩みを抱えていて、前に進む力が欲しいと感じている方にお勧めの作品です。
読旅の分析・評価
今回この作品の分析評価として総合評価77点となりました。
青山美智子先生の特徴がよく表れている、とても素敵な作品です。
ストーリー・構成も8点と高評価。
ストーリー性も楽しめて、その構成も分かりやすくて読みやすくなっています。
優しくて綺麗な表現があり、この部分は9点を付けました。私がとにかく青山先生の表現が好きなので。
意外性やドキドキ感という点では6点の平均点にしていますが、この作品の面白さは意外性というよりも普通の生活の中に感じることを描いているので、ドキドキ感を求める方は物足りなさを感じるかもしれません。
考えさせられる・心に沁みるという点でも9点の高得点としました。読者が共感しやすいことから心にグッとくる物語と言葉で、心に沁みてくる作品です。
「月の立つ林で」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「月の立つ林で」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Twitterでの反応!
ツイッターでも「月の立つ林で」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
#読了
— 紡喜🌱読書垢 (@tsumugibook) May 21, 2023
『月の立つ林で』青山美智子さん
📖月みたいにかけたり満ちたりしながら変わり続ける日常を必死に生きる6人と、日常を優しく照らしてくれるポットキャストの物語
青山さんの描かれる温かい縁にまたひたりました。色々な所が繋がっていて、日々の出会いを大切にしようと改めて思いまいした。 pic.twitter.com/pQWLA4QUgR
月の立つ林で/青山美智子
— YUKI (@SNOW910810) May 23, 2023
みんな誰かに支えられ護られていて、そして自分もいつの間にか誰かを救っている。
力強く1本ずつ生えている竹が、実は地中でひとつに繋がっているように。
一章ずつ、じっくり読みました。
ラストは思わずホロリとしてしまいました🥲
#読了 pic.twitter.com/JS3ivE9BHa
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