「私は女になりたい」
人として、女として生きるために。「最後の恋」
「私は女になりたい」について
この作品はタイトルと、この不思議な装丁デザインに惹かれました。
そしてこの作品は、「夜に星を放つ」で直木賞を受賞した作家 窪美澄先生の作品ということで、読んでみようと手に取りました。
直木賞を受賞した作品よりも前に出版された本作は、窪美澄先生が描く恋愛小説です。
窪先生が描く恋愛小説のこの作品は、一体どんな恋愛小説かというと、「アラフィフ女性」が自分よりも若い30代の男性に恋をする。
アラフィフと言われる年代になり、それでも恋に落ちた時、アラフィフ女性が一体どんな恋模様を描くのかをリアルに描いた作品です。
直木賞作家の窪美澄先生の恋愛小説!
窪美澄先生って直木賞を受賞した超人気作家さんです!
先ほども紹介しましたが「夜に星を放つ」で第167回直木賞を受賞しています。
それ以外でも受賞作品があります。
- 「夜に星を放つ」第167回直木賞
- 「ミクマリ」第8回R-18文学賞大賞
- 「ふがいない僕は空を見た」第24回山本周五郎賞
- 「晴天の迷いクジラ」第3回山田風太郎賞
- 「トリニティ」第36回織田作之助賞
結構いろんな作品で色んな賞を受賞している人気の作家さんです。
数々の文学賞を受賞している人気の作家さんが描く、アラフィフ女性の恋愛小説。
同年代の女性の方に超おすすめの作品ですね!
「私は女になりたい」の感想
40代後半のアラフィフと言われる女性が、年下の30代の男性に恋をする。
それまでは仕事中心で、もう恋愛なんて。。。。そう思いながら生きてきた。
なのに心を惹かれる男性に出会ってしまった。
二人は惹かれあい恋に落ち、恋愛の関係になっていく。
そんなときに「私は女になりたい」そう思うようになった。
そんな状況から40代後半、アラフィフで恋に落ちた女性の仕事と、恋愛についてを描いた作品でした。
これまで仕事に全力で生きてきた女性が、アラフィフで恋に落ちた。
もう一度女性として恋をしてみたい。
女性として生きたい。
そう思った女性を実に繊細にそして大胆に描いています。
青春恋愛小説とは一味も二味も違った、大人の恋愛小説。
大人の恋愛がリアルに描写されていました。
年齢を重ね、純粋な恋愛をする気持ちを忘れていた女性が、夢中になるほど惹かれた男性に出会う。そして恋に落ちて、女性でありたいと思う。
これは本当に素敵なことだと素直に感じることが出来ました。
いつでも、自分を必要としてくれる人がいるということは、とても幸せなことだと感じた。
アラフィフといわれる女性に、そして男性にも是非読んで欲しいおすすめの作品です。
何歳であっても誰かを必要として、そして好きになれる感情は変わらずありますね。
読旅の分析・評価
今回この作品の分析評価として総合評価77点と高評価になりました。
この作品は全体的にバランスよく高得点となっています。学び発見の項目が6点と中間点となっていますが、それ以外の項目では7点以上となっています。
文体・表現の部分は9点と最高得点。
この部分を9点としたのは、アラフィフと言われる女性が、恋に落ち、女性として生きたいという思いに変わっていき、やがて女性の部分が多くなってくる。
この様子が実にリアルに伝わってくる感じで描かれているという点で、高得点にしました。
さすが窪美澄先生という感じでした。
「私は女になりたい」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「私は女になりたい」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Twitterでの反応!
ツイッターでも「私は女になりたい」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
窪美澄さんの「私は女になりたい」読了。女が女でい続けることの、なんと難しいことか…いくつになっても綺麗でいたい、恋をしていたいと願うことの、なんと難しいことか…でも、死ぬまで女は女ですよね…#読了 #読書 #読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/YcrLDdQvSq
— めぐみ読書垢 (@PfZd4o8yhZXmCN8) December 16, 2022
私は女になりたい/窪 美澄
— にこまる (@hTXip2Y0R8tZw82) April 19, 2023
揺るがない強さと切なさに、
心をギュッと掴まれ一気読み!
非常に良かったです。#読了 pic.twitter.com/dYVNRWZG6k
Inatagramでの反応!
Instagramでも多くの方が「私は女になりたい」に関する感想を投稿しています。
本書の魅力がよくわかります!
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