《感想》◆コイコワレ◆
海族と山族は仲良くなれない、その宿命に抗った二人の少女
中央公論新社「螺旋プロジェクト」という壮大な物語の「昭和前期」の時代を描いたのがこの作品「コイコワレ」。疎開先で出会った2人。忌み嫌い合う2人。でもなぜがその存在が気になってしまう。それは負けたくないという気持ちからなのか、何とかその関係を違う形で表現できないのか、いつかその存在を許し、分かり合えることができるのか、そして二人の少女がたどり着いた未来とは一体。