町田そのこ

読書感想

《感想》 ◆ぎょらん◆
この珠は亡くなった人の思いかそれとも残された人の思いか

人が亡くなる最期のときに遺すと言われている「ぎょらん」と呼ばれる赤い珠。その珠を食べた者は亡くなる人の思いを知ることができる。その珠に込められた思いをしった時、その後の人生をどう生きるのか。珠に込められた思いは本当になくなっていく者の最期の言葉、思いなのか。
読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動
新潮文庫町田そのこ
読書感想

《感想》◆星を掬う◆
母が娘のために選んだ生き方とは!その真実に涙する

2021年本屋大賞を受賞された町田そのこ先生の受賞後の第1作!「星を掬う」。本作品も2022年本屋大賞にノミネート!(2022年2月時点)幼い頃に母に捨てられたと思い生きてきた、結婚した夫の暴力から逃れるため、母のもとへ。そこで始まった母との暮らしの中で、母が娘を捨てたその理由に触れることになる。感動の人間ドラマ!
読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動
本屋大賞町田そのこ中央公論新社
小説

私の居場所は、こんなところにあったんだね。
【夜空に泳ぐチョコレートグラミー】

「52ヘルツのクジラ」で本屋大賞を受賞した町田そのこさん。その先生の名作「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」を読みました。人がこの広い世界で生きていく事の難しさ、でもそこで生きていこうと前向きになる気持ちを持たせてくれる作品。本屋大賞受賞作家さんが送る登場人物の心理描写、そして人間関係のその表現が実に魅力的な作品です!
小説人生・人間ドラマ読書感想
町田そのこ新潮文庫
読書感想

あの時のわたしは、52ヘルツの声をあげていた。
【52ヘルツのクジラたち】

「52ヘルツのクジラ」、そのクジラは「世界で最も孤独なクジラ」と言われています。幼い頃から親からの虐待をうけ孤独な時間を過ごしてきた二人。その二人にしか分からない。心の奥から発せられる声。その声を受け止める難しさ、その言葉を発する難しさ。悲しさの中から前を向こうともがく人の強さが分かる作品。2021年本屋大賞。
読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動
本屋大賞町田そのこ中央公論新社