「35年目のラブレター」

僕のこの愛を、僕の字で大切なあなたのに伝えたい

「35年目のラブレター」について
本作は、実話をもとにした感動のノンフィクション作品で、2025年には映画化もされました。
人間の尊厳と再生、そして夫婦の絆や愛情を描いた感動作品です。
「35年目のラブレター」あらすじ
物語の主人公は西畑保さん。
彼は幼少期に貧困と差別により学校に通えず、読み書きができないまま社会に出た男性です。
飲食店で働くも、文字が読めないことで差別を受け続け、結婚後もその事実を隠していたが、妻・皎子さんに知られてしまいます。
しかし、妻に責められると感じていたが、彼は妻の優しい言葉に支えられ、64歳で夜間中学に入学することを決める。
その目的は「妻にラブレターを書くこと」──それがタイトルの由来です。
自分を励まし支え続けてきてくれた妻へ、自分の字でラブレターを書いて送りたい。
妻との絆、そして愛情が丁寧に描かれている感動作。
「35年目のラブレター」の感想
まず感じたのは、実話をもとにしたノンフィクション作品でありながら、まるで小説のような深い余韻を残す一冊であったということ。
主人公・西畑保さんは、文字の読み書きができないまま社会に出て、長年その事実を隠しながら生きてきた。結婚してからも妻に打ち明けることができなかったが、ある日、隠しきれなくなったとき、妻はただひとことこう言った。
「つらかったやろ」
その瞬間から始まる再生の物語。
主人公である保さんは64歳で夜間中学に入学し、35年越しの想いを一通のラブレターに込めようとする。
その姿に、読みながら自然と涙が溢れました。
この作品は、教育の機会を奪われた人の苦しみを浮き彫りにしながらも、人間の尊厳と希望を静かに、力強く描いています。「挑戦に遅すぎることはない」「人はいつでも変われる」――そんなメッセージを強く感じることができました。

夫婦愛、学び直し、自己肯定感。さまざまなテーマが丁寧に織り込まれ、読者自身が“次に進む勇気”をもらえる作品!
読旅の分析・評価

「35年目のラブレター」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「35年目のラブレター」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Xでの反応!
Xでも「35年目のラブレター」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
『35年目のラブレター / 小倉孝保』
— なる|読書 (@nalu7) July 17, 2025
他人と比べて劣等感に悩み、自己嫌悪に陥ってしまう。一方で、それを克服するための努力は怠ってしまう。
そんな人の心に刺さる実話。
何かを始めるのに、遅すぎることはない。
「64歳、字が書けるようになりました」#読了 #読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/9bLCZrcOCc
小倉孝保さんの【 35年目のラブレター 】が
— スタッフ募集中 カードボックス藤田店 (@21P4) August 3, 2024
2025年の3月に上映されます!!
気になっている方は小説も見てみませんか?#宮脇書店Pモール藤田店 pic.twitter.com/MrKBX4ayHc
Inatagramでの反応!
Instagramでも多くの方が「35年目のラブレター」に関する感想を投稿しています。
本書の魅力がよくわかります!
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