社会に潜む問題に迫る!!おすすめの社会派小説8選!第1弾!
今回紹介する本は「社会に潜む問題に迫る!おすすめの社会派小説8選!第1弾!」です!
ここでは、おすすめの社会派小説を集めてみました!
社会派小説っていったいどんな小説?と思っている方も多いと思いますので、簡単に解説しておきます!
社会派小説とは
社会派小説は一体どんな小説のことを指すのか、まずは簡単に解説します。
社会派小説というのは、この私たちが住んでいる社会の中に潜んでいる社会が抱える問題をテーマとして扱った小説のことです。
もう少し具体的には、事件や事故、生活、企業や仕事場での問題など、私たちが住むこの社会に潜んでいる問題に焦点を合わせて、その問題を解決したり、なぜその問題が起きているのかを読者に考えさせたりなど、社会問題をその著者の独特の観点で描いた作品です。
これらの作品は小説ですが、結構社会の問題などリアルな問題に触れている作品も多く。
実際に今の世の中で起こっていることや、歴史上の事件などを扱っている作品もあるので、実はとても勉強になったりもするのです。
そんな社会派小説を今回第1弾としてまずは8作品を紹介します!
社会の中に潜む問題について、それぞれの著者がどう向き合い、読者に伝えているのかを
存分に楽しんでみてください。
自分の住んでいる社会で起きている問題の鋭く迫る!
読んで損はない作品ばかりです!!
※作品の横の番号はランキングではありません。
《作品1》空飛ぶタイヤ:池井戸潤
まず最初の1作品目は、池井戸潤先生の「空飛ぶタイヤ」です。
この作品は、映画化もされている人気の作品です。
下町ロケットや半沢直樹などの人気のドラマの原作を書いた著者である池井戸潤先生が、トラックの事故を巡りある中小企業と大企業が戦う様子を描いた、社会派の爽快な作品です。
文庫本で出版されていますが、上下巻となっているなかなかのボリュームを感じさせる作品ですが、読んで損はないと断言できます!
読む手が止まらなくなる、爽快な物語を楽しんでください!
大企業に戦いを挑む中小企業、そのまっすぐな思いにハラハラドキドキしながら、大企業からの圧力や隠蔽に毅然と立ち向かうの男たちの姿を描いた名作です!
池井戸先生らしい作品になっています!おすすめの1冊です!
映画化もされている池井戸先生の作品でも代表的な存在!
ハラハラドキドキのストーリー展開で満足できます!
《作品2》64:横山秀夫
続いて2作目は横山秀夫先生の「64」です。
この作品は、2013年に本屋大賞で第2位となった作品で、豪華キャスト陣で、映画化もされた話題の人気作です。
文庫本で上下巻の長編小説ですが、読み始めるとその内容に読む手を止められなくなります。
わずか7日間で終わった昭和64年という昭和最後の年に、少女が誘拐され殺害されるという悲しい事件が起こります。
そして時代は平成へと変わり、その7日間に起きた事件は未解決のまま、平成へと時代が移り変わる、その大きな出来事の中で、人々の記録から少しずつ忘れ去られていきます。
しかしこの事件を担当した刑事たち、そして被害者の家族は、この事件のことを忘れてはいなかった。
犯人は絶対に逃がさない!犯人を昭和64年のあの7日間に連れ戻す!
刑事たちの犯人を必ず捕まえるというその執念は、平成の時代を迎えても決して弱まることはなかった。
昭和の最後に起きた凶悪事件に絡んだ人間たちの執念、そしてそれぞれのドラマが、事件解決の感動と人間ドラマを作り出す。深すぎる感動の警察ミステリー小説!
2013年に本屋大賞で第2位を獲得した作品!
映画化もされた人気の作品です!
原作はもちろん、映画も感動の衝撃の結末を迎えるものでした。
《作品3》スワン:呉勝浩
3作目は呉勝浩先生の「スワン」です。
この作品は、第162回直木賞の候補に選出され、さらに第41回吉川英治文学新人賞受賞、第73回日本推理作家協会賞を受賞しています。
内容的に少し凄惨な部分があるので、苦手な方もいるかもしれません、感想として、こう表現していいかわかりませんが、とても面白い作品です。
巨大ショッピングモールで起こった無差別銃撃事件。
その事件で生き残った5人。
事件で亡くなった被害者の死の真相を明らかにするために5人のもとに届いた招待状。
事件に巻き込まれながらも生き残った者たちが、生きていきながら抱える葛藤と秘密、そしてそこに隠され、見えてくる事件の闇とは。。。
この作品は2つの文学賞を受賞している名作!
惜しくも直木賞は逃していますが、選出された候補作ということで、面白い作品であるという評価は高いですね。
《作品4》護られなかった者たちへ:中山七里
次の4作目は中山七里先生の「護られなかった者たちへ」です。
こんな理不尽なことがあっていいのか・・・
この作品を読んで思ったのは、この今の世の中に存在する理不尽なある制度。
本当の加害者は一体誰になるのか
連続餓死殺人事件の裏に隠された悲しい真実とは。
東日本大震災から4年後に起こったある連続殺人事件。
この事件にはある違和感があった。
殺されたのは、福祉事務所の職員。
怨恨の線で捜査は開始されたのだが、なぜか捜査の中で、この殺された職員のことを悪く言う人間の存在がないことに気付く。
操作を続けていくうちに、少しづつ見えてきたある真相。
殺された被害者たちの本当の姿とは、そしてその殺人を犯した犯人の本当の目的と動機とは一体。
切なすぎるこの事件の解決に、今の日本における、ある制度に対して疑問を持たずにはいられなかった。
この物語はとても切なかった。。。
こんなことが普通に起こっているのかと想像すると、なんともやりきれない気持ちになる。。
詳しい感想が見たくなった方は下の《参考記事》から作品の単独ページへ行くことができますので、そちらへどうぞ!
《作品5》絶叫:葉真中顕
5作目は葉真中顕先生の「絶叫」です。
このミステリーがすごい2015で第11位に選ばれた社会派サスペンス!
さすがと納得できるラストの衝撃!
結末で明かされるトリックは「そうきたか!」と思わずうなってしまう。主人公の女性の切なくつらい人生から、人間の心を深く描く、まさに社会派のサスペンスです!
読むのがちょっとしんどくなるほどの深い闇に溶け込んでいくような作品でもあります。
最初から不穏な空気を漂させてくれる作品で、読めば読むほど苦しいのだけど先が気になってしまう!
ちょっと苦手と思う方もいるかもしれませんが、読む手を止められなかった作品でもあります。
この作品、結構読むのがしんどいという方もいた不穏な雰囲気を持った作品です!
《作品6》罪の声:塩田武士
次の6作目は、塩田武士先生の「罪の声」です。実際に起きた事件をもとに描かれた作品です。
2017年の本屋大賞で第3位を獲得した評価も高い人気の作品です。
その他にも第7回山田風太郎賞や週刊文春ミステリーベスト10で第1位など、賞を受賞している作品です。
なんといってもこの作品は文章での描写がリアルで、読んでいてグングン作品に引き込まれていきました。
単行本で400頁を超える大作ですが、ぐいぐい読み進められます!
そして、小栗旬、星野源で映画化もされている話題作です!
超おすすめの作品です。
この作品は。実際に起きた事件と重ねずにはいられない作品。
日本を震撼させたあの事件の裏では一体何が起こっていたのか!
詳しい感想が見たくなった方は下の《参考記事》から作品の単独ページへ行くことができますので、そちらへどうぞ!
《作品7》オレたちバブル入行組:池井戸潤
7作目はこの作品、池井戸潤先生の「オレたちバブル入行組」です。
この作品はあの超人気ドラマ「半沢直樹」の原作です。
バンカーである半沢直樹が、次々に起こる問題を痛快に解決していく!
自分の保身のために部下である半沢に罪を押し付ける上司を、あの名言「やられたら、倍返し」でリベンジへと展開していく!
池井戸潤先生の作品にハマるきっかけとなった作品です。
池井戸先生の世界を思いっきり楽しめます!
この作品は、最初にドラマを観てしまったので結構展開が分かっていたのですが
それでも十分楽しめる名作です!
《作品8》希望が死んだ夜に:天祢涼
最後、8作目は、天祢涼先生の「希望が死んだ夜に」です。
この作品は2019年に本屋大賞の発掘本部門で話題になった作品です。
同級生を殺害した容疑で逮捕された少女は犯行は認めるものの動機にすいては一切語らない。
納得が出来ない警察は捜査を続けていく、やがて意外な事実が浮かび上がってくる。
今の社会でのリアルな問題を扱った社会派の小説!
この作品、本屋大賞の発掘部門で話題となった作品。
社会に潜む問題に迫る!!おすすめの社会派小説8選!第1弾!まとめ
それでは最後に今回紹介した「社会に潜む問題に迫る!おすすめの社会派小説8選!第1弾!」の全8作品を改めて紹介しておきます。
この8作品でぜひ達成感を感じてください!
【全8作品のそれぞれを読みたくなった方はコチラ!】
- 空飛ぶタイヤ:池井戸 潤
- 64:横山 秀夫
- スワン:呉 勝浩
- 護られなかった者たちへ:中山 七里
- 絶叫:葉真中 顕
- 罪の声:塩田 武士
- オレたちバブル入行組:池井戸 潤
- 希望が死んだ夜に:天祢 涼
読旅が選ぶ!まだまだある!おススメ本!
積読を辞められない!という方は電子書籍がおすすめ!
積読をどうしても辞めたいと思っている人は電子書籍がおすすめ!
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