「ひとつむぎの手」
リアルな医療現場で起こる人間ドラマ描く!
「ひとつむぎの手」について
この医療ミステリーシリーズは好きなシリーズです。
今回読んだのは、そのシリーズの中でも特に好きな作品でした。
涙ありの人間ドラマ、医療現場のリアルさを伝えながら人間の心情、人間ドラマもとても繊細に描いています。
心臓外科医になるために頑張っているところに、3人の研修医の教育を任された主人公。それはただの教育係ではなかった。
そのうちの2人を採用まで持っていければ、念願の心臓外科医になるための有名病院への出向する権利を手に入れることができる言われます。
そんな条件が付けられた教育係でしたが、研修医たちとの間に深い溝が出来てしまう事態に。。。
医療現場での派閥による権力争い、そして研修医の教育、心臓外科医になるという夢。
そんな厳しい状況の中で、次々と人間ドラマが繰り広げられていく。どんどん次が読みたくなる展開が面白い作品です。
自分を理解してもらう難しさ
心臓外科で研修医の3人の指導を任された主人公。
研修医たちのために良かれと思ってやったことが原因で、研修医3人からの信頼を失ってしまいます。
そんな中でも、自分の考えや信念を曲げることなく、自分自身が信じたやり方で研修医たちの信頼を取り戻していく主人公の姿にとても感動し、印象に残りました。
悪気はなくても、その行動や態度が、相手にどう捉えられるか、人間関係の難しさ、そして自分自身を理解してもらうための難しさなども改めて感じさせられ、それを乗り越えていく主人公の姿にとても感心しました。
「ひとつむぎの手」を読んで
一言で言って、とてもいい作品でした!
さすが2019年の本屋大賞でもノミネートされ、第8位という結果となった人気の作品です!
大学病院でよくみられる派閥による権力争いなども見られて、医療と権力の葛藤に悩む主人公の心情の描き方もたいへん面白い作品でした。
派閥と医師としての信念の間で揺れ動き、主人公が自分自身と向き合いながら変化していく心理が、とても分かりやすく描かれており、読んでいるうちに、主人公の心情が伝わってきて、引き込まれながら読み進めました。
医療現場の中で起こったある事件。権力を持つ者を引きずり降ろそうと送られた怪文書から始まる、怪文書を送った人間、犯人捜し。
医療現場の臨場感を描くだけでなく、ミステリー的な部分も同時に描かれており、医療ミステリーとして充分楽しめる作品です。
仕事や人間関係などで悩んでいる人におススメの1冊!
「ひとつむぎの手」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「ひとつむぎの手」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Twitterでの反応!
ツイッターでも「ひとつむぎの手」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
知念実希人著『ひとつむぎの手』#読了
— 百日紅 (@pjBcqquyD3O5mE2) July 27, 2021
祐介は医学部付属病院助手。一流の心臓外科医志望。丁寧な仕事ぶり。超多忙で院内泊まり込みも多数
ある日主任教授から3人の研修医の指導を命ぜられる。目的は医局へのリクルート
その頃院内で怪文書騒ぎ。荒れる院内。
祐介の医師としての生き様が試される🤨 pic.twitter.com/kQe6ZyQx8R
「ひとつむぎの手」知念実希人#読了
— りか@読書垢 (@flmmiaSyUeTYOBz) May 23, 2021
2019年本屋大賞ノミネート作品
大学病院に勤める主人公が、葛藤しながらも、権力に屈することなく、自分の正義を貫くところがカッコよかった✨
指導を任された3人の研修医が、主人公の本質を見た時に、尊敬の念に変わるところもよかったです✨✨#読書垢 pic.twitter.com/Fx4OCv5EUZ
Instagramでの反応!
Instagramでも多くの方が「ひとつむぎの手」について読了後の感想を投稿されています。
画像とともに、深い感想を投稿されています。ご興味のある方は是非ご覧になってください。
今回当ブログで紹介させていただくことを許可していただきありがとうございました。
「」さん、「」さん!
今後も投稿楽しみに拝見させていただきます。
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