絶対読んで欲しいミステリー小説8作品を紹介!
今回紹介する本は「これは読んでおきたい!絶対読んで欲しいミステリー小説8選」です!
これまでにたくさんの小説を読んできました。そんな読んできた小説の中から、今回特にミステリー小説に絞って、これは面白かった!
だから絶対に皆さんにも読んで欲しい!と思った8作品を厳選しました!
ミステリ―好きにはたまらない8作品です!
ミステリー小説をあまり読んだことがないという方でも、ここで紹介しているミステリー小説をきっかけにミステリー小説が好きになってもらえたら嬉しいです!
《作品1》十角館の殺人:綾辻行人
まずこの作品は、ミステリ史上多くの読者に衝撃を与えたと言われている作品の1つです。
ミステリの名作と言われている作品だったので、読む前の期待はかなり大きかったので、少々のことでは満足できないよなと思いながら読み始めました。
読み終えてみて、まさにその噂通りの作品だと思いました。
ある事件を背景に、その島へと渡った学生達。
その学生達はその島で、連続殺人に巻き込まれてしまいます。
島で起きている連続殺人事件、その一方で本土では、過去に島で起きた青屋敷の炎上による建築家たちの死亡事件の真相を暴こうとする人物たちの行動。
この二つの事件の関係が実にうまく交錯していきながら、二つの事件の真相、解決へ向けて進んでいきます。
そして解決へと向かうなか、最後に「えっ?」と思ってしまう展開が待ち受けています。
そこで繋がるのかと思わせてくれる展開です。
最後の最後に起こったことの全ての謎解きを見せてくれる!ミステリの面白さを味あわせてくれる作品です。
ページ数が多めの文庫本ですが、一気に読めるくらいぐんぐん読ませてくれます!
《作品2》黒牢城:米澤穂信
2作目は、米澤穂信先生の「黒牢城」、時代小説です!時代小説は苦手だなあと思っている方にも是非読んでいただきたい作品です!私も時代小説は苦手だと思いないがら、話題の作品だったので読んでみることにしました。読みながら思ったのは、なんとも読みやすい!そして面白い!あっという間に読み終えました。
読んで感じたのは、時代ミステリ小説の傑作だ!ということです。これは面白い!それを証明するかのように史上初の四大ミステリランキング完全制覇など、この作品は数々の賞を受賞しています。
- 第12回山田風太郎賞
- 週刊文春ミステリーベスト10国内部門第1位
- 「ミステリが読みたい! 2022年版」国内篇 第1位
- 『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 第1位
- 『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 第1位
- 2022年 本屋大賞9位獲得!
納得の作品です!是非読んでみてください!
難しそうなイメージを持ってしまう本ですが、読んでいると読みやすい上に面白い!
ぐいぐいいける作品ですよ!
《作品3》夏の花火と私の死体:乙一
「暗いとことで待ち合わせ」を読んでから乙一先先生の作品が好きになり、そこで色々調べていたら、乙一先生の作品の中でも、この作品が人気が高いということがわかりました。
ということで、さっそく手に入れて読んでみました!
更にこの作品はなんと、乙一先生のデビュー作ということで、ますます楽しみで読み始めました!
納得の面白さ。
最後の最後にそうきたか‼️
と思わせてくれる作品。
コレがデビュー作とはさすがです。
ホラー調のミステリー小説ですが、乙一先生らしい、誰も予想しないような視点から描かれた作品。
乙一先生の独特な世界観を十分楽しめる作品です!
ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞作品です。
《作品4》満願:米澤穂信
本書は、六編を収録した短編集になっています。
〇夜響 〇死人宿 〇柘榴 〇万灯 〇関守 〇満願
短編集でよく感じることなのですが、どれか1作がメインで、それ以外はさらっと流して読むくらいのボリュームで構成されているなということがよくあります。
しかし、本書はそう感じることなく、どの話もしっかり読んで楽しめる作品で構成されていると感じました。
どの話も、それぞれに違った背景や人物像が設定されていて、1話読み終わって次に行く場合でも飽きさせないものでした。
どの話も、前半では予想できないような結末、主人公の思わぬ動機や真の思いが結末に向けてジワジワと明らかになっていく。
この話はこんな結末かな、なんて予想しながら読んでいましたが、最後までその予想は外されていくくらいでした。
特に最後の「満願」については、その主人公の女性の真の思い、動機が分かった時に、その意外性に思わずうなってしまいました。
その動機が分かってから、再度読み直すと、その動機が分かるような文章が所々に散りばめられ仕込まれており、また納得してしまうような内容でした。
収録されているすべてのミステリが実に最高傑作と感じることができる作品です。
山本周五郎賞受賞作品ということで、納得できる内容でした。
《作品5》罪の声:塩田武士
日本中を震撼させた未解決事件を描いた作品。
2020年に小栗旬さん、星野源さんのW主演で映画化され話題となった。
豪華キャストはもちろんだが、日本を震撼させたあの未解決事件を描いた作品ということで、注目度は高かった作品。
原作もあの事件の真相を、これが真実ではないかと思えるほど詳細に描いたもので、ボリューム満点ではあるが、読む手が止まらなくなる名作!
フィクションとされているが、あの事件と重ねずにはいられない作品。
《作品6》13階段:高野和明
まずは本作品の感想としては「おもしろい!」です。
展開はもちろんですが、扱っている背景となるテーマ。
日本での「死刑判決」についてにも考えさせられる作品にもなっています。
とても難しいテーマを基に書かれている作品で、知らないことも多く含まれている作品でした。
自分の命の期限が目の前に迫った時に人間がとる行動や、考え方なども触れてあり、驚く場面もありました。
どうしてそんな重罪を犯してしまうのか、犯罪を犯してしまう人の心理にもそれぞれあり、それを実にわかりやすく描いていました。
死刑囚の冤罪を晴らすということを目標に二人は事件の真相を探していきます。
真相に迫っていくうちに徐々に感じてくる違和感。
見えそうで見えない事件の真相。
ついにその真相が明らかになったとき、事件の真相の裏に隠されていたもう一つの事件との関係。
そのすべてが見えた時に、そういうことか!と思わずうならせてくれる結末に、大変満足できる作品でした。
《作品7》あの日、君は何をした:まさきとしか
本作品は、ある事件の捜査に巻き込まれ、家族の1人を失うことになった家族と、解決になった事件に巻き込まれ死ぬことになった少年の死の理由を確かめるべくある事件を追う刑事。
この2つの執念が無関係であったはずの事件を結び付け、新しい展開を、事件が起こるきっかけとなった真相を浮き彫りにしていきます。
息子を失った母親。
なぜ息子は死ななければいけないのか、なぜ息子が死んだのに周りは変わらない、なぜ自分は生きているのか。
息子に対する愛情が母親の心を「なぜ」という感情で埋め尽くしていく、その様子が描かれていて、読者の心に家族を失った家族の無念が伝わります。
そしてその母親の愛情・執念は長い年月を過ぎてもなお無くなることはありませでした。
その執念と事件の真相を追う刑事の行動が合わさり、徐々に2つの事件の関連性が見えてきます。
本書は家族の愛情、母の執念、そして刑事の事件の真相を明らかにするという行動が入り混じるミステリーです。
最後にすべてが明らかになり、エンディングへと向かいます。
その中で、息子の死。
そこには、ある見えてなかった事実へと展開します。
最後の最後に、誰にも分からなかった心。そこにすべての解決に関わることが。
《作品8》盤上の向日葵:柚月裕子
柚月裕子先生の「盤上の向日葵」です。この作品は2018年の本屋大賞で第2位を獲得しています。タイトルの「盤上」という言葉からも分かるように「将棋」が作品の中心となっているミステリー小説です。将棋が分からないとこの作品を読んでも楽しめないかというとそうではありません。
将棋が分からなくても、この作品のミステリーはもちろん、ストーリー中で描かれる重厚な人間ドラマ、そしてストーリーの展開も十分に楽しめます。
読んでみて何だか凄く深いと感じた人気の小説8選!まとめ
それでは最後に今回紹介した
読んでみて、何だか凄く深いと感じた小説8選!これが名作だなと感じる作品ばかりです!是非一度読んでみてください!!
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コメント
こんばんは。
自分も「十角館の殺人」読みましたよ。
ニックネームの仕掛けに驚きました。
そのうえあの一行には衝撃を受けましたよ。
それに「黒牢城」も読みましたが、見事な戦国ミステリーという印象を受けました。
そのうえ終盤の緊迫感を凄いと思いましたよ。
「夏と花火と私の死体」は語り口が斬新でした。
そのうえ子どもの心情を切なく描いてあると思いましたよ。
「満願」は峠や民宿といった日本的な空間ばかりと思っていたら、新興国を舞台にしたものもあり、
いろんな状況のミステリーを楽しむことができました。
そのうえディテールの書き込みがうまいから、より引き込まれましたよ。
「罪の声」は阿久津が記者魂に目覚めるのが印象的でした。
そのうえ登場人物の葛藤や心理描写を素晴らしいと思いましたよ。
「13階段」は深く掘り下げられたストーリーが素晴らしかったです。
そのうえ二転三転する展開から目を離せませんでしたよ。
「「あの日、君は何をした」」は登場人物たちのすれ違いや思い込みがリアルだと思いました。
そのうえ最後まで飽きることがありませんでしたよ。
「盤上の向日葵」は盤上じゃない所での戦いや葛藤も印象的でした。
そのうえ将棋に疎くても十分楽しめると思いましたよ。