「プラスティック」
主婦が書いた日記 その日記が次々に謎を呼ぶ
「プラスティック」について
この作品は2024年本屋大賞の発掘部門で見事超発掘本に選出された作品です!
著者は井上 夢人(いのうえ ゆめひと)先生です。
井上夢人先生の作品を読むのは本作が初めてでした。
どうしてこの作品を読んでみようと思ったかは、もちろん本屋大賞の発掘部門で超発掘本に選出されたからです。
この「超発掘本って何?」と思う方もいると思いますので、まずはこの超発掘本について簡単に解説します。
超発掘本とは!
超発掘本とは、本屋大賞の発掘部門で選ばれる作品です。
一体どんな本が選出されるのかというと、ジャンルを問わず、以前に刊行された作品の中で、時代を超えて心に残る本、今読み返しても十分面白いと思える作品が選ばれます。
時代を超えてという点から、多くの作品の中から超発掘本として選ばれた作品は、本当に長く、そして多くの方に愛されている作品とも言えますね。
それではこの「プラスティック」という作品について簡単に紹介していきます。
推理作家、井上夢人先生の少しホラー系のミステリー小説で、1994年に双葉社より刊行されました。
その後、1998年双葉文庫、2001年講談社ノベルズに収録、2004年に講談社文庫から出版されています。
そしてこの度、本屋大賞発掘部門で超発掘本に選出され、再注目されることとなりました。
特設コーナーを設けている書店も多く、多くの人の目に触れました。
超発掘本に選出された作品!
これはミステリー好きなら、絶対読んでおきたい作品だね!
「プラスティック」の感想
本屋大賞、超発掘本に選出された作品だったので、かなり期待して読み始めました。
ある主婦の日記から物語は始まります。
主婦が書いた、その日記の内容は読み進めれば読み進めるほど、謎が生まれ、違和感が生まれてきます。
その日記はやがて、その謎、違和感を更に不思議な感覚を持つ謎へと変えていく要素となっています。
日記の中に書かれている内容。
それは事実なのか、それが事実であったとしたら、そこにはある矛盾が生じてくる。
徐々に明かされていく真実。
しかし、その真実の裏にはもう1つの真実が!
その真実が分かった時、さらにこの物語に秘められた深い謎の答えが見えてくる。
読み進めれば読み進めるほどに、この物語の深さと意外性を感じることになりました。
超発掘本に選ばれた作品!さすがです!
構成がとにかく凄い!読んでいくと少し混乱してくる部分もありますが、先が気になってぐいぐい読めていきます。
途中で、これはもしかしてこうなるのか?ということはさっきのは。。。
とういう感じで、どんどん内容が繋がっていく感じを味わうことができる作品で
ミステリー好きな方に超おすすめの1冊です!
読み終えた後、余韻を楽しめる作品。
ミステリー好きな人には超おすすめの作品です!
読旅の分析・評価
今回この作品の分析評価として総合評価75点と高評価になりました。
この作品は全体的にバランスよく高得点となっています。やはり構成の部分が高得点9点です!
しっかりと構成されているミステリー小説!作り込まれてるなと感じる構成です!
考えさせられる、感動・泣けるるという点については6点と中間点になっています。こういった項目は中間でも、意外性やストーリ―など、ミステリー小説として、会ってほしい項目については8点と高得点をマークしています。
登場する人物と日記、それぞれの個性があり、キャラクターの部分も8点の高得点にしています。
人物と日記が目まぐるしく変わっていきますが、それほど読みにくさを感じることもなく、ぐいぐい読める作品です!
「プラスティック」SNSでの反応!
SNSに投稿されている「プラスティック」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。
沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。
Twitterでの反応!
ツイッターでも「プラスティック」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!
『プラスティック』読了。
— 鉛筆 (@vQiAgLVi8gA8Qyv) July 11, 2024
初っ端からワープロとフロッピーディスクが出てきて時代を感じましたが、物語が面白くグイグイ引き込まれました。あと何年かしたらスマホとかアプリとかも時代遅れになるんだろうか…。そう考えると、現代の変化のスピードって怖いな。
感想を書くとネタバレになりそうで→ pic.twitter.com/uucy1Qa88z
#プラスティック#井上夢人
— TAMA (@nktama) July 10, 2024
54個の文書ファイルが納められたフロッピイ
出張帰りの夫を待つ妻がワープロで日記を書く
不可思議な出来事
何が事実で何が虚偽か読めば読むほど謎が深まる
ひねり技のラスト😱
2024年本屋大賞発掘部門「超発掘本!」🏆
よくぞ発掘してくれました😊#読了 41 pic.twitter.com/ll2Mx20WPw
Inatagramでの反応!
Instagramでも多くの方が「プラスティック」に関する感想を投稿しています。
本書の魅力がよくわかります!
コメント