1日5冊も夢じゃない?誰でもできる速読法!
読むスピードを鍛えるのではない!読み方を変えるのだ!

書籍・読書情報
誰でもデキる速読法
誰でもデキる速読法

最近、小説、ビジネス書、実用書、色んな本を同時に読んでいます。
読書欲が強くなっています。

この状態になると、いつも思うのが、「本を早く読めるようになりたい!」ということです。

読書を趣味にしている人なら、一度は思ったことあると思います。
そして実際に速読法の本を買ってきて色々試してみたりなんかしたでしょう。

ページをぱらぱらめくって1冊読むのに1分とか5分とか
驚くような速読方もあります。

しかしどうしてもその速読法が身につかない・・・

本が好きな人は、たくさん本を読みたいのだから、読むスピードが早い方が嬉しいですね。

しかし、実際は色々な速読法を試してはみたけど
結局身に付かずに、これまで通りの読み方と変わっていない状態でしょう。

私もそんな状態でした。
色々試してみても、結局はこれまでと変わらない早さのままでした。

私はどちらかというと遅読。
子供の頃からあまり本を読んでこなかったので
とにかく本を読むのが遅かった・・・

小説などを読んでいてもなかなか内容が頭に入ってこない。。。
何度も戻っては読み直す、そんな状態でした。

ビジネス書でも、読み終えても何が言いたかったのか分からない。
そんな状態でした。

こうすれば速読が可能になる!

早く読めるようになりたいという気持ちで、色々な速読法について調べていました。

そして速読法を調べながら、読書を趣味としていた成功者たちの話を聞いたり
彼らの書籍を読んだりしていました。

彼らは私なんて足元にも及ばないくらいの多読家

  • 年間に300冊以上
  • 1日に10冊
  • 1冊読むのに10分

といったふうに驚異の早さで本を読了していることが分かりました。

でもここで疑問・・・
これって本当にできることなの?
1日に10冊なんて、1冊読むのに10分なんて無理じゃないかな・・・

みなさんこう思いますよね。
そして分かったこと「無理」ということです。

「なんだよそれ~話が違うじゃないか!」そう思ったでしょう。
しかし、それが事実なんです。

なぜ無理なのかを聞いたら納得できると思いますよ!

考え方を変えれば速読は可能になる!

先程、1日に10冊、1冊読むのに10分なんて速読は「無理」と書きました!
騙されたと思った方へ、なぜ無理なのかを解説していきましょう!

なぜ無理なのか!
本をはじめから最後まで全部読んでいたら無理!

「まぁそれは確かに無理だろうね~」そう思いましたね。
でも、本を読むときってはじめから最後まで、まんべんなく読んでませんか?

はっきり言って、全部のページ、まんべんなく本を読んでいたら1冊10分で読むなんて絶対に無理です。

しかし、1日10冊とは読んでいる人がいるのは事実なんです。
彼ら多読家の方たちは一体どんな読み方をしているのか

それは「全部は読んでいない!」これが答えです。

つまり本を最初から最後までのすべてを読んでいる訳ではないのです。
つまり「飛ばし読み」をやっているのです。

え~せっかく本を買ったのに、全部読まないなんてもったいないよね。
全部読んで全部知識として取り入れた方が絶対に得だよね。

言いたいことは分かります。
しかし、多読家の人たちは実際全部を読まずに、色々な知識を身に付け、それを活かして成功しています。

ということは、本を全部読まなくても、充分な知識を得ることが出来るということですね。
そしてもう1つ確かなことが言えます。
「本は全部読むものだ!」という考え方を変えれば速読は身に付けることが出来るということです。

勿体ないのはどっち?

勿体ない本の読み方
勿体ない本の読み方

先程、本は全部読まないということを書きました。
その時に、それってもったいないと感じた方がほとんどでしょう。

私も全部読まないなんてもったいないと思っていました。
しかし、よ~く考えてみると、読書に対する考え方を変えるという結果に辿り着きました。

全部読まないのは勿体ないという考えを辞めてみました。
そして、飛ばし読みを実行してみたのです。
1冊の本の中の大事な部分、興味がある部分だけを読むようにしてみたところ
結構早く読み終えました。(実際読み終えたと言えるかは置いといて・・・)

するとどうでしょう。
本の内容って意外と覚えている・・・

1冊を時間をかけてじっくり読んでいたときは、読み終えるまでに結構な時間がかかってしまって
読み終えた時は、前半に書いてあったこと、覚えてない・・・
ということもありました。

よく考えると、この方が勿体ないんですよね~

時間をかけて読んだ割には覚えてない・・・
時間も勿体ないし、結局買った本の内容を覚えてないとなると
読んでない事と同じことで勿体ないんですね。

そして最大の勿体ないは、読むのに時間がかかってしまって
途中で読むことを辞めてしまった・・・

飛ばし読みするのは勿体ないと感じるのに、結局読めなかったという本もあって
同じ勿体ないことをやってしまっているのです。

全部をしっかり読むという読書法で読書していたときのほうが
時間も、本も勿体ないことをしていたのです。

そう考えると、飛ばし読みで大事だと思えるところだけ読んで
内容が頭に残っている方が、時間も無駄にしないし、こっちの方がお得!という考え方に変わったのです。

本の大事な部分って分かるの?

大事な部分だけを読むという読書法で
みんなが疑問に思うことは「読んでもいないのに大事な部分ってどうやったら分かるの?」ということです。

確かに何の情報もないまま本を開いて飛ばし読みを始めても
どこに何が書いてあるか分からない状態なので、どこが大事かなんてわかりません。

そこで私が実際にやってみた、本の大事な部分の見当をつける方法を紹介したいと思います。

まずは本のここを読む!

まず本を手にしたら、表紙、帯、とにかく本の内容以外の部分に書いてあることをじっくり読みます。

本の表紙や帯などには、その本の内容を要約した言葉や、キャッチコピーなどが書いてあります。
つまり、その本が何を読者に伝えたいのかが分かるわけです。

そして次に読むのが「はじめに」と「おわりに」です。
これらを読むことで、著者がこの本で何を伝えたいか、そして最後の結論などが大体見えてきます。
「はじめに」に書いてあることが、著者が本で伝えたかったこと、そして「おわりに」が
著者がそれに対してどんな風に考えているかなどが書かれています。

そして次に「目次」を読みます。
目次を読んでいくと、本の内容と流れが分かります。

表紙や帯、そして「はじめに」と「おわりに」を読んだ後で目次を読むと
その本が何を、どんな順序で読者に伝えようとしているのかが分かります。
つまり、本の大事な部分が見えてくるのです。

この状態で内容に入っていくと、大事な部分と流れが分かっているので
読むべき部分が分かります。自分が興味がある部分を読み込めばいいのです。

ここでパラパラ読みをやってみた!

表紙や帯、目次までしっかり読んだ後に大体ほんの内容が分かったので
一度全部をぱらぱらとめくりながら、読むというより見て流してみました。

そうですね~1ページ2~3秒程度で目を通したという感じです。
300ページの本を10分かからないくらいで目を通すような読み方です。

そして気が付きました。
最近の本は著者が伝えたいこと、大事なところを太文字で書いていたり
あらかじめマーカーが書いてある状態のものがあるのです。

パラパラめくってみただけなのですが、その太字の部分などが目に飛び込んできて
単語単位で認識していけるのです。

これをすることでまた本の内容がざっくりと頭に入ってきます。
大事な部分、読んでおこうかなという部分が見えてきます。

いよいよ大事な部分を読み込む!

一度パラパラ読みが終わったら、いよいよ大事な部分を読み込んでいきましょう。
ここは多少時間がかかっても、少しゆっくり読んでみましょう。

しかし、読んでいる途中でも、ここは違ったなと感じたらすぐに読み飛ばしましょう。

それでいいんです。大事な部分を確実に捉えられるわけではないので
間違っていることもあります。そんな時は迷わず飛ばしましょう!

最後にもう一度パラパラ読み!

そして仕上げとして最後にもう一度パラパラ読みをします。
これで1冊を読み終えたということにします。

本の内容が記憶に残っているか!速読法を検証!

ここまで私が試してみた速読法を紹介してきました。
実際にやってみて、どれくらい本の内容が記憶に残っているかを確かめたくて
読書ノートにアウトプットしてみました。

感想としては、結構おぼえていました。
本を最初から最後までじっくり読んだ時よりも
全体的な概要は覚えていて、更に大事な部分はより記憶に残っていました。

じっくり読んだときは、全体の概要は覚えていたとしても、全体的にボヤッとしていて
大事な部分がまずどこであったか、そして大事な部分の記憶と言われても「??」という状態でした。

ということは、本の内容を記憶に残すためには、この飛ばし読みをする読書法でも十分だということが分かりました。

実際には速読になっていたのか?

それではこの飛ばし読みという読書法がどれくらい早く1冊を読み終えたのかを解説します。
今回う約300ページのビジネス書で試してみたので、それぞれ読むのにかかった時間をまとめてみました。

  1. 本の表紙や帯を読み込む:1~2分程度
  2. はじめに・おわりにを読む:5~8分程度
  3. 目次を読み込む:8~10分程度
  4. パラパラ読み(1回目):10~15分程度
  5. 大事なところを読み込む:30~40分程度
  6. パラパラ読み(2回目):10~15分程度

これが今回検証した結果です。
工程としては6工程で、全てを合計すると、約1時間~1時間半でした。

1冊読むのに1時間程度で読み終えることが出来ました。
1冊10分という訳にはいきませんでしたが、これまで1冊読み終えるのに、1日~2日かかっていたものが、大幅に短縮されました。

更に本の内容も思った以上に記憶に残っていたので、この速読法は大いに活用できると思います。

なぜ記憶に残ったのか?

なぜこの読み方で本の内容が記憶に残るのか!

  • 目次を読み込んだ!
  • パラパラ読みを含めて3回目を通している!

この2つの工程がかなり記憶の定着に効果があったのではないかと思います。

一度じっくり読み込むよりも複数回内容を確認しながら太文字で書かれている部分などを瞬時に認識することが出来たので
目を通しながら、このページには大体こんなことが書かれているなぁと考えていました。
読み終えた後に、あの太文字で書かれていたのは、ここらへんだったなぁと覚えているくらい記憶に残っていました。

ということは、時間的に余裕がある場合はパラパラ読みをもう1回やってみれば
更に本の内容が頭に入ってくるということになります。

更に本の内容を頭に入れたい時は!

更に本の内容を頭に入れたい!本の大事な部分をもっと的確に把握したいという方には
この方法をお勧めします。

まずは、本を読む前に、その本を読む目的を書き出す!ということです。
本を読むことで自分がどう成長したいか、この本から何を学びたいか、知りたいかなどを書き出すことで
目次を読んだ時や、パラパラ読みをしたときに、自分が求めている大事な部分をより正確に捉えることが出来ます。

100%捉えられるわけではありませんが、この目的を書き出すということをやるかやらないかでは
かなりの差が出てくるのは間違いありません。

本に対して、問いかける、疑問を書き出して投げかけることで
その答えを探そうと意識するようになるのです。
そうなると、パラパラ読みをしていると、目が勝手にその答えになるような単語を探して認識するようになるのです。

これは驚くほどの効果を実感しています。
下の画像は私が実際に本を読むときに、その本から何を読み取ろうかということを書きだしたものです。

本を読む目的
本を読む目的

これは厚紙を名刺サイズにカットして、その一枚に書き込んでいます。
なぜこのサイズの厚紙に書くのかといいますと、これを「しおり」に使うのです。

そうすることで、その本から何を読み取りたいか、自分がこの本を読む目的を、すぐに何度も確認することが出来るからです。

本を変えるたびに、この「しおり」に書き込んでいます。これ結構効果あります!

誰にでもできる、私でも出来た速読法のまとめ!

今回、どうしても早く本を読むという技術を身に付けたくて、試してみました。

その結果、今回試してみた大事な部分だけを読み込む、飛ばし読みの速読法は
期待以上の結果になったと感じています。

読書時間は、これまでのじっくり読みよりもかなり短縮されました。
そして本の内容を覚えているかという点でも、じっくり読みの時よりもいい結果を得ることができました。

更に、この方法はまだまだ効果を上げることが期待できます。
今回検証に使った本は「文章術」について書かれた本だったのですが、文章術について書かれている違う本と内容が似ている部分がかなりありました。

つまり、同じようなカテゴリの本を読めば読むほど、以前読んだことがある知っている部分が増えていき
読み飛ばせる部分が増えてくるということになります。
そうなると、読む時間は更に短縮されながら、より大事な部分、知らない部分が抽出しやすくなり
そこをピンポイントで記憶に残していく事が出来る、ということは文章術についての知識が更に広がるという好循環になります。

この好循環に入ると、更にたくさんの本を読めるという状態になっていきますね。
更に更に本を読むことが楽しくなるでしょう。

では読んだことがないカテゴリの本を読む場合は、読む速さはどうしても早くすることが出来ないかといいますと
多少はゆっくりになってしまうかもしれません。
事前の本の情報がないということで、内容を把握するという最初の目次などの読み込みに時間がかかってしまうかもしれません。

それを出来るだけ早く読むためには
その本の書評やレビューをネットで見つけて、事前に読んでおくというのも
出来るだけ早く読むために本の概要を把握する1つの手段です。

速読が向かない、出来ない本もある!

速読が出来るということは分かりましたが
この速読をお勧めしない、そして向かない、出来ない本があるということも知っておく必要があります。

速読が向かない本は小説です。

小説でも最初と最後を見れば大体の物語は分かりますが
小説を速読法を使って内容を飛ばしてしまうと感動などの感情的な部分を感じることが出来なくなるので
向かないし、お勧めしません。

小説を知識を得るために読んでいる!
楽しむために読んでるわけではないという方は速読で飛ばし読みとしてもいいでしょう。

もう1つ速読がむずかしいのは初めて読む専門書でしょう。
やはり専門的な内容なので、知っている知識がほとんどないという状態で読みますので
どうしても大事な部分をいうのが分からない状態です。

出てくる単語も知らない状態では
速読で太文字を見つけても理解することが出来ません。

このような専門書は、同じ分野の本をたくさん読んでいけば
徐々に、速読の飛ばし読みが出来るようになるでしょう。

最後に

これまで私も数百冊の本を読んできました。
それには結構な時間を要しました。

大切な時間を費やして行う読書。
時間も読書もどちらも私にとって大切なことです。

出来るだけ1冊に時間をかけずに、本の大切な部分を自分の知識にできる
そして、それを自分の人生に活かすこと、これが出来れば読書が本当に価値のあることになります。

1冊の本のすべてを把握できなくても
何か1つでも何か新しい知識を得ることが出来れば、それでいいと考え、もっともっと広く、多くの本を読んでいこうと考えています。

皆さんも是非、この速読法を試してみて効果を実感してみてください。
全員がまったく同じようにできるとは思いませんが、少しでも読書にかける時間を短縮できて
本の内容を記憶にとどめることが出来れば幸いです。

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