なぜ、娘は死んだのか!娘を奪ったアイツを絶対に許さない!
【罪の余白】

読書感想小説サスペンス

「罪の余白」

罪の余白_芦沢央

なぜ娘は死んだのか!
娘が残した日記に父親が動き出す!

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罪の余白_読書記録※クリックで読書記録は拡大できます

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本の基本情報
  • ジャンル:小説・サスペンス
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:芦沢 央
  • 出版社:角川文庫

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本の基本情報
  • ジャンル:小説・サスペンス
  • 本の種類:文庫本
  • 著者名:芦沢 央
  • 出版社:角川文庫

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「罪の余白」について

本作品は、「芦沢央」さんのデビュー作品です。
本作品で第3回野生時代フロンティ文学賞を受賞しています。

本作品は、学校で起こる学生の間の「いじめ」を題材としており、その中で起きた1人女子学生の「死」から始まります。

亡くなった女子学生は母親を病気で亡くしており、父親と二人で暮らしていました。
仲のいい普通の親子、この親子の生活に突然とても悲しい出来事が起こります。

その女子学生は学校で事故により亡くなってしまうのです。
突然の娘の「死」により、悲しみのどん底に落ちていく父親、そんな父親は、亡くなった娘の部屋で娘が残した日記を見つけます。

その日記の中にあった、娘が残した言葉に、残された父親は、学校で娘に対するいじめがあったのではないかという疑いを持ち始めます。
そこから、父親は娘の「死」には、そのいじめが関係しているのではないかと考えるようになり、娘が亡くなった、本当の原因を追究していきます。

学校の中、友達との間、何が真実なのか!

本作品の背景には、学校で起こる「いじめ」があります。

学校という空間は、外にいる親たちは自分の子供に何が起こっているのか、何も見えないという状態になります。
更に、友達同士の関係。
友達関係の中で、本人同士にしか分からない、年頃の女性の中にある微妙な人間関係。

一時的な揉め事はある。
しかし、その揉め事が子供同士では解決できないような事態を引き起こすことがあります。

本作品では、そんな学校という場所で起きた女子生徒の死亡事故。
校舎から転落、自殺という判断がなされたが、果たしてそれは本当に自殺なのか。

友達同士の会話の中での「いじめ」。
女子生徒の死は本当に事故なのか、自殺なのか、そこにいじめはあったのか、誰もその事実を証明することが出来ないという状態。

本作品では、この「いじめ」という事実、そして娘の死の真相を父親が執念で暴いていく様子が描かれています。

[st-kaiwa6]学校という場所で起きる「いじめ」。
それは、時に悲しい結果を招くこともある。
どうしていじめがなくならないのか・・・
大切な娘を失った、奪われた、異常とも言える親の執念に涙が出ます![/st-kaiwa6]



「罪の余白」を読んで!まとめ

本作品を読んで、本当に胸が苦しくなる思いでした。
小説の中の話だと、簡単にその苦しい思いを変換することが出来ませんでした。

学校の中で起きている「いじめ」によって、一人の生徒が自ら「死」を選択する、死に追い込まれる。
これは、小説ではなく、現実でも起きていることです。

小説の中の話だと、簡単に済ませることが出来ない気持ちでした。

母親を亡くして、たった二人で生活していた父と娘。
その大切な娘を亡くした父親の悔しさ、そして何よりも死を選んだ女子生徒の悔しさ。

狡猾なやり方で気に食わない相手をターゲットにして「いじめ」を行い、そしてそのターゲットを死へと向かわせる。
いじめる側の学生の様子もとてもリアルに描かれていて、本当に全てがノンフィクションなのか?と感じる場面もありました。

とにかく友人や周りの大人たちでさえも騙していく、いじめる側の学生を、恐ろしく感じました。

そんな学生を父親は、娘の死は「いじめ」によるものだ、絶対にいじめた相手を許さないという執念で追い詰めていきます。
その行動は、周りから見たら異常とも思われるやり方で、追い詰めていきます。

そんな学生を追い詰めるために父親がとった執念の行動とは!

いじめという問題と、狡猾な方法で周りの人間たちを騙す、いじめる側の学生にイライラする場面。
大切な娘を失った父親の執念、自ら死を選択せざるを得なかった女子学生の悔しさを思い胸が苦しくなるほど悲しくなる場面。

二つの場面で感じる思いにグッと作品に引き込まれ、最後まで一気に読み込んでいく作品でした。

[st-kaiwa2]いじめは絶対にやめようね!
誰も得をしません!
みんなが辛くなるだけです![/st-kaiwa2]

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[st-user-comment-box title=”罪の余白” user_text=”芦沢 央  評価” color=”” star=”35″]日々是読書旅[/st-user-comment-box]

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「わたしはあんたたちを絶対許さない」【贖罪】:湊 かなえ

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