《感想》 ◆潔白◆
こんな隠蔽は決して許されない
私のお父さんは犯人じゃない!この真実を知っているのは娘。お父さんが犯人であるはずがないのだ。しかし、この真実を証明することができない。死刑執行されている父親の冤罪証明のために娘は大きな組織と戦うことになる。保身のために情報を隠蔽する組織と個人との戦いを描いた作品。深く考えさせられるミステリー小説!
《感想》◆天空の蜂◆
人質は日本国民、犯人の要求とは
ネットで偶然見つけた、昔好きだった本について書かれたブログ。そのブログに書かれた感想に共感し、コメントしてみた。そのコメントにまさかの返信。そして二人のやり取りが始まった。やがて二人は会うことになった。しかしそこで感じた、なんとも言えないすれ違いの感覚。二人がわかり合うために本気で本音で話し合う。ほんとうの優しさとは。深く考えさせられた作品!
《感想》◆テミスの剣◆
冤罪と隠蔽。権力・組織に立ち向かう!
冤罪を作り出してしまう今の警察の取り調べや、司法のシステムの問題、それを隠蔽しようとする関係者たちの保身を繰り返す姿。その中でも真実を明らかにしようと権力と組織に立ち向かう男の姿を描く!渾身の裁判ミステリー小説!
《感想》◆虚ろな十字架◆
この問いには、模範解答はあるのか?
人を殺した者は、どう償うべきか、死刑が正しい方法なのか、たぶん模範解答はない。死刑判決が出れば被害者の家族は納得できるのか。自分が犯した罪にどう向き合ってい償っているか、それは誰にも分からない。死刑制度という難しいテーマを大胆に描いた作品。自分自身の考えに問いながら読み進める作品です。
あの人が僕を人間に戻してくれた。
【告解】
飲酒した上に人を轢いて逃げてしまった。その罪を償う刑期を終え出所してきた男性は、それからの人生をどう生きるか、生きるためには被害者の家族と会うべきなのか、自分は罪を償えたのか、罪を償うということがどういうことなのか、それを理解して分からせてくれたのは、ある意外な人物だった。罪を償うということを考えさせられる作品。
男が無実を伝えたかったその相手とは「完全無罪」
少女誘拐殺人事件の犯人として世の中を恐怖に陥れた男は、実は「人を傷つけたくない優しい男」。人が犯罪を犯してしまう悲しい現実が見える。多くの人が関わるからこそ真実が複雑で見えなくなる。しかし、1人の人間が持つ本性は1つである。完全無罪の男が、最後に犯した罪とは。