《小説紹介》
これは絶対読んで欲しい!グッと入り込める!
おすすめ小説8選!第1弾!

書籍紹介小説

これは絶対読んで欲しい!グッと入り込める小説8選!第1弾!
これは絶対読んで欲しい!グッと入り込める小説8選!第1弾!

これは絶対読んで欲しい!グッと入り込める!おすすめ小説8選!第1弾!

今回紹介する本は「これは絶対読んで欲しい!グッと入り込める!おすすめ小説8選!第1弾!」です!
私がこれまでに読んだ小説の中かから、この作品は作品の中にグッと入り込める作品を厳選しています!!

読んでいるとだんだんその物語の中にグッと入り込んでしまっている。
つまり、「心をグッと掴まれてしまった作品」をまずは第1弾として8作品!私、読旅が厳選して紹介します。

何か、いつもと違った感じの世界に入り込みたい、今なんとなく何かを忘れて、小説の世界にグッと入り込みたいと思っている方にお勧めの作品ばかりです!
あなたの選書の参考にしていただけたら幸いです。

実際に読旅が読んでみて、この作品は読んでよかったと思えた、物語が深くて面白い、そんな世界にグッと入り込める小説を厳選してます!

※作品の横の番号はランキングではありません。

《作品1》i:西加奈子

i:西加奈子
i:西加奈子

まず最初の1作品目は、西加奈子先生の「i」です。

本書は、本当に考えさせられる内容でした。
生きている意味、自分が存在する意味。
その意味を考えないことはないが、それは別に考えなくても、答えが見つからなくても、自分の今の生活には、人生には何の問題もありません。

普段考えなければ、考えなくてもいいこと。
しかし、一度頭に浮かぶと、その答えや意味について、いくら考えてもその答えは見つかりません。

だったら考えなければいいと思うのだが、どうしても何度でも頭に浮かんでしまう。

誰にでもあると思う。
心の中に浮かんでいることを、うまく表現して、誰かに伝えたいけど、それをなかなか上手く伝えることが出来ない。
その思いを、どんな言葉で表現すればいいのか分からない。
でもそれは、自分の中の感覚では分かっている。

この物語の主人公「ワイルド曽田アイ」は、自分の中でずっと悩み続けていたことがあった。

ある時、自分の中で感じていたことを表現することが出来る言葉に出会います。

この小説の中で私がグッと引き寄せられた場面がこの言葉に出会った瞬間です。

ずっと悩み、考えてきた、誰かにその思いを伝えたいと思いそれを表せる言葉や方法を探し続けてきた。そしてやっとその言葉が見つかった、その一言目が発せられた時。

その思い、感情は爆発し、言葉は堰を切ったように流れて出てきます。
興奮気味でその言葉を並べる場面。
今、それを表現しなければと言葉が止まらない。

感情の爆発を感じる場面なのに、なぜか安心感と優しさに包まれた場面でした。

自分の存在、意味について考えさせられ、そして優しさに包まれた作品だと感じ、物語の中に吸い込まれて読んでいました。
再読することで、さらにその内容の深さに更に気付けることが出来る作品です!

この作品は、本当に優しさに包まれた作品だと思いました!
心が洗われるような物語、そして主人公が素敵です。
詳しい感想が見たくなった方は
下の《参考記事》から作品の単独ページへ行くことができますので、そちらへどうぞ!

《作品2》流浪の月:凪良ゆう

流浪の月:凪良ゆう
流浪の月:凪良ゆう

続いて2作目は凪良ゆう先生の「流浪の月」です。

本書は、2020年本屋大賞を受賞した作品ということで、読み始める前からかなり期待して読みました。
そしてその感想としては、さすが本屋大賞作品!と思える作品で、本の世界にグッと引き付けられてしまい一気に読み終えてしまいました。

しっかり読んだと思うのですが、ぐいぐい読み進められたので、かなり短い時間で読み終えたと感じています。
複雑な内容なのに、頭にすっと入ってきます。
状況を思い描きやすいので、かなり記憶にも残っている作品になりました。

先ほども書きましたが、本書はまさに今の世の中で起きていることをリアルに描いていると思いました。
他人のことを勝手に分析してそれをSNSに投稿し、そこで討論が始まる。当事者がいない討論会。

そこには討論する人もいれば、投稿してあとは知らん顔。
投稿したことすら忘れている人もいます。

犯罪を犯した加害者、そして被害者のどちらに対しても同じように分析・評価して憶測を書き込む。
その憶測がどんどん真実かのように広まっていく。

もちろん犯罪を犯した人間は悪いが、その犯罪以外の事まで、広げられる。
そして被害者に対しても、勝手に分析して勝手に可哀そうな人間というイメージを植え付けてしまう。

被害者が一体何に対して本当に悲しいと感じているのかを理解しようともせず
優しさという名の勝手な憶測。勝手に作り上げられた善意。

そんなものでは被害者は救えないのだと感じました。
事実と真実は違う。
まさにその通りであると感じました。

人には優しさがあります。
確かにその優しさは大切で、その優しさを求めている人もいます。

しかし、その優しさも間違ってしまうと人を傷つけるものになる場合があるのだとわかりました。

そしてSNSに投稿されたことは、デジタル・タトゥーといわれるように完全に削除することが難しく、加害者や被害者はいつでもその時に連れ戻されてしまうということ。
どんなに当事者が忘れたくても、何かの拍子に、過去のことを持ち出されてしまうという怖さ。

インターネットという技術を手に入れ、それを活用していく。
で便利ではあるけれど、多くの事を犠牲にすることもあるのだと感じました。

このように事実と真実との違いをリアルに描いた本書では、最終的に当事者たちはある考えに辿り着き、自分たちの安心できる生き方を選びます。
その辿り着いた生き方に、そしてその描き方に、とても温かくて安心感を持ちました。

最後の最後まで、グッと感情移入できる作品でした。

この作品はさすが本屋大賞と言える名作!
真実と事実は違う。本当に深い作品でした!!
詳しい感想が見たくなった方は
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《作品3》本日は、お日柄もよく:原田マハ

本日は、お日柄もよく:原田マハ
本日は、お日柄もよく:原田マハ

3作目は原田マハ先生の「本日は、お日柄もよく」です。

本書は、「言葉」というものに焦点をあてて書かれた作品です。
言葉が持つ力。言葉に秘められた力。

この力は時に世の中を変えてしまうこともある。
大勢の人を動かすことができる。人の心を動かし、行動へつなげることが出来る。

経験したことがあるでしょう。
誰かの話を聞いて、感動して涙が止まらなくなった。
よし、頑張ろうと思った。など、誰かに力を与えることが出来る。

作品中にある言葉

「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。
三時間後の君、涙が止まっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。」
「本日は、お日柄もよく」徳間文庫:P.322
この言葉からも、人は言葉によって前に進むことが出来る。
立ち直ることが出来るのだとおもいました。

しかし、その逆のことも言えるのです。
最近、SNS上での誹謗中傷が、他人を傷つけてしまっているという事実も目にします。その言葉は、人を「死」に追いやってしまうことすらあります。

言葉とは、使い方を間違えると、人を傷つけたり、自分を破滅に追い込んだりすることもあるのです。

本書では、言葉の力をいい方向へ向けて魅力的な力へと変えています。
その魅力的な言葉の力によって生まれた未来はとても、優しくそして輝いていると感じました。

言葉を使うことが出来る人間だからこそ、言葉というものの力を世界をいい方向に変えるための力として使いたいと強く思いました。

言葉の力を感じる、深すぎる作品。
私が原田先生のファインになったきっかけの作品。
詳しい感想が見たくなった方は
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《作品4》52ヘルツのクジラたち:町田そのこ

52ヘルツのクジラたち:町田そのこ
52ヘルツのクジラたち:町田そのこ

次の4作目は町田そのこ先生の「52ヘルツのクジラたち」です。

本作品は、親による虐待というものを扱った、とても繊細な作品でした。
親たちが彼らにやってきた虐待に怒りや恐怖を覚え、辛くなる場面もあります。

しかし、そんな親にギリギリまで、愛情を求める、純粋で切ない子供。
もしかしたら、母親が、愛していると言ってくれるのではないかという、子供の無条件な純粋な期待。
そんな期待を裏切るような母親の言葉。

本当に胸が痛くなる場面もありました。

その一方で、悲しく辛い経験をしている主人公と少年、この二人を支えよう、助けようと考え動く人たち、悲しい現実と人の温かさに触れられる作品でした。

虐待は絶対にやってはいけないし、許せない。
そんな経験をさせることも絶対にあってはいけない。

本作品では、この辛い経験から立ち直ろうともがく二人の心情を実に繊細に描いています。
二人が少しずつ心を通わせ、ついにその気持ちが爆発する。

ずっと我慢していたことが、もう止められないくらい爆発する。
心のずっと奥からあふれ出す涙と声。

その場面を想像すると、涙が止まらなくなりました。
その涙は、悲しい涙だけど、愛が欲しい!行きたい!という前を向きたいという気持ちの涙にも感じました。

人は生きたいと思う。
今の状況をいい方向へと変えようとする。
この強い心も見えたと思いました。
前を向こうとする人には必ず誰かが手を差し伸べる。

悲しさと、温かさがグッと心に伝わってくる作品でした。
虐待という背景があるため、いい作品という表現がいいのか分かりませんが。

読んでよかったと思える作品でした。
さすが本屋大賞受賞作品です。

町田そのこ先生の作品が好きになったきっかけの作品。
先生が描く物語はとても優しくて温かくて人間的。この作品も間違いなく名作!
詳しい感想が見たくなった方は
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《作品5》劇場:又吉直樹

劇場:又吉直樹
劇場:又吉直樹

5作目は又吉直樹先生の「劇場」です。

この作品は、私が大好きな作品の1つです。
この作品をよんでから又吉先生のファンになりました。

又吉先生が描く恋愛小説ということで、人間味あふれる切ない恋愛物語となっています。

演劇という世界に入り込んだ男とその男に恋をした女性。
二人の関係を描いた作品です。

男は演劇に専念するために、毎日の時間を創作のためだけに費やし、女はそんな男の才能を信じ、懸命に支えていく。
しかし、徐々に二人の関係、特に女の様子が変化していく、自由気ままに自分が好きなように毎日を過ごしている男、そして男の気まぐれな性格に対して、どうしていいかどう接したらいいのか分からなくなっていく。

少しずつずれ始めた二人の生活。
なぜそうなったのか、二人はそのことに気づかないまま、女は精神的に耐えられなくなり、故郷へと帰っていく。
男は、女がどれほど自分にとって大切な存在だったのか、本当に気付いた。

最後に、2人の気持ちを始めて言葉に乗せて表現する。
男は気持ちを本気で言葉にする。
そして最後に女の言葉・・・
二人の関係の変化がとても身近に感じられ、
人間的で、切なく。
その様子を細かく表現された作品です。
演劇というあまり知らない世界で生きる男女の話であったが、その様子がしっかりと伝わり、心に染みる作品でした。

この作品はラストが本当に涙が止まりませんでした。
映画化もされていて、人気の作品です。又吉先生の描く恋愛物語がとても切なく心に突き刺さります!
詳しい感想が見たくなった方は
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《作品6》ノルウェイの森:村上春樹

ノルウェイの森:村上春樹
ノルウェイの森:村上春樹

次の6作目は、村上春樹先生の「ノルウェイの森」です。

もはやこの作品は、村上春樹先生を代表する作品といっても過言ではないですね。

世界的大ベストセラー作品です。

超有名な作品!
初めて読んだ時に、村上春樹先生の世界観に引き込まれたのを覚えています。
初めて読むとちょっと難しいと感じる人もいるかもしれませんが、私は何度か読みました。

徐々に村上春樹ワールドを感じることが出来るようになりますよ!

この作品は、世界的ベストセラーと紹介しました。その根拠として、この作品は、とんでもない発行部数を誇っています。

なんと累計発行部数は1000万部を突破し、現在日本の国内小説累計発行部数歴代1位の記録を持っていたことでも知られています。世界中で愛された作品です!

村上春樹先生の先品を読んでみたいと思っている人にはお勧めの作品です。

村上春樹ワールドを思う存分感じてください!
世界的ベストセラー!超おすすめの名作です!

《作品7》西の魔女が死んだ:梨木香歩

西の魔女が死んだ:梨木香歩
西の魔女が死んだ:梨木香歩

7作目は、梨木香歩先生の「西の魔女が死んだ」です。

この作品は、心温まる物語で、温かい家族関係を描いています。
学校に行けなくなった主人公である少女と、そのおばあちゃんとの約束、その約束を果たすという物語。

少女は、おばあちゃんから魔女の手ほどきをうけます。
何事も自分で決めること、それは魔女にとってはとても大切なこと。

自分にとっても喜び、幸せはすべて自分で決めるということが大切。
少女と魔女のおばあちゃんとの生活。
優しく描くこの関係の中に、強さも感じる名作。

全体的な印象としては、この作品はシンプルで静かな物語でありながら、読者の心に深く響く作品だと感じました。
特に著者である梨木香歩さんの筆致は繊細で、自然描写や日常の中に潜む温かさが丁寧に描かれています。

どの年代の読者にも響く共感できる普遍的なメッセージを感じることが出来ます。

読んでいてとても温かくそして優しさを感じる作品。
人生の困難を乗り越える勇気や、失った人々との繋がりの大切さを感じることができました。

《作品8》夜のピクニック:恩田陸

夜のピクニック:恩田陸
夜のピクニック:恩田陸

最後、8作目は、恩田陸先生の「夜のピクニック」です。

この作品は、高校最後の大きなイベントの中で起こる、学生たちの友情と恋愛、そして家族についての複雑な心情を描いた作品です。

青春時代を思い出し、そして恋愛も思い出す。青春恋愛小説で、かなり人気・評価が高い作品です。

親たちの人間関係、そこに巻き込まれた子供・生徒。自分たちの力ではどうしようもない、変えることが難しい状況を、何とか変えよう、楽しい学生生活にしようとする、学生たちの姿がまぶしく感じます。

学生たちの熱い気持ちに自分の学生時代を思い出す。読んでいて懐かしく難じながら、心にジーンと沁みてくる感じがとてもいい作品です。

大人になってから読んでもすごく感じるものがある作品。

自分の青春時代を思い出しながら読んだ作品。
あの若い時でも、人はみんなそれぞれに心に秘めた誰にも言えない感情がある。
そんな自分の時代を思い出しながら共感しながら読んだ作品です!

詳しい感想が見たくなった方は
下の《参考記事》から作品の単独ページへ行くことができますので、そちらへどうぞ!

これは絶対読んで欲しい!グッと入り込める!おすすめ小説8選!第1弾!

それでは最後に今回紹介した「これは絶対読んで欲しい!グッと入り込める!おすすめ小説!第1弾!」の全8作品を改めて紹介しておきます。
この8作品でぜひのめり込んで読んでみてください!!

【全8作品のそれぞれを読みたくなった方はコチラ!】

  1. i:西加奈子
  2. 流浪の月:凪良ゆう
  3. 本日は、お日柄もよく:原田マハ
  4. 52ヘルツのクジラたち:町田そのこ
  5. 劇場:又吉直樹
  6. ノルウェイの森:村上春樹
  7. 西の魔女が死んだ:梨木香歩
  8. 夜のピクニック:恩田陸

読旅が選ぶ!まだまだある!おススメ本!

読むのが苦手!時間が取れない!!という方は聴く読書がおすすめ!

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