家族がテーマ!愛・大切さ・深さ!家族愛小説8選!第1弾!
今回紹介する本は「家族がテーマ!愛・大切さ・深さ!家族愛小説8選!第1弾!」です!
家族のことをテーマにした作品を厳選!その中で、家族の愛を深く描いた感動の作品ばかり!
家族のことをテーマにした小説って何がありますか?
そう聞かれてもサッと答えられる人って意外と少ないかもですね!でも世の中には家族をテーマにした小説って結構あるんです。そこで今回、私、読旅が読んだ小説の中から、特に家族の愛について描いた作品を紹介することにしました。
今回これが第1弾です!
家族について考えてみたい、家族のありかた、そして家族の愛ってどんなもの?それらを感じてみたい方にお勧めの家族愛をテーマにした小説を紹介しています!
是非、選書の参考にしていただけたら幸いです。
実際に読旅が読んでみて、この作品は読んでよかったと思えた家族愛に関する小説を厳選してますよ!
※作品の横の番号はランキングではありません。
《作品1》そして、バトンは渡された:瀬尾まいこ
まず最初の1作品目は、瀬尾まいこ先生の「そして、バトンは渡された」です。
この作品は、映画化もされている人気作品で、とても評価の高い作品です!
この作品の中で描かれている家族はちょっと違う家族の形で、ちょっと変わった家族の愛情を描いています。
複雑な家庭環境の中で育った1人の少女は、寂しい想いをすることなく、沢山の家族の愛情を注がれて生きていきます。
親の再婚を何度も経験しながら、様々な家庭環境になっていくのですが、その家族に順応して、愛情を感じながら育ってい行く、そんな娘が最後に結婚することを決断し、自分の家族とよべる家族の形を再確認しながら、自らの幸せへと進んでいく、そんな女性の姿を優しく描いた名作です。
家族の在り方、人とのつながりを優しく描いたこの物語は、2019年に第16回本屋大賞を受賞、2021年に主演が永野芽郁で映画化されて人気が再燃しています!
この作品は、いろいろな家族の形があっていいんだなと感じる作品でした。
家族の愛情って、感じ方でとても幸せになれるんだと深く考え感動した名作です!
詳しい感想が見たくなった方は
下の《参考記事》から作品の単独ページへ行くことができますので、そちらへどうぞ!
《作品2》流星ワゴン:重松清
続いて2作目は重松清先生の「流星ワゴン」です。
この作品は、ちょっと不思議な世界観となっています。
ファンタジー要素もありながら、複雑な家族の関係という状況から、やがてはその複雑な状況を不器用な父親の生き方・考え方を少しずつ見直し、関係を修復していくという感動的な物語となっています。
重松先生の独特な世界観の中で、親子の関係について物語は感動の最後へと向かっていきます。
ドラマ化もされているこの作品は、読者を離さない、魅力あふれた感動的な家族愛の物語となっています!
重松先生の独特の世界観で進む物語の中で家族の在り方について考えさせられる。感動の物語でした!!
《作品3》昨日のカレー、明日のパン:木皿泉
3作目は木皿泉先生の「昨日のカレー、明日のパン」です。
この作品は、日常生活の中にある家族愛や人間関係をじっくりと描いた作品です。
夫を亡くした女性と夫の父親という、ちょっと変わった組み合わせの二人暮らしの生活を描いた物語で、2人を囲む人たちとの関係も同時に描き、作品の深さを感じることが出来ます。
日常の生活の中の穏やかな生活を丁寧に優しく描いている作品で、じわっと心に沁みてくる物語です。
木皿泉先生の特徴である、温かみのある描写で日常的な風景や会話、人間の心情などが、丁寧に描かれており、読者は登場人物たちと一緒に生活をしているような感覚になれる作品です。
読んでいてとても心地のいい作品です。
木皿泉先生の優しい文章で、読んでいて心地よさを感じる温かい作品です。
家族の愛情と温かさを感じたなぁ。
《作品4》博士の愛した数式:小川洋子
次の4作目は小川洋子先生の「博士の愛した数式」です。
この作品は、親子とある数学の博士との生活を描いた作品です。2004年に本屋大賞を受賞している作品で、さらに映画化もされている長く人気を保っている作品です。
記憶を失ってしまう数学の博士と、家政婦とその子供。
この3人が家政婦として博士の家で生活のサポートをしている日常を描いています。
この三人の生活が徐々に家族のような生活へと変化していきます。数学という背景があり、その数学を中心とした生活。
そして記憶を失くしていってしまう博士を助けようとする家政婦である女性。
この三人が創り出す、ちょっと変わった家族の愛情。温かさを小川先生が優しく描き、読者を感動の中へ連れて行ってくれます。
記憶を失くしていく博士の生活を支える家政婦の女性とその女性の子供。
この3人の生活を優しく描いている温かくなる物語!
《作品5》永遠の0:百田尚樹
5作目は百田尚樹先生の「永遠の0」です。
この作品は、本当に衝撃というか心に残っている作品の1つです。
この日本にこんな時代があったんだと、思い知らされ、その当時を生き抜いた方たちの心の強さ、今から想像できないような精神的な強さがあったと感じました。
戦時中に実際に日本の戦略としてあった「特攻」。
生きては帰れない作戦。
家族を守るため、家族を愛しているから死ぬわけにはいかない!今の時代では当然そう思うだろうという常識的な考え方が、この作品の時代、つまり戦時中は通用しなかった。
むしろその考え方は間違っているという時代だった。
そんな中でも、家族に対する愛情を言葉にして、死ぬことを選択しなかった男の生き方。
臆病者と言われながらも、家族に対する愛を貫き通した。
真実の愛を思い知らされる名作!
本物の男の姿に、涙が止まらない。
この作品は本当に涙が止まりませんでした。
映画化もされていて、人気の作品です。男が貫き通した家族への想いが熱くて心に突き刺さります!
詳しい感想が見たくなった方は
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《作品6》西の魔女が死んだ:梨木香歩
次の6作目は、梨木香歩先生の「西の魔女が死んだ」です。
この作品は、心温まる物語で、温かい家族関係を描いています。主人公である少女と、そのおばあちゃんとの約束、その約束を果たすという物語。
全体的な印象としては、この作品はシンプルで静かな物語でありながら、読者の心に深く響く作品だと感じました。特に著者である梨木香歩さんの筆致は繊細で、自然描写や日常の中に潜む温かさが丁寧に描かれています。
どの年代の読者にも響く共感できる普遍的なメッセージを感じることが出来ます。
読んでいてとても温かくそして優しさを感じる作品。
人生の困難を乗り越える勇気や、失った人々との繋がりの大切さを感じることができました。
《作品7》百花:川村元気
7作目は、川村元気先生の「百花」です。
この作品は、親子、母親と息子の関係を描いた作品。
そして「忘れる」ということが持つ意味をテーマにした感動的な物語です。
認知症を患い始めた母と、その息子。
息子は母との関係に悩みつつも、母の介護に向き合い、彼女が忘れていく記憶の中に埋もれた過去を探ろうとします。
母と過ごしながら、息子は母との思い出を思い出していく、そして思い出の中には母の姿が、記憶を忘れていく、母親は最後まで忘れない記憶があった。
母が最期まで忘れなかった記憶とは。
親の子供に対する愛情の深さ、そして親の人間らしさ、深さを考えさせられる名作。
映画化もされている、人気の作品です。
親のことを大切にしようと改めて思った作品。
親子の関係って本当に深いなぁと思いながら感動しながら読みました。
詳しい感想が見たくなった方は
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《作品8》人魚の眠る家:東野圭吾
最後、8作目は、東野圭吾先生の「人魚の眠る家」です。
この作品は、家族愛を感じる作品でもありますが、もう1つ大きなテーマがあり、生命倫理について深く考えさせられる感情的な作品になっています。
事故で重度の脳損傷を負い、意識が戻らない状態になっていまう、そこで母親がとった行動が、狂気を感じるほどになってしまう。
周りで見ている家族は、その行動をやめさせようとするのだが、娘の回復を信じる母親の狂気的なその行動の真の思いに気付いたとき、何よりも優しく、そして娘に対する深い愛情を思い知らされる。
読んでいて辛い部分もあるが、その母親の想いをしったとき、この作品の優しさや温かさ、表現は違っても思っている気持ちの深さをほんとうに感じる深い作品です。
正直この作品は読んでいて辛く感じる部分もありました。
しかし、終盤に向けて母親の気持ちが爆発したときに、その愛情の深さ、優しさに衝撃を受けました。
家族がテーマ!愛・大切さ・深さ!家族愛小説8選!第1弾!
それでは最後に今回紹介した「家族愛がテーマ!愛・大切さ・深さ!家族愛小説!第1弾!」の全8作品を改めて紹介しておきます。
この8作品でぜひのめり込んで読んでみてください!!
【全8作品のそれぞれを読みたくなった方はコチラ!】
- そして、バトンは渡された:瀬尾まいこ
- 流星ワゴン:重松清
- 昨日のカレー、明日のパン:木皿泉緒
- 博士の愛した数式:小川洋子
- 永遠の0:百田尚樹
- 西の魔女が死んだ:梨木香歩
- 百花:川村元気
- 人魚の眠る家:東野圭吾
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