《感想》◆暗いところで待ち合わせ◆
盲目な女性と殺人容疑の男との奇妙な同棲

読書感想小説ミステリ―心情・思想サスペンス

「暗いところで待ち合わせ」

暗いところで待ち合わせ:乙一
暗いところで待ち合わせ:乙一

盲目の女性と殺人容疑の男との奇妙な同棲

暗いところで待ち合わせ:乙一
暗いところで待ち合わせ:読書記録
暗いところで待ち合わせ:読書記録

「暗いところで待ち合わせ」のあらすじ

視力をなくし、独り静かに暮らす本間ミチル。

職場の人間関係に悩む大石アキヒロ。
駅で起こった殺人事件の容疑者にされてしまったアキヒロは、ミチルの家に入り込む。

ミチルは目は見えないがアキヒロの存在を確信するようになる。
盲目の女性と殺人容疑者の男という奇妙な同棲生活が始まる。

暗いところで待ち合わせ:乙一

「暗いところで待ち合わせ」を読んで

この作品は、私が乙一先生の作品で初めて読んだ作品です。

この作品で乙一先生の不思議で独特な世界観に嵌ってしまいまいました。(笑)

実はこの作品、タイトルからは想像も出来ないようなストーリーと結末なんです。
多くの方が、この作品のタイトルと表紙を見て、この小説はホラー小説だと思ったことでしょう。
もちろん私もそう思って読み始めました。

しかし、この物語は思いもよらない方向へと進んでいきます。

この作品はミステリー小説。
もちろんミステリー小説の要素も十分楽しめる作品ですが、それ以外にも人間同士の切ない関係。人間ドラマも含んだ、切なくも、前向きな気持ちにもなれる、感動小説としての魅力も持っています。

目が見えない一人暮らしの女性の部屋に、もしかしたら凶悪犯かもしれない男が潜んでいる。女性はその男の存在に気づいてないふりをしながら生活を続けます。そんな状況を描いた作品で、恐怖を感じながら、それなのになぜか恐怖以外の何かを感じて、二人はその生活を続けます。

そしてある日から、二人の関係は変わっていきます。ここからがまた、乙一先生の独特の感性で描かれた、タイトルからは想像もできない、読者の予想を超える展開へと向かっっていきます。

ほんとにタイトルと表紙からは想像もできないストーリーと読後感。
読み始める前はホラー小説と思っていたのに、読了後には、全く違う感覚で、なんて素敵な物語なんだと思いました。

乙一先生の特徴がとてもよく現れている作品で、読んでよかったと思える作品です!

読旅の分析・評価

暗いところで待ち合わせ_分析評価
暗いところで待ち合わせ_分析評価

今回この作品の分析評価として総合評価77点となりました。

私的に予想と覆されたストーリーということでストーリーが9点と高得点にしています。

それ以外の項目でも7~8点と高評価になっています。
意外性については9点でもよかったのですが、今回は限りなく9点に近い8点という気持ちで8点に付けています。

学び・発見の項目だけが6点と標準的な点数となっています。この項目については専門性の高い分野を描いた作品などでは高い評価になりますが、今回は思いもよらないストーリーではあったのですが、専門性という点はあまり感じなかったので、6点としています。



「暗いところで待ち合わせ」SNSでの反応!

SNSに投稿されている「暗いところで待ち合わせ」に関する投稿を見つけましたので掲載しています。

沢山の投稿がありましたが、その中から心に残った投稿を掲載させていただきました。

Twitterでの反応!

ツイッターでも「暗いところで待ち合わせ」に関するたくさんの投稿があります。
本書の魅力がよくわかります!

Instagramでの反応!

Instagramでも多くの方が「暗いところで待ち合わせ」について読了後の感想を投稿されています。
画像とともに、深い感想を投稿されています。ご興味のある方は是非ご覧になってください。

今回当ブログで紹介させていただくことを許可していただきありがとうございました。
saraの書斎/読書記録」さん、「missterrrysaki」さん!
今後も投稿楽しみに拝見させていただきます。

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