読書感想 母が貫いた、その生き方と愛とは【眉山】 女一人で育ててくれた母が、末期癌であることがわかり、娘は母との時間を過ごす時間を持つようになります。そこで少しずつ見えてきた父親の存在、そして父に対する母の愛。女一人で生きてきた母親の強さと凛としたその姿。最後に見せる母としての愛。女性としての愛。娘が最後に母から受け取った深く優しい愛に感動します! 人生・人間ドラマ小説泣ける・感動読書感想 読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動 さだまさし幻冬舎文庫
読書感想 「この世界にアイは存在しません。」【i】 「この世界にアイは存在しません。」という衝撃的な言葉から始まるこの小説。人生の意味、自分の存在の意味を考えさせられます。誰もが心の中に感じている、人には伝えることが難しい感覚。そんな感覚を持った少女の自分の感情に対する答えを見つける人生が優しく描かれています。 人生・人間ドラマ小説心情・思想泣ける・感動読書感想 読書感想小説人生・人間ドラマ心情・思想泣ける・感動 ポプラ文庫西加奈子
読書感想 おめでとうございます、抽選に当たりました!【カラフル】 「おめでとうございます、抽選に当たりました!」という何とも嬉しくなるようなセリフから始まります。しかもそのセリフは天使のセリフ、何だかいい事がありそうな感じです。書名も「カラフル」ととても明るい印象を受けますね。しかし、抽選に当たったのは死んだはずの人間の魂。大きな過ちを犯して死んだ罪な魂です。その魂が一体なんの抽選に当たったのでしょう!人生。人間関係が分かる。 人生・人間ドラマ小説心情・思想読書感想 読書感想小説人生・人間ドラマ心情・思想 文春文庫森絵都
読書感想 あの夜、母は父を・・・母は15年後に帰ってきた。【ひとよ】 子供達を守るために、母ちゃんは父ちゃんを殺した。「母ちゃんさ、母ちゃん今日、父ちゃん殺したよ」本書は、衝撃の告白から始まります。母は、暴力を振るう父親から、子供達を守るために、父親をひき殺します。壊れてしまった家族。家族は最後にどんな絆を取り戻すのか。 人生・人間ドラマ小説泣ける・感動読書感想 読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動 映画化長尾徳子集英社文庫
人生・人間ドラマ 人間の奥底を独特な言葉で描く!「何もかも憂鬱な夜に」 本書は著者の独特な言葉使いで、人間が口には出さずに心の中で思っていることを表現している場面が多いです。まさにこの著者の特徴だと思います。全ての人がそう感じているワケではないですが、ある人の心の中の声が実に不思議な感覚で表現されています。著者の独特な表現の世界に引き込まれていきます。「死刑」という死を背景にしながら、実は生きるということであったり、人間が芸術に触れるということなどを伝えている作品です。 人生・人間ドラマ小説心情・思想読書感想 人生・人間ドラマ心情・思想読書感想小説 中村文則集英社文庫
読書感想 二人の男がにとって最も大切な約束とは「人生の約束」 本書は2人の男と、1人の女性の関係。この人間関係が、深く強い人間の、特に男同士の友情の結末を描いています。男同士がはっきりと口には出さないが、交わした人生の約束は一体何だったのか。その本当の約束を知った時に、人生を懸けて守るものの大切さ重さに気付きます。 人生・人間ドラマ小説読書感想 読書感想小説人生・人間ドラマ 映画化幻冬舎文庫山川健一