本屋大賞発掘部門から!時代を越えて面白い発掘小説8選!第1弾!
今回紹介する本は「本屋大賞発掘部門から!時代を越えて面白い発掘小説8選!第1弾!」です!
これまで本屋大賞発掘部門の中の作品で、私、読旅が読んできた作品の中から、これは絶対に読んでおいた方がいいと思う、おすすめしたい、「発掘小説」を第1弾として8作品紹介します!
ここで1つ疑問に思った方もいるでしょう。
「本屋大賞 発掘部門」って一体何?そうですよね。本屋大賞は知っているけど発掘部門って一体何だろうと思いますよね。
そんな方のために、この本屋大賞発掘部門について簡単に解説しておきましょう!
本屋大賞 発掘部門とは
この「発掘部門」というのは、本屋大賞の中で発掘本を選ぶ賞です。
ではどのような本が選ばれる対象かというと、すでに過去に出版された本が対象で、時代を越えて面白いと思える、読み返してもこれは面白いと思った本を書店員さんが選びます。
この賞で選ばれた作品ってある意味本当に凄いと思う。
過去に出版された本が対象ということは、ライバルがめちゃくちゃ多いってことですね。
その中から、書店員さんの心に残って賞を獲得するんですから、本当に面白いという裏付けのある作品と言ってもいいですね。
過去に出版された本の中から選ばれるなんて本当に凄い作品だよね!
それでは早速、発掘部門で選ばれた本の中からさらに私が面白いと思った作品をまずは8作品紹介していきます。!
※作品の横の番号はランキングではありません。
《作品1》残像に口紅を:筒井康隆
まず最初の1作品目は、筒井康隆先生の「残像に口紅を」です。
この作品は、アメトークの読書芸人でカズレーザーさんが紹介していたのを見て知りました。
筒井康隆さんが作品の中に仕掛けたものを感じながら読むことができます。
ストーリーとしては、この世界から言葉が少しずつ消えていくというものです。ある文字が消えたら、その文字を使った言葉がなくなり、人や物も消えてしまうというものです。
想像してみてください。
終盤に差し掛かっていくにつれてどんどん文字が、言葉がなくなっていく、そしたら一体どうなってしまうのか。
筒井先生がその結末をどう描いたのか。
その結末が気になる人は是非読んでみてください!あなたが想像も出来ないような世界を、筒井先生が見せてくれます!
アメトークで紹介されたこの作品は、実は単行本で出版されたのは1989年かなり前なんだね!その時代に、この作品を書いて、今の若い世代の人たちからも評価が高い作品。一体筒井先生の頭の中はどうなっているんだろう!
《作品2》盲目的な恋と友情:辻村深月
恋愛と友情。この二つの関係が同時に進行している。
そんな関係にある登場人物たちの心情がリアルに描かれていて、自分の身近でも考えられる関係に引き込まれて最後まで一気に読んでしまう!
詳しい感想が見たくなった方は下の《参考記事》から作品の単独ページへ行くことができますので、そちらへどうぞ!
《作品3》ロスト・ケア:葉真中顕
3作目は葉真中顕先生の「ロスト・ケア」です。
この作品、本当に考えさせられる作品です。
今の時代に、絶対に目をそらすことができない、これから間違いなく直面するであろう「介護問題」というものに迫った作品。
見ていて心をえぐられる感覚に陥る人もいるかもしれません。主人公である介護士がなぜ事件を起こしたのか、その動機に読んでいて固まってしまう。
人の命とは、人の生きる権利とは、いろいろな感情がかき乱されて考えながら読み進めた深い作品です。
ミステリー要素も持ちながら、人間ドラマを強く描く名作。
映画化もされて、話題となった人気の作品です。
この作品は、考えさせられながら、心がえぐられるような感覚になった作品でした。
今の日本で大きく注目される「介護」という現実。この現実にリアルに迫り、そこにある問題をあぶりだした感じがした。心に深く残る名作だと言える。
《作品4》夏の花火と私の死体:乙一
乙一先生の世界観は本当に凄い!
絶対に想像を超えてくる!この世界観に最初は違和感を感じてしまうこともあるが、徐々にその世界に浸っていってしまう!
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《作品5》永遠の0:百田尚樹
この作品は涙腺崩壊です。
戦場で臆病者と呼ばれた男が愛する家族のためにとった行動に涙が止まりません。もっと男らしく生きなきゃと思った作品です。
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《作品6》13階段:高野和明
次の6作目は、高野和明先生の「13階段」です。人気のミステリ小説として人気が高い作品。
第47回江戸川乱歩賞を受賞した作品ということもあり読む前から、かなり期待して読み始めました。
殺人罪で刑務所に入っていた主人公の青年。
やがて彼は仮釈放を認められる。
そんな彼が仮釈放中に受けた仕事、それは「死刑囚の冤罪を証明する」というものだった。
一体どうやって冤罪を証明するのか、冤罪という司法の問題に着目した、最高と言えるミステリー小説!
日本の「死刑判決」という難しいテーマにも触れ、深く考えさせられる作品でもあります。
この作品のテーマ。日本の司法における「死刑判決」。
とても難しいテーマに迫っていて、深く考えながら感じながら読んだ心に残る作品でした。
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《作品7》十角館の殺人:綾辻行人
ミステリー小説の中でもかなり人気の高い作品!
館シリーズとしても楽しめる作品で、ボリュームはあるけど、どんどん読めてしまう名作です!
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《作品8》その日のまえに:重松清
最後、8作目は、重松清先生の「その日のまえに」です。
この作品は、涙なくしては読めません!
大切な人の命の期限を知らされる。それまで当たり前だった日常が、突然大きく音を立てて変化していまう。
愛する家族の死というものを突き付けられたとき、人は一体どんなことを考え、どんな行動をとるのか、家族の大切さ、愛する人の大切さを深く考えさせられる作品です。
幸せというものの意味。
死を受け入れるということ。
受け入れ方、感じ方、様々な感情を感じることができる感動名作。
この作品は涙なくしては読めない感動小説。
家族の死を受け入れなくてはいけない状況になったとき、自分は一体大切な、愛する人のために何ができるか、何を感じるか、深く考えさせられました。家族を、愛する人を大切にしたくなる作品。
詳しい感想が見たくなった方は下の《参考記事》から作品の単独ページへ行くことができますので、そちらへどうぞ!
本屋大賞発掘部門から!時代を越えて面白い!発掘小説8選!第1弾!まとめ
それでは最後に今回紹介した「本屋大賞発掘部門から!時代を越えて面白い!発掘小説8選!第1弾!」の全8作品を改めて紹介しておきます。
この8作品でドキドキする大人の恋愛を感じてみてください!
【全8作品のそれぞれの詳細な感想はコチラ!】
- 残像に口紅を:筒井 康隆
- 盲目的な恋と友情:辻村 深月
- ロスト・ケア:葉真中 顕
- 夏と花火と私の死体:乙 一
- 永遠の0:百田 尚樹
- 13階段:高野 和明
- 十角館の殺人:綾辻 行人
- その日のまえに:重松 清
読旅が選ぶ!まだまだある!おススメ本!
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