恋愛 あなたは何も悪くない、事実と真実の違いとは【流浪の月】 世の中の事実と、二人の中の真実。この二つの違いの中でどうやって生きていく。その違いをどうやって受け入れていくのか。現代で起こる誹謗中傷やネット上での優しさという名の勝手な憶測。そして二人が辿り着いた生き方、その安心の場所とは。 2020.11.04 恋愛読書感想小説 恋愛読書感想小説 東京創元社本屋大賞凪良ゆう
読書感想 母が貫いた、その生き方と愛とは【眉山】 女一人で育ててくれた母が、末期癌であることがわかり、娘は母との時間を過ごす時間を持つようになります。そこで少しずつ見えてきた父親の存在、そして父に対する母の愛。女一人で生きてきた母親の強さと凛としたその姿。最後に見せる母としての愛。女性としての愛。娘が最後に母から受け取った深く優しい愛に感動します! 2020.11.03 読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動 読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動 さだまさし幻冬舎文庫
読書感想 家族の望みは最後にどんな形をむかえるのか【望み】 そう望むことは悪いことですか?息子が加害者?被害者?そんな状況になった家族のリアルな心中を描いた作品です。息子を信じる家族の思い。その望みがどう批判されるか、そんなことはわかっていても望まずにはいられない。深く心に刺さる作品です。 2020.11.01 読書感想小説泣ける・感動サスペンス 読書感想小説泣ける・感動サスペンス 映画化雫井脩介角川文庫
読書感想 あの島で起きた事件はまだ解決していない!【十角館の殺人】 角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。これらの事件の真相へと迫りながら、実はその真相が、ある男の強い思いが関係していた。最後の最後に面白い展開を見せてくれるミステリ小説です! 2020.10.31 読書感想小説ミステリ― 読書感想小説ミステリ― 講談社文庫綾辻行人
読書感想 私はあなただけの作家。僕は君のファン1号【ストーリー・セラー】 複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病におかされてしまった妻。生きたいならば作家を辞めるしかない。究極の選択を迫られた夫婦はこれをどうやって乗り越えていくのか。永遠の夫婦愛が涙なくしては読めない感動ストーリー! 2020.10.24 読書感想小説恋愛泣ける・感動 読書感想小説恋愛泣ける・感動 有川浩幻冬舎文庫
読書感想 これほどの存在感!天才の人生!【天才】 若くして上京し、政界に入った男は遂に総理大臣にまで登りつめる。豪快で怖さのある男の本当の姿とは、田中角栄という男が目指した日本とは一体。田中角栄の生涯が見える。 2020.10.24 読書感想ノンフィクション自伝・伝記 読書感想ノンフィクション自伝・伝記 幻冬舎文庫石原慎太郎
読書感想 天国に旅立ってしまった君へ【ラストレター】 初恋の人を死を知った鏡史郎。彼は売れない小説家である。彼が書くことを選んだのは初恋の彼女の影響。スマホで簡単に言葉を送れる今の時代に、手紙という言葉のやりとりが切ない恋の行方をより切なく表現しています。亡くなった初恋の相手は遺した遺書にどんな思いを込めたのか? 2020.10.20 読書感想小説恋愛 読書感想小説恋愛 映画化岩井俊二文春文庫
小説 それは真実か?誤報か?報道のタブーに迫る!【セイレーンの懺悔】 私達が日常で目にしているニュース。報道のタブーに迫る!真実は一体どこにあるのか!誤報によって人生を狂わされた人。報道という世界に生きる一人の女性の葛藤と心の成長を描く。 2020.10.20 小説ミステリ―読書感想 小説ミステリ―読書感想 ドラマ化中山七里小学館文庫
読書感想 身近にいる人のまさかのルーツ!知らないのは自分だけ!【生きてるうちに、さよならを】 人のルーツは分からないものです。まさかと思うような人に、想像も出来ないような人生が隠れていることがあります。本書はそんな人の予想も出来ないような過去が繋がり、それに巻き込まれていた自分の人生に気付く作品です。最後までどんでん返しで楽しませてくれます! 2020.10.17 読書感想小説サスペンス 読書感想小説サスペンス 吉村達也集英社文庫
心情・思想 「この世界にアイは存在しません。」【i】 「この世界にアイは存在しません。」という衝撃的な言葉から始まるこの小説。人生の意味、自分の存在の意味を考えさせられます。誰もが心の中に感じている、人には伝えることが難しい感覚。そんな感覚を持った少女の自分の感情に対する答えを見つける人生が優しく描かれています。 2020.10.10 心情・思想泣ける・感動読書感想小説人生・人間ドラマ 心情・思想泣ける・感動読書感想小説人生・人間ドラマ ポプラ文庫西加奈子
読書感想 その気持ちはいつ「欲」へと変わったのか【欲】 本書はタイトルの通り。人間の「欲」によって、人生が動いて行く様子が分かります。出会った当初には見えなかった「欲」が、愛や物を手に入れるために徐々に大きくなっていきます。そんな関係になるはずではなかったのに、大きくなった「欲」の前では、その本人でさえも自分を制御できなくなる。欲によって支配された、その人間の行動の変化。人間の様々な「欲」がいろんな形で見え隠れするサスペンスです。 2020.10.03 読書感想小説サスペンス 読書感想小説サスペンス 西川三郎幻冬舎文庫
ミステリ― これが、存在してはいけない化け物だ!【代償】 こんな悪を私は知りません。本書を読んで、本当に逃げられない怖さを感じました。遠縁の同年齢の少年と、その少年に運命をめちゃくちゃにされた少年の戦いを描いています。それまでの平凡な生活が突然一変します。なぜ、こんなことが起きるのか?こんな目に合うのか?なぜアイツは自分に付きまとうのか?あの悪魔の目的は一体何なんだ! 2020.10.02 ミステリ―読書感想小説 ミステリ―読書感想小説 ドラマ化伊岡瞬角川文庫
読書感想 好きになった相手は、弟の妻だった!【危険なビーナス】 突然目の前に現れた女は、弟の妻だという。その弟とは父親が違う。しかも、肝心な弟は失踪している!何とも怪しい状況で始まるミステリー小説です。 2020.09.28 読書感想小説ミステリ― 読書感想小説ミステリ― 東野圭吾講談社文庫ドラマ化
読書感想 触れない愛の形、触れあう愛の形、求めるのは・・・【シルエット】 女性の体に嫌悪感を持っている彼との恋愛。高校生の少女は、心から溢れる愛をどう抑えて、どう表現すればいいのか、その心と行動の変化に少女から大人への変化を感じる作品です。失ってしまった、それが分かった時彼女がとった行動とは。 2020.09.26 読書感想小説恋愛 読書感想小説恋愛 島本理生角川文庫
読書感想 おめでとうございます、抽選に当たりました!【カラフル】 「おめでとうございます、抽選に当たりました!」という何とも嬉しくなるようなセリフから始まります。しかもそのセリフは天使のセリフ、何だかいい事がありそうな感じです。書名も「カラフル」ととても明るい印象を受けますね。しかし、抽選に当たったのは死んだはずの人間の魂。大きな過ちを犯して死んだ罪な魂です。その魂が一体なんの抽選に当たったのでしょう!人生。人間関係が分かる。 2020.09.26 読書感想小説人生・人間ドラマ心情・思想 読書感想小説人生・人間ドラマ心情・思想 森絵都文春文庫
読書感想 あの夜、母は父を・・・母は15年後に帰ってきた。【ひとよ】 子供達を守るために、母ちゃんは父ちゃんを殺した。「母ちゃんさ、母ちゃん今日、父ちゃん殺したよ」本書は、衝撃の告白から始まります。母は、暴力を振るう父親から、子供達を守るために、父親をひき殺します。壊れてしまった家族。家族は最後にどんな絆を取り戻すのか。 2020.09.23 読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動 読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動 映画化長尾徳子集英社文庫
読書感想 どうか幸せになって、あなたを憎らしいと思わせて【ナラタージュ】 本書は、島本理性さんの書き下ろし恋愛小説。先生に恋した女子高生、生徒を愛した先生のストーリーです。しかし、ただドキドキ、ワクワクの恋愛小説ではありません。魅かれあう先生と生徒の関係、卒業してもなおその先生のことが忘れられない。少女から大人へと変化した二人の愛はどんな結末を迎えるのか! 2020.09.22 読書感想小説恋愛 読書感想小説恋愛 角川文庫島本理生
読書感想 【読書感想】◆糸◆握った手は自分から絶対に離さない 中島みゆきさんの「糸」という歌に着想した映画のが、菅田将輝さん、小松菜奈さんのダブル主演で公開されます。本書はその脚本家が書き下ろした小説になっています。中島みゆきさんの「糸」の世界観が一体どんなふうに描かれているのか、歌も勿論好きなので、大変期待している作品でした。まず感想として、心にグッとくる、心にジンと染みわたる感動作品だと感じました。 2020.09.21 読書感想小説恋愛 読書感想小説恋愛 映画化林民夫幻冬舎文庫
心情・思想 きっと報われる日が来る泣き笑いの日が【輝く夜】 本書は輝く夜、クリスマスイブに女性に訪れた幸せになれる奇蹟を描いた短編集。非常に読みやすい5編からなる泣ける奇蹟の物語です。著者は「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」を描いた百田尚樹さんです。結構スパッとした男目線の小説が多いと思っていましたが、本書の様な女性的な綺麗さのある作品も魅力的です!女性は勿論男性でも十分楽しめる作品です。 2020.09.20 心情・思想泣ける・感動読書感想小説 心情・思想泣ける・感動読書感想小説 短編集百田尚樹講談社文庫
読書感想 8本のワインと普遍的な女!【ワイン一杯だけの真実】 本書は何らかの力をもった8本のワインと、そのグラス一杯のワインの中に真実を見つける、普遍的な女性で描かれた短編集です。8種類のワインと女性の官能的な表現の絡み、関係が不思議な人間の表現で引き込まれていきます。難しい!まったく分からない!という方にも解説がありますので分からない!という方は解説から読んでみるのもおススメ! 2020.09.19 読書感想小説心情・思想 読書感想小説心情・思想 村上龍幻冬舎文庫短編集