人生・人間ドラマ

泣ける・感動

《感想》◆星を掬う◆
母が娘のために選んだ生き方とは!その真実に涙する

2021年本屋大賞を受賞された町田そのこ先生の受賞後の第1作!「星を掬う」。本作品も2022年本屋大賞にノミネート!(2022年2月時点)幼い頃に母に捨てられたと思い生きてきた、結婚した夫の暴力から逃れるため、母のもとへ。そこで始まった母との暮らしの中で、母が娘を捨てたその理由に触れることになる。感動の人間ドラマ!
泣ける・感動読書感想小説人生・人間ドラマ
本屋大賞町田そのこ中央公論新社
読書感想

《感想》◆赤と青とエスキース◆
ふたりの間に奇跡の愛を紡いでいく。一枚の絵画。

ある一枚の絵画が、ある男女の愛の奇跡を紡いでいく。そう、その一枚のエスキースから、すべてが始まった。長い年月をかけて二人の想いは繋がる。もう二度とその手を離さない。読んだ後に、あなたの大切な人を想い、優しくなれる作品です。納得の本屋大賞ノミネート作品で温かい気持ちになってください!
読書感想小説恋愛人生・人間ドラマ
PHP研究所本屋大賞
読書感想

《感想》◆約束の海◆
山崎豊子先生の未完の遺作!父と子の約束の答えとは!

山崎豊子先生未完の遺作「約束の海」。この作品を読むのは2度目。先生の遺作ということもあり、簡単に読んで簡単に感想を書いて終わりということにはできませんでした。2回でも内容を深く知ることは出来ません。この作品は、未完ということもあり、先生が描いたラストはありません。だからこそ、何度も読み、そのラストを自分なりに描きます。
読書感想小説人生・人間ドラマ
新潮文庫山崎豊子
読書感想

《感想》◆大人は泣かないと思っていた◆
自分らしく生きること、それが大切な人間らしさ

「自分らしさ」。たった一度しかないたった一つの自分が作る人生という物語。その物語を素敵な物語に作れるのは自分自身。自分らしさを持つことの大切さ、自分らしく生きていいんだと背中を押してくれる作品です。自分らしさを押し殺している人に是非読んで欲しい1冊!きっと自分が好きになれる。
読書感想小説人生・人間ドラマ
寺地はるな集英社文庫
読書感想

《感想》◆そして、バトンは渡された◆
沢山の愛情を感じたよ。家族という名の暮らしに。

ちょっと変わった家族。大人たちにふりまわされた少女は、そんな中でもたくさんの愛情を注がれながら生きていく。家族って何?その答えは、自分自身が家族という環境をどう受け止めたかで変わるのではないか。さすが本屋大賞受賞作品!映画化も話題となっている「そして、バトンは渡された」の読書感想文です。
読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動
映画化文春文庫瀬尾まいこ
人生・人間ドラマ

《感想》◆虚ろな十字架◆
この問いには、模範解答はあるのか?

人を殺した者は、どう償うべきか、死刑が正しい方法なのか、たぶん模範解答はない。死刑判決が出れば被害者の家族は納得できるのか。自分が犯した罪にどう向き合ってい償っているか、それは誰にも分からない。死刑制度という難しいテーマを大胆に描いた作品。自分自身の考えに問いながら読み進める作品です。
人生・人間ドラマ心情・思想サスペンス読書感想小説事件・裁判
東野圭吾光文社文庫
読書感想

《感想》◆独立記念日◆
「独立」それは、自由になり人生に潔く向き合うこと

人生がうまく行かない。なんで自分だけこんなに悩むんだろう。なんでこんなに嫌なことが重なるのだろう。こんなふうに今の自分の状況に悩みネガティブな気持ちになっている人。この作品を読んで欲しい。自分の人生にしっかりと向き合い、幸せ手になるために前を向き、「独立」しようという勇気がもらえる作品です。人生を考えさせられる作品。
読書感想小説人生・人間ドラマ
原田マハPHP文芸文庫
人生・人間ドラマ

《感想》◆蜜蜂と遠雷◆
天才たちが覚醒し進化していく様子が見える!

突如として現れた、天才によって贈りこまれた一人の少年。天才がギフトとして贈りこんだその少年の存在が、天才たちを覚醒させて進化させていく。ピアノコンクールを舞台に、広げられる天才たちの葛藤と成長。文字で表現されるその曲に読みながら引き込まれていく!恩田陸さんの天才的な言葉の表現が光る本屋大賞・直木賞ダブル受賞作品!
人生・人間ドラマ読書感想小説
本屋大賞恩田陸直木賞幻冬舎
小説

《感想》◆護られなかった者たちへ◆
こんな理不尽が許されていいのか!

こんな理不尽が許されていいのか。餓死という残酷な状態で見つかった遺体、この殺人事件に隠された切ない真実。護られなかった人たちの声。その声を代弁するために、男がとった行動。この行動を悪だと言えるのか、この殺人の加害者は一体誰だ、あなたはどう感じるだろうか。日本のある制度の盲点が明らかになる!
小説人生・人間ドラマ泣ける・感動サスペンス読書感想
中山七里宝島社文庫
読書感想

《感想》◆あの人が同窓会に来ない理由◆
あなたは何の気兼ねもなく同窓会にいけますか?

あなたは何の気兼ねもなく同窓会にいけますか?あの頃は何の気兼ねもなく一緒にいた友達。卒業してから会えなくなった友達。あの友達はどうして同窓会に来ないんだろう。今どうしているんだろう。学生時代をもう一度思い出して、そして大人になった今の友達のことを考え思い出させてくれる作品!同窓会の幹事の方に読んで欲しい1冊!
読書感想小説人生・人間ドラマ
幻冬舎文庫はらだみずき
小説

《感想》◆カフーを待ちわびて◆
抗うことが出来ない強力な磁力。あなたの唇へと落ちる。

「あなたのお嫁さんにしてください」。突然届いた1通の手紙。そこから始まったあの夏。かけがえのない存在に出会えた二人が、切ないすれ違いを重ねながら、お互いの愛を手繰り寄せようとする。それを見守る島の人たちの愛情、温かさを感じる、人間の優しさを感じる作品。「カフーを待ちわびて」の読書感想です。
小説恋愛人生・人間ドラマ読書感想
原田マハ宝島社
読書感想

《感想》◆自転しながら公転する◆
明日死んでも百年生きても触れたいのは彼だけ

2021年本屋大賞5位入賞作品「自転しながら公転する」。自分の人生に悩み、将来に不安を感じている主人公の女性。何をどうしたらいいのか分からない。自分の幸せすら分からない。そんな悩みを抱えた女性の心の変化を実に繊細に優しく描いた作品。多くの方が共感した人気の小説を紹介。これは恋愛小説というよりも人生をリアルに描いた作品。
読書感想小説恋愛人生・人間ドラマ
本屋大賞山本文緒新潮社島清恋愛文学賞
読書感想

彼の証言に感じる「違和感」。その違和感の理由は切ない罪と罰
【白鳥とコウモリ】

守りたかった。ただそれだけ。だから嘘をついた。しかし、その嘘が事態を思いもよらぬ方向へと向かわせてしまった。優しさからついた嘘が罪なのか、その罪に与える罰は。真実が明らかになった時に白鳥とコウモリは果たして一緒に空を飛べるのか。その過ちは断罪させるべきなのか。東野圭吾氏の世界を存分に感じることが出来る作品です。
読書感想小説人生・人間ドラマサスペンス
東野圭吾幻冬舎
小説

あの人が僕を人間に戻してくれた。
【告解】

飲酒した上に人を轢いて逃げてしまった。その罪を償う刑期を終え出所してきた男性は、それからの人生をどう生きるか、生きるためには被害者の家族と会うべきなのか、自分は罪を償えたのか、罪を償うということがどういうことなのか、それを理解して分からせてくれたのは、ある意外な人物だった。罪を償うということを考えさせられる作品。
小説事件・裁判人生・人間ドラマサスペンス読書感想
薬丸岳講談社
読書感想

私の推しがファンを殴って炎上しました・・・
【推し、燃ゆ】

第164回芥川賞受賞作品!2021年本屋大賞9位の入賞!話題の「推し、燃ゆ」の読書感想文です。現代の推しとファンの関係、ファンの少女の心情の変化を実にリアルにそして、テンポのいい文章で描いていく。まさに現代のリアルを細かく忠実に表現した作品だと感じました。納得の表現力で読者をその世界に引き込みます!
読書感想小説人生・人間ドラマ心情・思想
本屋大賞芥川賞宇佐見りん河出書房新社
読書感想

私の居場所は、こんなところにあったんだね。
【夜空に泳ぐチョコレートグラミー】

「52ヘルツのクジラ」で本屋大賞を受賞した町田そのこさん。その先生の名作「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」を読みました。人がこの広い世界で生きていく事の難しさ、でもそこで生きていこうと前向きになる気持ちを持たせてくれる作品。本屋大賞受賞作家さんが送る登場人物の心理描写、そして人間関係のその表現が実に魅力的な作品です!
読書感想小説人生・人間ドラマ
町田そのこ新潮文庫
読書感想

あの時のわたしは、52ヘルツの声をあげていた。
【52ヘルツのクジラたち】

「52ヘルツのクジラ」、そのクジラは「世界で最も孤独なクジラ」と言われています。幼い頃から親からの虐待をうけ孤独な時間を過ごしてきた二人。その二人にしか分からない。心の奥から発せられる声。その声を受け止める難しさ、その言葉を発する難しさ。悲しさの中から前を向こうともがく人の強さが分かる作品。2021年本屋大賞。
読書感想小説人生・人間ドラマ泣ける・感動
町田そのこ中央公論新社本屋大賞
読書感想

言葉の余白に込められた本当の思いとは?
【告白の余白】

故郷に帰ってきた双子の兄は、ある言葉を残して自殺してしまう。その兄が亡くなる前に過ごした「京都」。そこには歴史を重ねた、その土地の独特な雰囲気と「言葉」があった。そこで出会うある女性。そしてあの言葉に含まれていた「余白」の本当の意味とは一体!言葉が持つ繊細さや奥深さを改めて感じることが出来る作品。
読書感想小説人生・人間ドラマサスペンス
下村敦史幻冬舎文庫
小説

言葉が持つ力、魅力を改めて知ることになる
【本日は、お日柄もよく】

私たちが日常的に使っている「言葉」。話したり聞いたり、書いたり読んだり。本書ではこの言葉の持つ力。言葉が時には世の中を動かすことがあるということに焦点を充てて物語が描かれています。言葉が持つ魅力的な力を改めて知ることになる一冊です。自分たちが話す言葉の大切さを感じましょう。
小説人生・人間ドラマ泣ける・感動読書感想
原田マハ徳間文庫
読書感想

普通じゃない、だから異物。普通って何ですか?治すって何を?
【コンビニ人間】

コンビニで働く女性。彼女は周りから「奇妙な子」と言われながら育ってきました。彼女は家族のために、普通に生きようと自分を隠して生きています。コンビニで働く、そこでは自分が周りと同じように普通と思われている。そう思わせることが出来る。でもここで思う。「普通って何ですか?」読者がこの問いの答えを考えることになります!
読書感想小説人生・人間ドラマ
本屋大賞文春文庫芥川賞村田沙耶香