恋愛小説を読んだ感想・書評を公開!
《読書感想》
◆ないものねだりの君に光りの花束を◆
普通であること、それが最も特別なこと
クラスにいる特別な存在!国民的人気アイドルグループのメンバーの彼、そんな彼をみんな特別な存在としてみている。そしていたって普通。。。普通が似合う彼女。まさに正反対と言える二人が同じ図書委員を引き受けることになった。そこから始まる特別な存在と普通の存在の本当の関係。特別だと思っていた彼にはある辛い過去があった。「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の著者が贈る青春恋愛物語!感動の結末に涙が溢れる。
《読書感想》 ◆私は女になりたい◆
私は強く思ったもう一度女になりたいと
ひとりの女になりたい。アラフィフを迎えた仕事に全力で生きてきた女性が、ある年下の男性に惹かれ恋に落ちる。忘れかけていた女性として生きるという気持ち。その気持ちを思い出した女性の魅力や可愛らしさを存分に描いた作品。恋愛小説の名手がアラフィフ女性の心を揺さぶる!
《感想》◆レインツリーの国◆
忘れられない本が繋げた恋、でも彼女は会えないと言った
ネットで偶然見つけた、昔好きだった本について書かれたブログ。そのブログに書かれた感想に共感し、コメントしてみた。そのコメントにまさかの返信。そして二人のやり取りが始まった。やがて二人は会うことになった。しかしそこで感じた、なんとも言えないすれ違いの感覚。二人がわかり合うために本気で本音で話し合う。ほんとうの優しさとは。深く考えさせられた作品!
《感想》◆白いしるし◆
すぐに染まってしまう白、その白に儚さと強さを感じる
2023年新潮文庫の100冊の中の1作品!西加奈子先生の恋愛小説「白いしるし」。白という色が、この物語をただの恋愛小説ではなく、より人間的で深い物語へと色を変えている。読むほどに、その白という色が、白を強調しながらもいろいろな色を見せてくれる。不思議な感覚を持つ深い恋愛小説です!
《感想》◆夏の終わり、透明な君と恋をした◆
俺はお前のことを絶対に忘れない。絶対だ
誰もが抱えている日常生活の中での悩み、そしてその悩みを乗り越えていく姿を、青山先生の優しく、そして温かい物語で描く。今、悩みを抱えている、疲れてしまっているあなたへおすすめの作品。2023年本屋大賞第5位を獲得した作品
《感想》◆阪急電車◆
電車で偶然出会う人たち、それぞれの人生が始まる
偶然多くの人たちが乗り合わせる「阪急電車」。その電車の中にいる人の数だけ、それぞれの人生がある。そこで出会った人たちが自分の人生の考え方を変えることもある。人との偶然の出会いが素敵な人生へのきっかけになる。人間ドラマを素敵に描いた作品。
《感想》◆世界の中心で、愛をさけぶ◆
好きな人を失う辛さ、残された者の生き方に涙する!
「セカチュー」ブームを巻き起こした恋愛小説!映画化・ドラマ化・漫画化と人気は留まることを知らずに、まさに社会現象にまでなった「世界の中心で、愛をさけぶ」を今回再読してみました。やはり再読でも感動できる名作だと言えます。まだ読んでいない方におススメの超ベストセラー恋愛小説です!あの感動をもう一度!
《感想》◆今夜、世界からこの恋が消えても◆
忘れたくない恋をした人は、一日ごとに記憶を失う!
2005年本屋大賞受賞作品!「夜のピクニック」。多部未華子さん主演で映画化もされた青春小説!高校最後の大きなイベント「歩行祭」。そのイベントにはある決心をもって臨む学生がいた。親友にも言えなかった同じクラスメートとの関係。学生たちの脆くても強い初々しい心情を描く、あなたもきっと自分の青春を思い出す!青春感動小説!
《感想》◆赤と青とエスキース◆
ふたりの間に奇跡の愛を紡いでいく。一枚の絵画。
ある一枚の絵画が、ある男女の愛の奇跡を紡いでいく。そう、その一枚のエスキースから、すべてが始まった。長い年月をかけて二人の想いは繋がる。もう二度とその手を離さない。読んだ後に、あなたの大切な人を想い、優しくなれる作品です。納得の本屋大賞ノミネート作品で温かい気持ちになってください!
《感想》◆やめるときも、すこやかなるときも◆
心に傷を持った二人が出会った。二人のたどり着いた場所とは
人はどうして誰かと一緒にいたくなるの?結婚ってなんなんですか?愛する人を失った過去を持つ男と、恋愛には縁遠い生き方をしてきた男女二人が出会い、お互いの傷と不安を認め合い、それでも一緒にいたいともがく姿が愛おしくなる。現実的な環境で描かれた恋愛小説。読者を引き込んでいきます!
《感想》◆カフーを待ちわびて◆
抗うことが出来ない強力な磁力。あなたの唇へと落ちる。
「あなたのお嫁さんにしてください」。突然届いた1通の手紙。そこから始まったあの夏。かけがえのない存在に出会えた二人が、切ないすれ違いを重ねながら、お互いの愛を手繰り寄せようとする。それを見守る島の人たちの愛情、温かさを感じる、人間の優しさを感じる作品。「カフーを待ちわびて」の読書感想です。
《感想》◆自転しながら公転する◆
明日死んでも百年生きても触れたいのは彼だけ
2021年本屋大賞5位入賞作品「自転しながら公転する」。自分の人生に悩み、将来に不安を感じている主人公の女性。何をどうしたらいいのか分からない。自分の幸せすら分からない。そんな悩みを抱えた女性の心の変化を実に繊細に優しく描いた作品。多くの方が共感した人気の小説を紹介。これは恋愛小説というよりも人生をリアルに描いた作品。
《感想》◆盲目的な恋と友情◆
盲目的な恋と盲目的な友情、そこから生まれる歪みとは
人生を変えるような恋愛に夢中になる女性と、その女性を大切な友人、親友と思って接している女性。この二つの視点から描かれた、恋愛と友情の究極を描いた作品。この二つが大きくなった時に現れる歪みとズレに。最後の結末には思いの強さに恐怖を感じるかもしれません!
一目惚れした彼女は、僕が助けるまだ見ぬあの娘
【ぼくは明日、昨日のきみとデートする】
一目惚れした彼女は、これから僕が助ける、まだ会ったことのない、あの娘だった。不思議な世界で繰り広げられる恋愛。その切ない結末にジンとします。切ない恋愛小説を読んでみたいという方にはおすすめの1冊です。ベストセラー100万部を突破した人気恋愛小説です。
真夜中は、なぜこんなにきれいなんだろう
【すべて真夜中の恋人たち】
真夜中は、なぜこんなにきれいなんだろう。明るさがなくなり、その中でそっと輝く光。儚い光の美しさを、イメージしながら、人間関係や恋愛に不器用な女性が一生懸命気持ちを感じようとするその姿に感動できる作品。触れたら壊れてしまいそうな彼女の心の繊細さ。その変化を実に細かく描写された美しい作品でした。
この熱く激しい思いをぶつけられるのはあなただけ
【冷静と情熱のあいだ Rosso】
熱く激しい恋愛をしたことがありますか?あんなに激しく愛し合ったのに終わってしまった恋。そんな過去を持った一人の女性が、心に空いた穴を埋めるために感情を抑えながら生きている様子を繊細な背景で描く恋愛小説。きっとあなたも、あの恋愛を思い出してしまいます。
あなたの愛は永遠に続くと言えますか
【四月になれば彼女は】
あなたの日常にある「愛」は、本当で、永遠に続くと自信を持って言えますが?人にある愛という感情に迫った、普通の恋愛小説とは違う感覚の恋愛小説。一瞬の愛を感じることができるか。そこに迫る究極の恋愛小説でした。
あなたは何も悪くない、事実と真実の違いとは
【流浪の月】
世の中の事実と、二人の中の真実。この二つの違いの中でどうやって生きていく。その違いをどうやって受け入れていくのか。現代で起こる誹謗中傷やネット上での優しさという名の勝手な憶測。そして二人が辿り着いた生き方、その安心の場所とは。
私はあなただけの作家。僕は君のファン1号
【ストーリー・セラー】
複雑な思考をすればするほど脳が劣化し、やがて死に至る不治の病におかされてしまった妻。生きたいならば作家を辞めるしかない。究極の選択を迫られた夫婦はこれをどうやって乗り越えていくのか。永遠の夫婦愛が涙なくしては読めない感動ストーリー!
天国に旅立ってしまった君へ
【ラストレター】
初恋の人を死を知った鏡史郎。彼は売れない小説家である。彼が書くことを選んだのは初恋の彼女の影響。スマホで簡単に言葉を送れる今の時代に、手紙という言葉のやりとりが切ない恋の行方をより切なく表現しています。亡くなった初恋の相手は遺した遺書にどんな思いを込めたのか?